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特待生の選考を終えて

2008年1月23日 | 小説・シナリオ学科

ホームページの学院ニュースでも記されておりますが、特待生の選考が終わりました。
今回は、残念ながら『該当者なし』になってしまいましたが、いろいろ思うところはありました。


やはり大切なのは「技術力」「独自性(センスともいえるかな)なんだなぁと思ったわけです。

「独自性」は大なり小なり、みなさん持っています。
独自性をどう自分の中から発掘するかのスキルはあるのですが、基本的にはそれ自体を与えることはできません。
そして、結果として、独自性がきちんと打ち出せた作品が、よいところまで残ったかなとは思います。

ですが。独自性を効果的に読者に伝えるには、構成力や演出、文章力といった「基礎的な技術力」が必要なんですね。
それらが少し足りなかった、ということでしょうか。

……うん。でも、逆接的にいえば「技術」は効果的な練習を重ねていけば得られるものですからね。やれば、なんとでもなるというわけです。
(このあたりの修行は、プロになるために必要というより、プロになってからも必要なのですけど)

というわけで。
みな、がりがり努力すればよいと思うのです。
すぐに努力が実らなくても、ヘコまない。ヘコまない。
持論ですが「努力が実る確率」はよくて3割。(一流の野球選手でも、4割バッターっていないでしょう?)
3割の成功率のものを10回連続して失敗する確率なんて5%もないんですから。
95%は10回もトライすれば、成功するわけですよ。

そう考えれば、がんばれる気になってきません?

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