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ある日の出来事

2008年11月17日 | 小説・シナリオ学科

今日は羊のママの誕生日です。
はい。どうでもいい情報ですね。

先日、とんでもない出来事がありました。

日曜日の朝早く(と言っても午前10時くらい)、長野先生からの電話がかかってきました。
日曜の朝早くから何なんだと、寝起きの羊は不機嫌極まりない様子でその電話をシカトします(20秒くらい呼び出すと留守電に切り替わるしね)。

少し経って、また電話。再び長野先生。

電話に向かってキレ気味の羊。

当然

無視

――講師の電話をシカトとか、今思えばとんでもない暴挙です。

んで、その電話が鳴り止んだ直後に友人Sから電話。
彼女は羊の生活リズムを知っているので、日曜のこんな時間にはまず電話してきません。
よっぽどのことがあって電話してきてるんだなと思って出ました。

『なんで僕の電話には出ないで、

Sさんの電話には出るの?』

電話口には長野先生。
その時取った羊の行動は

『――切っていいですか?』

お前、どんだけ長野先生からの電話に出たくないんだ?

しばらく切る切るなの攻防が繰り広げられ、そんな中

――ピンポーン……

インターホンが鳴り響く。
普段ならまず出ない(大体新聞の勧誘だし、宅配便は前もって連絡を入れてもらうようにしてある)呼び出しだけれど、今回は救いのベル。

『宅配か何か来たみたいなんで切りますね』

返事も待たずに電話を切る羊。てか、どうしてこれまで切らなかったのかが不思議です。人の電話なのに。

居留守使おうとも考えましたが、律儀に出てしまい、後悔。

『来ちゃった☆』

クラスメイツMの登場。
お前、『来ちゃった☆』じゃないだろ!?
しかもインターホンから聞こえてくるのは一人だけの声じゃない。騒がしい。
玄関先で騒がれてもご近所迷惑なので、取り敢えず迎え入れました。

失敗した……

錚々たるメンバーですよ。
ゼロお嬢様を始めとしたクラスメイツが4名、女子の友人2名、そして、鯨先生と長野先生。

各々好き勝手やってくれるんですよ。

ある友人は勝手に冷蔵庫を開けて

『羊さん、何もないじゃないですか。女子の冷蔵庫に何もないって、料理してない証拠ですよ』

とか放っておいてほしいことを抜かし、

ゼロお嬢様ともう一人の友人は勝手にアニマックスチューナーをいじりだしてアニメを見始める。

女子2人は

『羊さんの部屋なのに

テニプリのグッズや同人誌がない!!

どこにあるんですか!?』

と騒ぎ出し、長野先生と鯨先生に至っては、コタツに入り

『羊さん、お茶』

『俺たちお客様』

――呼んでないっつーの……
しかもそのコタツは買ったはいいがパソコンに向かって作業をすることの方が多いので2回くらいしか使われていない、新品同様のコタツ……
でも羊のベストプレイス……

勝手気ままな奴らを見て、羊は

『帰れ!!』

と叫びました。
そんな時、女子2人がソッとケーキの箱を差し出しました。

『お邪魔するから、おみやげです』

よく出来た子たちだ!!
他の面々は何も持ってきやしませんでしたからね。

そしてその日はグッタリと疲れて終わりました。

しかし悪夢はまだ終わらない!!

仕事から帰ってきたら、玄関が明るい。

『あ、羊さん。お帰りなさい』

クラスメイツFが

キッチンから出迎えてくれます。

……おかしい。
どうしている?
帰ったはずだよね!?
どこから入ったの!?

そして、どうして私のエプロンをしてキッチンに立ってるの?
同居を許した記憶はないよ?
そして、どうしてリビングが明るい?

『何作ってんの?』

『あー、鍋です』

『一つ聞いてもいいかな?』

『何でしょう?』

『その材料はどこから……?』

『そりゃ、冷蔵庫ですよ』

愕然……
何てことを……!!
泣きたくなります。

『ちょっと待って…… 何だか賑やかなんだけど…… てか、明らかに私の物だけじゃない靴が
多いんだけど!?』

『皆さんいらっしゃいますよ』

夜。賑やか。そして【皆さん】と呼ばれる面子に物凄く心当たりがある。

『ちょっとそこどいて!!』

Fを流しからどかし、その下を慌てて確認。

ない!!

羊が休日前に楽しむためにため込んでいた、
そしてママや妹や先輩から頂いた

和洋折衷のお酒たちが!!

そしてリビングには

出来上がってベロンベロンな

長野先生と鯨先生……

殺意を覚えました。

『止めたんですよ!羊さんが絶対楽しみにしてるはずだから飲んじゃダメだって』

『でも、鯨先生が、大丈夫大丈夫、殺されるわけじゃないからって』

そう。リビングには押し掛けてきた奴らが揃ってました……

酔っ払った講師二人はコタツがよほど気に入ったのかそこで寝始め、
テレビではアニメがエンドレス放送。
勝手にパソコン開かれて、動画サイト見てる友人もいるし、
ベッドの上は同人誌が散らかされ……

『羊さん、鍋、食べますか?』

『うん…… もう疲れた……』

と言う夢を見ました。
しかも二部構成。
まだ続きがあるんじゃない……?
しかし疲れる夢だった……
夢なのにリアルすぎて怖い……

羊でした☆

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