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鐘の音

2009年1月19日 | 小説・シナリオ学科

最近乳酸菌と仲良しの羊です。

先日、深夜まで起きていた時のことです。
ふとテレビをつけたら、とても大好きなメロディーが聞こえてきました。
リストの『ラ・カンパネラ』です。
リストの曲の中でも二番目に好きな曲。(ちなみに一番は『愛の夢』)
ラ・カンパネラはとても有名な曲なので、
皆様一度は聞いたことがあると思うのですが……
フジコ・ヘミングがよく弾いてます。
ブログじゃ音はお伝え出来ないなぁ……
無料動画サイトで探してみてください。多分あります。
ツタヤならレンタルしてます。

で。
ラ・カンパネラが聞こえてきたんです。
名曲探偵アマデウスって言う、NHKの番組です。

私たちがよく耳にしているのは第三稿目の曲だったって、
その時初めて知りました。

クラシックは聞くけど深く調べないし。
執筆していて、JPOPだと言葉がいろいろ邪魔してくるから
音だけのクラシックをかけているくらいです。
でもその中に好き嫌いがあって、
バイオリンならエルガー、ピアノならリスト
って感じで選曲しているんですね。

この番組では、第一稿から第三稿までを
プロのピアニストが奏でて聞かせてくれていたんです。

同じ作曲者が作っているけれど、
明らかに違いが分かりました。

第一稿目は、若いリストが
最初に感じた鐘の音をそのまま表現した感じ。

第二稿目は、自分の技に自身を持ったリストが
その技術を見せびらかそうとした感じ。

そして第三稿目は、熟練したリストが
本当に聞かせたい音は何なのかが分かって作った感じ。
執拗なまでの高音のピアノの音。これで鐘の音を表現してるんです。

ほんの少し聞いただけの素人がここまで分かるんだから、
相当なもんですよ。

そして羊は考えた。
これって、小説書く時も似てないかな?

初稿は自分が書きたいものをバーって書いて
二稿目からはちょっと迷走しつつも、初稿の時よりレベルアップした
自分の技術を見せたいって言うちょっとした驕りが出てきて、
それから何回か改稿を重ねていくうちに、
本当に書きたいことが分かってきて
無駄な部分がそぎ落とされて、魅せたい部分がより際立つ。

そう気付いた時、羊は自分の作品を読み返しました。
本当にこの作品でやりたいことはなんだろう。
書きたいこと、伝えたいことはなんだろう。

コバルトの原稿を書いていた時に、このことに気付けて、
よかったなと思います。
と言うより、このテレビ番組に出会えてよかった。

普段は衛星でしかやっていない番組なので、
地上波で再放送していてくれてホントによかった!

それから気付いた部分を書き直し。
無駄を削って、本当に書きたいことを文章にしました。

まだまだ未熟です。
でも、今の自分なりに出した答えです。
それが、投稿作品には込められています。

先人たちが苦労して世に出した音楽。
それはホントに無駄のない芸術なんだろうなぁと
ちょっと浸ったりしてね。

そんなリストの考えを勝手に解釈し、
作品を作っていこうと思ったりした羊でした☆

今日は土日に頑張ったから、
マイナス1キロです。
頑張った!

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