編集部批評会がぼつぼつと
2009年2月12日 | 小説・シナリオ学科
ども、黒鯨です。
当学院には「編集部批評会」という制度があります。
ライトノベルレーベルの編集者に原稿やプロットを読んでいただいて、直接批評してもらうのです。最近では批評シートが返送されるような新人賞も増えてきたとはいえ、直接対面して、さらに総論、意見などが聞けたり質疑応答できるのは、やはり貴重なことなのではないでしょうか。
はい。そこで。
まあ、わたしが考えていることと、編集者さんが思うことで重なるようなことがあったので、そのあたりをちょこちょこと。
それは、ひと言でいうと
いかにもライトノベルっぽい作品が多い
ってことでしょうか。
まあ、ライトノベルなので、まったくの間違いじゃないんですけど。
でも、なんというか「縮小再生産」みたいなものが多い。
他の先生の授業でも聞いたのですが、売れる作品っていうのは「ありそうで、なかったもの」っていう感覚が大事だそうなんですが、だけど、どうも「ありそうで、あるようなもの」という感じがする。
こうなると、ちょっと厳しいですよね。
わたしの口癖なんですけど「あたまおかしい」って批評してるときは、たいてい褒めてます。大なり小なり、そういうところがないと面白くなってこなかったりするので。
みんなも気負わずに「あたまのおかしい」ところをもっと原稿に出してくれるといいなぁと思う今日この頃なのでした。