克・亜樹先生の特別講義
2009年11月25日 | マンガイラスト学科
だいぶ冷え込んできました。
東京校担任のひらこです。寒い方が元気です。
さて、11/11(水)に、『ふたりエッチ』『熱いぞ!猫ヶ谷!!』を連載中の
克・亜樹先生が、特別講義をしてくださいました!
以前にも講師をしてくださっていましたが、今回はネーム講座。
マンガは画力や技術だけでなく、ストーリーが大切です。
そこで今回は、連載を抱えるマンガ家さんの考え方やストーリーの作り方を
教えていただきました。
さてさて、講義の方は、前半は座学と質疑応答をメインに進みます。
ネームについての考え方、普段はどのように作品を生み出しているのかを
お話ししていただきました。
その後は、学生たちからの質問に切り替え。
「どんなところでネームを考えていらっしゃいますか?」
「これはいい!というネタを思いついたけれど、ネームがうまくいかない、ということはありますか?」
「編集さんに、作中のキャラが立っていないと言われました。克先生はどんな風にキャラクターをつくっていますか?」
ひとつひとつの質問に、丁寧に答えてくださるので、
大事なことがたくさんあって学生たちもメモを取るのに必死です。
1年生は、初めてのマンガを編集部に持ち込み、2作目以降を制作中。
ネームで悩むことも多いので、少しでもヒントを得ようと一生懸命です。
2年生はデビューや、デビュー後の作品、連載することも踏まえて講義に集中していました。
講義の後半は、あらかじめ学生に描いてもらっていたネームを
直接指導していただきました。
ネームは「とにかく編集さんの心を掴む、マンガの序盤・4ページ」というテーマです。
内容は自由ですが、「デビューする!」「連載をとる!」という意気込みで、
編集さんの心を惹き付けるネームを描くためのご指導です。
たった4ページなのに、自分の癖を見抜かれて驚く学生や、
弱点を解決する方法を教えてもらった学生などなど、
短時間でも実り多いものになりました。
また、ご指導いただいてすぐに、友達同士でネームを見せ合ったり、
いただいたアドバイスを確認したりと、
すぐに活かそうという姿があちこちで見られました。
丁寧に教えてくださり、また、参加した学生全員のネームを見てくださった克先生。
プロのマンガ家さんの実力と、克先生のお人柄の良さに、
学生たちも感謝の気持ちでいっぱいです。
この講義を通して、今後もマンガをたくさん描こうという気持ちが強くなりました。
克・亜樹先生、本当にありがとうございました!