こんにちは！

暑い日々も落ち着いたと思ったら、また暑くなって体がついていきません！
それでもアミューズメントメディア総合学院ゲーム・アニメ３ＤＣＧ学科では夏期制作が佳境の為、多くの生徒が登校しています。
今の時期ゲーム・アニメ３ＤＣＧ学科１年は自主登校期間ですが、制作中のゲームの途中経過プレゼン期間でもあります！
ちょっと忙しく、夏休みがまたどこかへいっちゃいました。

今週は夏期制作を通して３ＤＣＧアニメーションの話をしようと思います。
前期までの授業も少し触れるので、ほぼこれまでの日記ですね。

私は３ＤＣＧモーション志望の人間です。
主にこんな感じで、人のアニメーションを日々学んでいます。

私は夏期制作では老狼が主役のゲームに参加しています。
今回は人間とは違う四つ足の動物のアニメーションを担当することになったのですが、最初はかなり不安でした。
立候補制なので好きで参加したんですけどね…。
チームに入るときはるんるんでした。
しかし私自身、猫や犬が好きー！癒し～！と言っておきながらどう歩くのかどう走るのか、骨格がどうなっているのか、どう関節が動くのか…あれ、何も知らない…。
てか、普通そんなとこ見ないし…もしや、動かせないかもしれないな…！と思いました。

そんな時、思い出したことがあります。
ゲーム・アニメ３ＤＣＧ学科１年は前期でイラストの授業があります。
そこでアニメーションも教えてくれるのですが、モーション志望の人は正確なアニメーションも知ろうねと講師が話してくれました。
そして私はその最初の授業で動物を動かしてみたいですと意思表明していたので、骨格に関する本も紹介して頂いていました。

じゃあとりあえずアニメーションから学ぼう！そうしたら必然的に骨格の話も出るだろう！アニメ好きだし！

という感じで、四足歩行動物アニメーションの作画資料を集めました。
私が見た資料を少し紹介すると、犬の前足と後ろ足に人間が１人ずついると考えるとうまく歩いてくれるそうです。
簡単に言うと獅子舞です。

こんな風にメモして…その後、犬の骨格を模写しました。
関節の動きが人間と全く違うので、描けば描くほど知らないことを吸収することようで面白かったです。
資料も集め終わり、いざモーション作成に取り掛かろう！と3dsmaxを開きました。

おお～！動く！かわいい～～～（モデルは同じチームの同期が作成、最高です）

3dsmaxには四足歩行のリグ（骨）がもともと入っています。
前期の授業では教わりませんが、先生が別で対応してくださいました。
本当に感謝しかないです。

そして、ここでびっくりしたのが、3dsmaxのリグはキーにまとめて全身のポーズを打てなかったこと…。
Human ikは全身ポーズを一つのキーにまとめて打てるのですが、3dsmaxではパーツごとに打っていきます。
私はこの経験が初めてだったので、最初は人と違って四足もあるし…大変だ…とドン引き気味でしたが慣れたら大丈夫です！むしろパーツ別にタイミングをずらせないことにストレスを感じるようになります。
なんとか１ヶ月ほど老狼のアニメーションを作り続け、一通り歩きや走りなどのモーション作業を終えました。
と、ここで思ったことがあります。

うーん、できたのは喜ばしいけど普通に走って普通に歩いていいのかな…悪いことはないんだけど…。

実際にちゃんと歩いて走ってジャンプして見えればゲーム的には問題ありません。
ただ、このゲームの舞台は森の中です。
私が作った歩きや走りは森の中じゃなくても通用します。
それも悪いことじゃないんですが、どうにか森にいる老狼にしたい…。
そこで取り掛かったのが残っていた待機モーションです！
３ＤＣＧゲームでよく見る待機モーションは息をしている動きですよね。
空気を吸うためになんか肩が上がって下がったり、なんか手を常に揺らしていたり、瞬きをしたりというものです。
私も狼が息をしているものをまず作ったのですが、もっと環境に関係する動きが欲しい…と思いました。
背景もモデルも最高だから、アニメーションも上手く繋がりをもたせたい。そこで森を見渡すようなモーションにしよう！と考えました。

実際にゲームに実装した物を見せてもらった時は、狼が森を見渡していてゲームの中に馴染む様子が少し嬉しかったです。
もっともっと方法がたくさん思い浮かぶように成長していきたいですね。

前期の授業では基本的な走りと歩きを習います。
それだけ？！と思ったら、それだけでたくさんの表現ができるんですね。
自分のアイデア次第という感じです！モーションの本格的な授業は後期からだと思うのでこれからも楽しみです。

楽しみといえば秋アニメ、新作ゲームも大注目です！
これからも大忙しですね！
さよなら！