いままでずっと教室を開放して学生諸君の頑張っている姿を見てきたので、あんまり実感がありませんが、いよいよ休みもあけて２学期の授業が本格始動いたしました。
みんなバリバリ頑張っています。

ところで今回、授業資料として、２冊ほど配本したのですが……

一冊目はホビージャパンよりでている
「五代ゆう＆榊一郎の小説指南」

作家のお二人が小説の書き方……というよりも、むしろプロ作家のための精神論を主に語る本。参考になるので、読んでおきなさいということで。

さらに二冊目が「リベンジ×リベンジ」

（そう、私の書いた本です。9月1日に無事発売しました！　ぜひともよろしくお願いします）
違うよ？　教材として買って、売り上げのたしにしようとか、そんなこと考えてないよ？

授業できちんと使うのです。どんな思考で一冊書き上げたとか、作者はどんな狙いをもって構成したとか、あとは改稿作業でのエピソードなどなど。
特に二年生ぐらいになると「原稿へのアドバイスに、どう対応すればいいか迷う」という相談が多くなりますからね。

「あれ？　そんなの一から十まで先生のいうとおりに直していけばいいんじゃないの？」とか思ったそこのあなた。
違います。
いや、そうすれば学生としては楽なのかもしれませんが、それでは講師の先生の劣化コピーにしかなりません。あくまで、学生を小説家にするのが目的であって、そのためにはある意味その講師の先生以上のものを仕上げなければいけないのです。
となると、うまくかみ砕いてアドバイスを自分のものに消化する必要があるわけで。

というわけで、近いうちにそんな授業をしますので。
ここをのぞいている学生諸君は楽しみに待っているようにしてください。