教務のアイコです。
またしてもブログの更新が久しぶりになってしまいました。
今日で5月もおしまいです。時間が過ぎるのは本当に早いものですね。
5月は通常講義以外に、1年生2年生ともに特別講義が開催されました。
今日のエントリでは、特別講義の様子をお伝えします。

ノベルス学科の特別講義では、作家の先生に通常講義とは少し違う内容のお話をしていただいたり、課外授業として様々な見学に出かけたりしています。

まずは2年生の特別講義の様子をご紹介。

今期初めての特別講義には、作家・脚本家の堺三保先生がアメリカから来てくださいました。
「機動戦艦ナデシコ」などのアニメのSF設定も手がけられた堺先生は、現在ＵＳＣこと南カリフォルニア大学大学院映画学部のfilm productionコースに留学中。ちなみにUSCは「スター・ウォーズ」の監督、ジョージ・ルーカスの出身校で、ハリウッド映画を目指す人の登竜門です。
堺先生はこれまでの日本での経歴をさらに活かすべく、作家・脚本家活動と平行して世界で通用する映像演出家としてレベルアップするためにアメリカ留学をされています。

実は通常講義の中でも、映画を見てストーリーの構成を考える課題が出たりしています。今回の堺先生の講義でも、ハリウッド映画の構成をどう小説執筆に活かすかを「ハリウッド式物語術」として実際の映画を例にお話していただきました。
以前に課題のために視聴した映画を例にしていただいたので分かりやすく、実際に体験されていることだからこその説得力もあり、ためになる講義でした。
講義の終了後も学生から色々と執筆テクニックについての質問が飛び出し、有意義な時間となりました。
堺先生からのコメントもいただいたのでそちらも学科ニュースで近日公開です！

続いて1年生。
1年生は課外授業で、小金井市にある「江戸東京たてもの園」を見学に行きました。
この日は初課外授業でさらに、初の午前クラス・午後クラス合同での授業でした。
「江戸東京たてもの園」では江戸時代から昭和初期までの様々な建物が展示されています。
「千と千尋の神隠し」に登場する「油屋」のモデルになった子宝湯もここにあるんですよ。

当日は天候にも恵まれ、いろいろな時代のいろいろな建物を見比べながら、どこが違うか、何が同じか比較表を作ってじっくり見て回りました。みんなそれぞれプリントの余白がなくなるくらい書き込みをしたり写真を撮ったりし、色々と発見があったようです。
建物を通して時代背景や人々の暮らしや文化について考え、そこから得たことを今後の作品執筆に活かすのが今回の課外授業のテーマでした。
こうした取材が、ゆくゆくは小説においてキャラクターが生活する街の設定になり、さらには世界設定につながります。

小説執筆の前の取材やプロット作成は作品制作のための第一歩。今回の見学はそのためのウォーミングアップとして行われました。今回の課外授業で得たことがみんなの今後の作品制作に活かされることを期待しています。
見学終了後にみんなで記念写真も撮りました！

特別講義は今後も随時開催されるので、ブログで随時レポートします。
6月からは、学生のブログ執筆も予定しています。楽しみにしていてくださいね。

では皆さん良い週末を！