MENU

入学イベント
資料請求
WEBエントリー

学院BLOG

Blogタイトルイメージ
Blogタイトルイメージ

【1年生】モーション志望の人にインタビューしてみた!

2023年9月15日 | ゲーム・アニメ3DCG学科

見山:
皆さん、こんにちは。
今週のブログを担当する見山というものです。
今回は少々趣を変えてインタビュー形式でお送りしようと思います。
それではMJさん、よろしくお願いします。

MJ:
はーい、よろしく〜。

見山:
MJさん、では軽く自己紹介をお願いします。

MJ:
こんにちは〜!
同級生から一か月で本名を忘れられ、二重人格を疑われたからそういう設定にしようということで生まれたMJっす!
ちなみにもう一つの人格はこのインタビュー主だよ〜!
やっほ〜!

見山:
ありがとうございます。
紹介にもありました、忘れ去られた本名のほうです。
自分自身にインタビューするというのはなかなかない機会なので、テンション上がってきますね。
テーマパークに来たみたいです。

MJ:
うっひょ〜!
テンション上がるな〜!

---------------------------------

見山:
さて、3DCGにはいくつかの職種があると過去のブログでも記載がありますが、MJさんはいったいどれを担当したいと思っているのでしょうか。

MJ:
モーション!
クラスだとモーションやりたい人が少ないのが悲しくて悲しくて。
こーんなに面白いのに!(両手を広げながら)

見山:
確かに同級生の中だと、自分含めて5人か6人くらいで、モデラー志望と比べるとかなり少なく感じますよね。
そんな中、なぜモーションを志望しているのですか?

MJ:
やっぱりキャラを動かせると楽しいじゃん?
楽しいんですよ!!
モデリングもリギングもやってみたんですけど、モーションには到底勝てない勝てない。
このキャラクターは、「夏期共同制作」といって、ゲームクリエイター科の学生と協力してゲームを作ろう!!っていう期間で作ってたやつで、さっき言ったモデリングからモーションまで全部私一人でやった作品だよ!
じゃじゃーん!
主人公のモデル一つと、モーションがこのキャラだけで18個!
その一部のモーションはこんな感じかな。


夏季共同制作で作った主人公の3Dモデル(人型のほうを担当)


動画1:移動モーション


動画2:ゲームオーバーモーション


動画3:特殊能力発動モーション

見山:
今思うとよくこれ全部やりましたね。

MJ:
絶対オーバーワーク。
マジ疲れた。

見山:
お疲れ様です。
皆さんはやりたいことに特化したほうがいいですよ。
MJさんはもしかしてモデラ―志望ですか?

MJ:
モーション志望って言ったよね?ねぇ!?

---------------------------------

見山:
キャラクターに命を吹き込む職種ともいわれるモーションデザイナーですが、いったいどのような方法でキャラを動かすのですか?

MJ:
まずは参考資料集め!
リファレンスとも言うね!
モーションのリファレンスは動画や映画といった映像作品から集めるのもいいけど、できるなら自分でその動きをするのがいいかも。
自分の経験に勝るものはないからね!
周りに動画を撮ってもらうのもいい方法だよ!

見山:
なるほど、自分で動いて試してみるんですね。
でもそれって周りに人がいたら恥ずかしくないんですか?

MJ:
恥ずかしがらないためにあなたがいるんですけど。

見山:
えっ。

MJ:
えっ?

MJ:
と、冗談はさておき、実際はキャラになりきって動いているから、恥ずかしくないよ。
この時間はデザイナーというより演者だね。
舞台は資料が欲しくなったその時!

見山:
実際、恥ずかしがっていたらいいモーションはできないですからね。

MJ:
資料が集まったら制作に移ろう!
でも最初から動きを完璧に真似ようとしたら確実に失敗します!
アウトっす!
まずは、モーションを組むうえでカギとなるポーズ、キーポーズを探しましょう!
これがカギとなるフレーム、キーフレームにもなるからね。
モーションはこのキーポーズ、キーフレームをつなげて作っていくことになるから、これが崩れると根底からモーションが崩壊してドーンだYO!。

見山:
(YO?)ま、まぁ、最初が肝心ということですね。
この時にうまくいくコツとかあるんですか?

MJ:
あまりキーポーズ、キーフレームを多くしないことかな。
これからまた話すけど、キーフレームとキーフレームの間は「補間」という形で後で滑らかにつながってくれるから、今の時点で滑らかにしようとすると逆に変になるし、調整が膨大で手が付けられなくなっちゃうよ。

見山:
モデリングでもありました、「疎から密」がモーションでも適応されるんですね。

MJ:
キーフレームが打ち終わって、ある程度いい感じかなって思ったら、補間に目を向けてみよう!
おそらく資料と作った動きに差があると感じるはず!
その差を埋めていくように調整からの調整!

