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敵はどこに潜んでいるかわからない。

2007年2月4日 | 小説・シナリオ学科

ヒドゥンなホラーです。

最近、一日10枚~15枚を目安に原稿を書いているのですけれども、日々絶やさず書いているとモチベーションも保ちやすいものですね。
そして毎日このペースでは予定していた日に終わらないので、土日はもう少し書こうかと前々から決めておりました。

だがしかし!
昨夜(金曜日)、学校の帰り道に地元で知り合いと邂逅、そのまま遊びに行く流れになってしまいました。
おかげでその日は5枚ほどしか書けなかったのですよ。それはまだいいんです。

今日(土曜日)、地元のコンビニに行ったら別の知り合い(略)
二日連続で遊びに行くことになりました。正直、辛いです。サタデーナイトフィーバーです。
つまりあれです。
円滑な人間関係を築き上げるためには、多少の犠牲もやむなしなのです。

これって言い訳ですよね? まあ、明日は書きましょうか。日曜日ですし。

というわけで、長らく滞っていた本の紹介でも書いてみようかと思います。


それでは、私的かつ的はずれかもしれないですが、紹介をしてみましょうか。

クラウド・コレクター [手帳版] 雲をつかむような話 クラフト・エヴィング商會 (ちくま文庫)

すぐそこの遠い場所 THE DICTIONARY OF AZOTH クラフト・エヴィング商會 (ちくま文庫)

この二冊は、以前にハードカバーで出版された同一タイトルの文庫版です。
一見、タイトルに関連性がないように見えますが、この本は二冊で一セットとなっております。
両方とも二年以上前に出版されたのですけどね。

・まずは、クラウド・コレクターの方から。
これは、クラフト・エヴィング商會の先代であり「雲を売ろうとした男」、二代目店主の吉田傳次郎氏が訪れた、不思議な国アゾットの旅行記です。
何ともまあ、数々のギミックが凝らされた旅行記でして、本の大半はこの旅行記が占めています。
中頃から、読者と、傳次郎氏の孫である三代目店主・吉田浩美氏は、この旅行記の秘密をゴンベン先生と読み解きはじめます。
かの「実験小説 ぬ」と同じくらい、色々なトリックが詰め込まれている一冊なのですよ。

・次に、すぐそこの遠い場所
こちらは、吉田傳次郎氏が残した「アゾット辞典」。
綺麗な写真や奇妙な挿絵で、不思議な国アゾットに存在する様々な面白いものが紹介されています。
例えば、辞書にある「ドラゴン」の項目には、ドラゴンは乗り物であると書かれています。
ドラゴンとは、水面を滑るように行き来する、水都の情緒を味わえる一品だそうですよ。

他にも、「卓球詩人 ピングとポング」や「ゴジと校正士」、「空飛ぶじゅうたんの上のものすごく太った猫の話」など興味をそそる色々な項目が詳細に書かれています。
ツブラディ/ツブラダ」の項なんて、「ライフ・ゴーズ・オン」と書かれていて、分かる人にはたまらない一品です。実にビートルズですね。

ライトノベルを紹介してみようかと思っていたのですが、それに反してこの二冊はライトノベルではないです。
ライトエッセイに分類されて然るべきなのですけれども、まあ手元にあったので丁度良いかな、と思いまして。
何よりも、この二冊に限らず、クラフト・エヴィング系(吉田夫妻)の本はイラストや挿絵が大変美しいのです。だからまあいいでしょう。

今のところ文庫になっているのはこの二冊の他に、「夜に猫が身をひそめるところ Think」「世界でいちばん幸せな屋上 Bolero」計四冊だけだと思います。
私はこの文庫四冊と、ハードカバーの「ないもの、あります」の合計五冊しかもっていないのですけどね。

少し不思議で、何よりも、良い意味でとても”ぬるい本を読みたいときはお勧めですよ。
結構ネタも集まりますし。

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