いやはや
2007年4月11日 | 小説・シナリオ学科
長らくご無沙汰しておりました。
やっと原稿を投稿し終え、一段落です。
といっても梗概が二時間で書き上げたやっつけ仕事。
読み返す気力もありません。
それでも午後五時を過ぎたので、中央郵便局まで足を運ぶ次第となりました。
まあ、今日の詳しい話は割愛。
次はMF辺りを目処に、プロットに取りかかろうかと思っています。
今回の原稿について、反省点を上げてみようかと思います。
なにせ今回の原稿、六回も書き直しをするハメになったものです。
それというのも、プロットから原稿にする際に大幅な軌道修正が必要でした。
・対象読者層の想定が、真逆になった。
これが一番の問題でした。
男性向けに書くつもりが原稿にしてみると、どう考えても女性向けな感じになってしまうのです。
先生に相談したところ「この話の流れだと少女漫画を読むような男性か、女性向けだよね」と言われてサプライズ。
原稿を書く前に言って欲しかった次第でありますよ。
・視点をもっとしっかり決めておきましょう。
六回も書き直した主な原因はこれです。
最初は三人称で書いていたのですが、ハードボイルド級に視点が遠すぎて、どうにも作品とあわないので変更。
次に主人公の一人称。サブキャラのモチベーションが作品で明かされなくなってしまって、なんともかんとも。
ふたたび三人称に戻って、主人公よりの三人称。どうもしっくりきません。というのも、上記の問題が解決できてませんでした。
主人公より三人称を「~です。~ます。口調」にして、童話風の一風変わったものにしてみました。でもこれは、根本問題と関係ない。
一人称にして、視点人物を六人使ってみました。先生に相談してみたところ、「ハチクロ」な感じだと言われました。読んだことがないのでどうしようか迷ったのですが、書ききれる自信がなかったので没。
最後に、一人称で視点人物を三人にしました。これで各キャラの心情は一通り書けたので、もういいか、って感じでしたそうな。
・テーマが未定。
これは書いている途中に見失ってしまいました。
その作品で何を書きたいか、しっかりと決めていなかったのが原因です。おかげでエピソードに蛇足感が出てきて、四苦八苦。
・売りが分からない。
作品が完成して、これでした。
作品の売りがさっぱり分からない。売りがないところが売りなんだと言い張れませんかね?
こんな感じでして、なんとも言い難い結果になっていたのであります。
そもそも、これらの問題はプロット段階で解決すべきものだと思うのですよ。
今回の話は、この土台の段階でつまずいていました。
砂上に建てた家みたいなものですよ。
地震が来たら今にも壊れそうです。
作家志望だというのに、困ったものですね。
とはいうものの、長編を書くに当たっての問題点などは少し把握できたので、次に活かしたいものです。
つまりまあ、もっと頑張りましょう。