ここでやることは、

・動きがずれたところにキーフレームを入れて合わせる。
・動きの緩急を変える。
・滑らかな軌道を描くようにする。

といったところかな。
でもシチュエーションにもよるから、これが正しいってわけでもないよ!

見山:
些細な違いで、思っていたのとは全く異なる伝わり方もしますからね。
実際、この調整が一番大変ではありませんか?

MJ:
マジ大変だと思う。
多分この調整のせいで大半の人が「モーションやりたくない」っていう原因。
私は楽しいと思えたからこの気持ちあんまりわかんないけどね!

見山:
ここでのコツはなんでしょう?

MJ:
気合!

見山:
まさかの根性論!

MJ:
実際、自分が気合でどうにかしてるし…。
ただ、せっかくの3DCGだから、360度どこから見ても違和感を感じないように!ってところはいつも気にしてるかな。
正直ここは反復練習で、私もまだまだ修行中の身ですよ〜。
道は長いですなぁ〜。

見山:
MJさんの学習はまだまだこれからだ!ってことですね。

MJ:
なんか打ち切られそうなのでやめて。

---------------------------------

見山:
MJさんはモーション制作をする中で、具体的に何をしているときが一番楽しく感じていますか?

MJ:
うーん、グラフエディタをいじっているときかな。

見山:
えっ、あのわけわかんない曲線グラフのことですか!?

MJ:
いや、あなたは私なんだからそんな一般人の振りしないでください!
この変人!!

見山:
いやこれは周りから見た人のことを代弁しただけで…(咳払い) 
まぁ、楽しいですよね、あれいじってる時間。
では、そのグラフエディタがどういうものか簡単に説明していただけますか?

MJ:
はい!
グラフエディタはモーションを付けたものすべての情報が、縦軸を変数(座標や回転値)、横軸を時間として線グラフ上で表現されているものって言えばいいかな。


Mayaのグラフエディタの画面。黄色い点はキーフレーム、線はキーフレームとキーフレームをどのようにつないでいるかを表している。

見山:
ありがとうございます。
これはどういうときに使うものなのでしょうか?

MJ:
だいたいの動きはビューポート上でモデルを直接動かすけど、そこでどうしても出てくる謎な挙動、カクツキなどを探したり修正するのに使うね。
ほかにもこのグラフをいじることで緩急を強めたり、きれいな軌道をつけれたりするから、余計なキーフレームを打たなくてよくなるといったメリットもあるんだ。使うといいことあるよ〜。

見山:
動きの細かい修正、挙動の確認が主な使用方法になるということですね。
出来栄えに大きく左右されるので、このグラフとはしっかり向き合っていきたいです。

MJ:
たまにすごいグラフが生まれるからめっちゃ面白い。

見山:
顔が引きつってますよ、MJさん。


すごいグラフの例(何したらこうなるんでしょうね)

---------------------------------

見山:
本日はありがとうございました!

MJ:
ありがとうございました!

見山:
インタビューを受けてどうでしたか?

MJ:
実際こうしたほうが良い作品を作れるとわかっていても、いざ見返してみるとやっていないとかあったりするから、話してる間も自分にもグサグサ刺さりまくりだよ…
特に資料集めの話で、共同制作のモーションは全部動画をとらないで、自分が動いただけの感覚的な情報だけで作ってしまったから、よくなかったな~って思っちゃった。

見山:
この反省を次の作品に活かしていきたいですね。
私も客観的に自分のことを振り返るいい機会になりました。

MJ:
それとここで話した内容は、すべて私が経験したことで導き出した作業方法だったり、使い方だったり、感想だったりするので、すべてが正しいとは限らないよ!
もっといい方法もあると思うし、私も常に模索しています!
たくさん失敗して、たくさん成長していきましょう!
何事も挑戦、挑戦!

見山:
というわけで、終わったので私の中に戻ってくれませんか?

MJ:
まだまだ語り足りないからしゃべろうよ〜!

見山:
はぁ、分裂しているのバレても知りませんよ?

【登場人物】
見山:
今回のインタビュワー。
MJとは同一人物。
落ち着いている雰囲気をしているので、MJとは似ても似つかない性格をしていると言われる。

MJ:
今回のインタビュイー。
見山とは同一人物。
かなり騒がしく、唐突な奇行で周りを困惑させる。
見山と同一人物だということが信じられないと言われる。

※このブログを書いた本人はいたって健常であり、実際に二重人格ではありません。
また、その他精神的疾患を患っていません。
そのため、登場人物の性格には一部フィクションが含まれていることをご了承ください。

体験説明会 資料請求

2分でかんたん申し込み!

学院の資料を取り寄せる