一周まわって去年の夏頃に死にかけていた岩手県民でございます。
さて、なぜこんなタイトルかと言いますと、今回のブログで話すのがCG業界で絶滅危惧種に指定されているエフェクトについてだからです。

エフェクト志望は業界全体で見てもかなり少ないです。
理由としては様々あるのですがその１つとして、身に付けなくてはいけないスキルが幅広すぎるというのがあります。

これはUnrealEngineで作った水のマテリアルで、エフェクトはこういった流れる水なども仕事の１つです。
この水の中身は……

こんな感じになっています。
これは何をしているのかというと、簡略化したプログラミングです。
そう、デザイナーなのにプログラミングをするわけです。
もちろんテクスチャも作りますし、エフェクトによっては様々な種類のモデルを作ることもあります。
下の画像は別のエフェクトを作る際に描いた魔法陣の一例です。

とまぁここまでエフェクトのマイナス面での話しかしておらず、そろそろエフェクト志望の人をゼロにしてしまいそうなのでプラス面の話をすると

・就職の倍率が低い

・幅広いスキルを学べる

この２つが大きいと思います。
１つ目に関してはちゃんとした物を作れれば……というのが前提にはなってしまいますが、キャラモデラーやモーション、背景などに比べるとかなり低いそうです。

２つ目は逆に言えば、といった感じですね。
他の職種は数種類のソフトを突き詰めて技術を磨きますが、エフェクトは本当に色んなソフトを触ります。
だからこそ、本気で目指すと描画に関する知識やプログラミングなどの他の職種だとあまり触れない部分の知識を得ることが出来ます。
ちなみにAMGにはCG専門学校では珍しくエフェクトの授業もあります。

えーでもエフェクト志望ってなんかなぁ……と考える方もいらっしゃるでしょう。
確かにキャラモデラーや背景モデラーに比べると華がないように感じてしまうかもしれません。

実際自分もただの地元の友人にエフェクト志望だと話したら「へぇー特殊な所行ったねｗｗ」と言われました。
帰ったらボコボコにしようと思います（笑）

そんな方に見ていただきたいのが、こちらの任天堂様が出しているエフェクトについての記事です。
任天堂ウェブサイト「採用情報　職種紹介ページ」

記事で書かれているくらいエフェクトのゲームへの影響は大きいです。
地味だと思われがちなエフェクトですが、華のある他職種に華があると感じさせる１つの要因がエフェクトなんです。

是非ともこれを読んだ皆様が興味を持つキッカケになればと思います。