マンガ的に大変良い効果です。
2011年5月26日 | マンガイラスト学科
あっ こんにちは。マンガ学科のひらこです。
暑かったり肌寒かったりしますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私は今日も元気に隠れております。|д・)Ξスッ
今日は「技術」と「マンガ理論」の講義でした。
「マンガ理論」は、ネームの描き方、ストーリーの組み立て方、
マンガとして面白く見せる(魅せる)演出の仕方を学べる講義です。
「技術」は、マンガを描くための技術をアナログで学ぶ講義です。
1年生は、「平行線」「集中線」を学んでいます。
定規を使っても、真っ直ぐな線を均一に引くのは、結構大変なんですよね。
さて、2年生の「技術」では、スピード感や迫力をどうやって伝えるか、を
ここ数回で教えていただいています。
今日は一眼レフカメラの広角レンズを使って構図の勉強です。
広角レンズで撮影すると、こんな感じ。
…でかいっ。
すっごくローアングルから撮影しているというのもありますが、
手前のもの(この場合は足ですね)が大きく見えますね。
広角レンズで撮影すると、標準のレンズで撮影するよりも、
近くにあるものはより大きく、遠くにあるものはより小さく写ります。
絵が上手いだけではなく、「見せ方」「演出」もマンガの面白みなので、
実際のものよりも誇張されているように見せる構図や効果は、
マンガにとってすごく大事な要素のひとつです。
ファンタジー、アクション、SF、ホラー、ギャグなどなど、ジャンルを問わず使えますよ!
それにしても良い感じの迫力ですねー(笑)
彼は普段は結構いいやつです。真面目です(おだててないです、本当です)
「広角って何?(´・ω・`)」
「写真見ただけじゃ解らない~」
「見上げた角度で描くなんて無理(ノд・。)」
という学生も、実際にカメラを使ってレンズを覗き込んで、
撮影したものを見てみるとよく解るようになります。
ネットや写真集を見るだけではなく、本物を触って使ってみると、
体感するからイメージを掴みやすくなるんですね。
机の上でただ学ぶだけじゃなく、体で感じて覚えよう!
「これからも色々と触ってもらって、色々な世界を見せてあげたいね」
と、先生がおっしゃっていました。