こんにちは。副担任の大石です。

マンガ学科では今月、5日に高尾山、11日に恵比寿ガーデンプレイスへと、
２週に渡って校外スケッチに行って来ました！
今回はその時の様子をレポートします。

２年生は勿論、１年生もこの時期になるとデッサンやクロッキーの重要性を理解し始めた頃。
実在するものを描くには、詳細を知る事が必要です。
その為には資料が必要不可欠であり、何よりの資料が「体験」と言うことに繋がります。
色々な場所へ足を運び、色々なものを見ることの大切さを肌で感じた校外スケッチ。
その様子をどうぞ！

***************************************************

11月５日
高尾山に行ってまいりました！！

最初の集合の様子です。パンフレット片手に行程の説明です。
ハイキングコースと言えども山は山。
注意事項はちゃんと守りながら楽しみましょう！

描く前にバテてしまってもいけないので、登りはケーブルカーを使いました。
ケーブカーを降り、少し歩くと展望台が！

記念…もとい、資料写真の撮影会です！
何事にも常に「原稿」が念頭に出てしまうのが、漫画描きとしての良いところだったり悪いところだったり…？

さて、そろそろスケッチの開始です！
皆この実感を表そうと、一心不乱に描き始めました。

この日は天気も良く、絶好のスケッチ日和でした！

バリバリとスケッチも終わり。
帰りは山の空気を満喫しながら徒歩で下山しました。
その道中でも資料の為の撮影が所々で発生し、少し時間がかかってしまうことに（汗

実際の質感と風景の空気。
肌で感じて描いて、今まで以上に資料の大切さや、その表現の難しさに気づけた実習でした。

***************************************************

続いて11日、恵比寿ガーデンプレイス！

この日は風も冷たくあいにくの曇り空でした。
出来るだけの暖を取りながらのスケッチになりましたが…
立ち並ぶ高層ビルや美術的な装飾が多く施された建物にやる気を刺激され、黙々とスケッチを始める学生達。
寒い中ご苦労様でした、本当に。。

ちょうど今月からクリスマスに向けてのイルミネーションが始まっていました。
絶好のモチーフと言わんばかりに、描く、描く、描く！

建物のスケッチは質感表現等が少ない分、装飾の詳細を追う目やパース力が試されるのが自然物スケッチとの違いです。
その点を踏まえながらの作業に多少迷いながらも、ペンを進める学生達。
反復練習こそ確実な成長に繋がると言うことを、少しずつ掴んできているのでしょうか…？

ツリーのスケッチ中、N君です。
だから今日は建物を描こうって（笑

スケッチ→マンガへの連動性。原稿の際にデフォルメを加えるには、実物の詳細を出来るだけ理解していることが不可欠です。
そう言ったマンガへの変換手法も説いて行きながらの校外スケッチ。
それを反復して行くことで確かな技術へ繋がって行くのです。

***************************************************

マンガ学科では今後もこう言った有益な校外授業をどんどん取り入れ、確実な技術向上を目指し、よりデビューへの道を近づけて行きます。
…来年は寒さ対策として、もう少し時期を早めるかも知れませんが。。

お疲れ様！！
みんなスケッチ生かしてね！