【2年生】分析をすることの重要性
2024年1月24日 | ゲームクリエイター学科
こんにちは、ゲームクリエイター学科ゲームプランナー専攻2年の須ヶ間です。
今回は「映画の分析の仕方」についてお話していこうと思います。
まず初めに、ゲームを企画するうえで一番大切なものは何だと思いますか?
私はゲーム作品の構造を理解することだと思います。
コンセプト、ジャンル、システム、ストーリー……構成しているものは沢山ありますが、その構造を知るためにはゲームを分析する必要があり、分析は難しい作業です。
ゲームの分析の仕方はここでは説明しきれないので、今回は映画にしましたが、ゲームの分析の仕方が気になる方は本で調べてみたり、ゲーム制作者のブログを読んでみたり、あるいはアミューズメントメディア総合学院の体験説明会でゲーム業界のプロの先生から直接聞いてみて下さい。
今までにない知識を貰えると思います。
では早速、映画の分析の仕方についてお話していきます。
今回分析したのは、「オズの魔法使い(1939)」です。
この作品を選んだ理由は、私がゲームプランナーとして就職した内定先の会社でおススメされた「SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術」という本に出てきたからです。
この本は学校に入学した際に配布されていたので、早速読んでみました。
※注意点です。ネタバレにならないように、かいつまんで説明しますが、所々作品の内容を含むので読みたくない方はお気を付けください。
今回は映画の分析の中でも、映画の全体の方向性と、映画序盤に絞って解説していきます。
まずこの映画の全体の方向性は、「何かを探して旅に出る」という冒険譚です。
こういった映画で重要なのは「その旅の中で主人公がどう成長していくか」です。
主人公の探し物が何であれ、旅の途中で出会った人や出来事を元に成長していく主人公に観客は共感し、主人公が学んだ成長を自分も学び成長したかのように楽しむのだと思います。
「オズの魔法使い」では、初め主人公のドロシーは日々起こる様々な心配事に頭を悩ませ、こんな心配をしなくてもいい世界に行けたらいいのに、と願います。
これによって私たち観客は、心配のない自由な世界なんてあるのだろうかと、「作品のテーマ」として認識することになります。
ごく普通の家庭に生まれたドロシー、そのドロシーを取り巻く人々の性格や状況を「作品の前提」として私たち観客に知らせた後、ドロシーが旅に出るきっかけになる出来事、竜巻に巻き込まれてオズの国へ行くことになります。
こういった「きっかけ」というのは、私たちが人生を送る中でも必ずあるはずなので、分析の時も着目してみて下さい。
オズの国を旅する中で出会ったカカシ、ブリキのロボット、ライオン、それぞれの目的を叶える為に旅を共にし、さあ最後にそれぞれの目的は叶うのでしょうか……というよりドロシー達はこの旅で何を得られるんだろう、と分析の時は考えるようにすると良いと思います。
オズの魔法使いの分析に関してはここまでにしようと思います。本当はもっと語りたいですが、ネタバレになってしまうので自重します。
この先の分析の仕方については「SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術」に書いてあります、気になる人は購入してみてください。
私がアミューズメントメディア総合学院に入学して初めての長期制作で作ったゲームは「老狼の約束」というアクションアドベンチャーでしたが、この法則を知っていたらもっと人を惹き込むストーリーが書けたと思います。
ゲームプランナーの中でもシナリオ職を目指している人は是非この本を読んで、様々な作品を分析してみて下さい。
それでは!
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