ふなつかずき先生の特別講義を開催しました!
2018年11月21日 | マンガイラスト学科
皆さんこんにちは!
チューターの綾瀬です^^
先日、学生たちが待ちに待った
ふなつかずき先生の特別講義が開催されました!!
ふなつかずき先生といえば、
現在集英社グランドジャンプにて「すんどめ!!ミルキーウェイ」を隔週連載中で、
過去作では「妖怪少女モンスガ」や「華麗なる食卓」などがあります!
大ベテランの作家さんなのです^^
大変有難いことに毎年講義をおこなって下さっていて、マンガ家としてどんな仕事をしてるのか、毎週アシスタントさん達とどう仕事をこなしていっているのかなど、学生からの質問を交えつつ現場ならではのお話を聞かせていただきます!
まずはふなつ先生のアシスタントに行っている卒業生の二人に、講義前の前説で学生の緊張をほぐしていただきました!
今回は学生みんなで行う伝言ゲームです!負けたグループは卒業生のどちらかがデスソースを舐めるという罰ゲームが……!
(辛そうにしている写っている写真がなくて残念……)
今年も学生からの質問が数多くありました!
一部を紹介します^^
Q,作画環境を教えてください。
A,ネームはアナログで、それ以外はフルアナログです。使用ソフトはコミックスタジオ。
次回作からはクリップスタジオに移行しようと思っています。
学生にもその場でアンケートをとると、半分以上がデジタル作画という結果に!
フルデジタルではないにしろ仕上げ段階でデジタルを取り込んでいる学生も多いですね^^
Q,マンガ家の方は、あまりちゃんとご飯を食べたり、決まった時間に眠ったりできないようなイメージをもっているのですが、マンガ家になってから体調を崩されたりしておられますか?(私が体弱いもので…)
A,華麗なる食卓の連載が始まってすぐのときは、2,3時間くらいしか寝なかったですね。机の下で丸くなって寝てました(笑)
睡眠時間的にはハードでしたけど、ご飯はちゃんと食べていましたね。ご飯を食べることだけが楽しみみたいなところもありました。
当時差し入れで担当さんが僕の嫌いなモンブランやうまい棒の納豆味ばっかり持ってきたのは、意味がわからなかったですね!(笑)
マンガ家は倒れてしまうと描ける人間がいなくなってしまうので、ちゃんと体調管理するようになりましたね。
ちなみに、ふなつ先生の自慢はインフルエンザにかかったときでも原稿を一度も落とさなかったことそう。
さ、さすがです…!!!
Q,どんな練習を積んだら、そんなに絵がうまくなるのでしょうか。
A,練習は特にしてないですね。
1日18pずっと描いているので実際、連載が練習みたいになってしまうところもあります。
あとは、息抜きに絵を描くときもありますね。マンガ家っておかしいですよね!あんだけ仕事で絵を描いて、息抜きに絵を描くんですよ(笑)
仕事で絵描いて、息抜きで絵描いて、同じ絵描いてるのに何が違うの?とよく知り合いに言われるんだそう。笑
我々もマンガを描きますが、本当にその通りでこれがまた全然違うのです…!笑
他にもたくさん質問に答えていただきましたが、多すぎるのでこの辺で…!
学生達もたくさん発言してくれて、凄い盛り上がりました^^
いい刺激になったと思います!
質問コーナーの途中で休憩を取りつつ、生原稿とネームを見せていただけることに!
学生達も見落とすまいと隅々まで見ていました!
ガン見!!笑
学生のリアルな悩みも気さくに受け入れてアドバイスしてくださり、大変にありがとうございました!
1日頑張っても1pしか進まないんです。という質問に、終わりをしっかり決めないからだよ!と的確にアドバイスを下さり、
その学生だけでなく、みんなも改めてハッとしたのではないんでしょうか。
学生達も今日1日でいろんな話を聞けて大変勉強になったと思います!
ふなつ先生が最初に特別講義をしてくださってからなんと10年以上になります…!
毎年お忙しい中時間を割いて来て頂き、本当にありがとうございます!
また来年もどうかよろしくお願いいたします!*^^*