【連載ブログ】ソーシャルゲームとグラフィックデザイナー【第19回】
2012年2月23日 | ゲーム・アニメ3DCG学科
この連載は東京校、大阪校の担任講師が交互に筆を取り、「ゲームグラフィックデザイナー」の職種や仕事内容についてを細かに解説していくコーナーです。
早いもので、もう2月も中旬。まだまだ「春遠からじ」の季節。
皆さんいかがお過ごしですか?大阪校のOばたです。
さて、今回の連載ブログですが
「ソーシャルゲームとゲームグラフィックデザイナー」と
題してお送りいたします。
今や、家庭用ゲーム機やアミューズメントゲーム機、
携帯ゲーム機にせまる勢いのソーシャルゲームですが、
今まで、ソーシャルゲーム開発は家庭用ゲーム機の
サイドビジネスで制作していた感じでしたが、
スマートフォン全盛となった今では、メインビジネスと
している企業も多くなりました。
ソーシャルゲームについてはTVCMなどでも、
目にしている人も多いかと思います。
さてさて、そんな中で、ゲームグラフィックの職種は
どう変わるのでしょうか?
そもそも、ソーシャルゲームとは、
ソーシャルネットワーキングサービス上(SNS)で、
提供されたゲームを通じて他のユーザーとコミュニケーションを
取りながらプレイする、「オンラインゲーム」の事を指します。
スマートフォン等でゲームコンテンツ等をダウンロードしてして
遊ぶゲームは、「ダウンロードゲーム」と言う分野になり、
またゲーム専用のソフトをダウンロードやインストールする事無く、
インターネットに接続すればすぐにでも、プレイできるゲームは、
「ブラウザゲーム」と言います。
最近では、なんか一緒くたに
「携帯及びスマートフォンのゲーム=ソーシャルゲーム」
と言う総称になっている感じですね。
さて、開発されるゲームにもよるのですが、
日本で多いソーシャルゲームは、「Flash(フラッシュ)」
と言われるソフトを使用して制作されます。
現時点においては2Dでのゲームジャンルが多く、
ツールとしても「Flash」の他に「Photoshop」や
「Illustrator」と言った2D系のツールを使って
作成している感じです。
しかし、最近では3DCGでの開発環境も整われて来て、
まだ数は少ないながらも、3Dでのゲームも制作されるように
なって来ました。
スーマートフォンや携帯電話(ガラパゴス携帯=ガラ携)等は今や
1番普及している「携帯ゲーム機」だと言う認識を持って、
家庭用ゲームで発売したゲームを移植して、「ダウンロードゲーム」
として配信したり、また、ソーシャルゲームメーカーと組んで、
ゲーム会社が開発した有名ゲームをソーシャルゲームに制作する
企業も増えてきました。
昨年度では、ゲーム企業の事業展開でソーシャルゲームの
売り上げが、家庭用ゲームソフトの売り上げを上回ったと言う
ニュースは記憶に新しい所だと思います。
今やソーシャルゲームとしてはゲーム会社を含め、新規参入をする
企業も多く、正に生き残りを架けた、戦国時代へと突入している
状態で、今現在、就職活動中の2年生の求人状況の中にも、
ソーシャルゲーム系の開発スタッフ募集の求人も多く、
ゲーム業界においてまだまだ「台風の目」的状況の業界です。
既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、実は、AMGでも
「産学共同プロジェクト」の一環として、
ソーシャルゲームを開発し、配信しています。
ぜひ遊んでみてくださいね!
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就職について他にも聞きたい方は、ぜひ、
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さて次回は、たきもと先生による
「ゲーム会社が求めるグラフィックデザイナー像」を
お送りいたします!
以上、Oばたがお届けいたしました!