ボードゲーム『カタンの開拓者』で、群像劇の演習を!
2023年11月24日 | 小説・シナリオ学科
本日の小説・シナリオ学科、2年生の講義では、富永先生による群像劇の講義が始まりました。
複数人のキャラクターが、それぞれの思惑を抱いて動く物語。
そんな群像劇を執筆するためのモデルとして、ドイツ初の大ヒットボードゲーム『カタンの開拓者』をプレイします。
ルールは次の通りです。
①参加者はそれぞれ自身のアバターとなるキャラクターの設定を用意します。
②二人組になり、一人がゲームを進める開拓団長(差し手)、もう一人が軍師(記録係)として役割を分けます。
③一つのカタンセットに対し、二人組が四チーム、計八人でのグループを作ります。
④グループに一つの「島」をチームごとに「開拓」し、「限られた資源」を「取引したり、時には奪い合ったり」しながら、「自分の開拓エリアを発展」させていきます。
⑤開拓や発展を広げることで得られるポイントを十点分獲得するか、講義時間終了時に一番点数が高かったチームが勝利です。
自分の領地(陣地)を発展させればさせるほどポイントが得られ、資源の回収効率が上がります。
その資源を用いてさらに領地を発展させて十点を目指すゲームなのですが、盗賊という設定を使うと、他チームの資源回収を妨害できます。
他にも、資源をやりくりするルールや、ボーナスポイントを得られるルールがいくつかあって、それらをうまく運用できるとゲームを有利に進められるわけですね。
さて、実際の展開はどうだったかというと……
どのグループもほぼ全員が初挑戦だったのですが、ゲーム内では上記のルールのすべてが登場し、ボーナスポイントの奪い合いにまで発展。
結果プレイ時間が長引き、時間内に決着がつかなかったほど白熱した展開を見せてくれました!
次回の講義では、今回のゲームを題材としてリプレイ小説を書いてもらい、複数の他者を描く演習をしてもらうのですが……
内容が充実しているということは、記録を取るのも大変だったはず!
来週の執筆は記憶と記録が頼りです。
その様子もブログ記事にしますので、次回の更新をお楽しみにお待ちください!