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アクション作画監督/立中順平さんの特別講義が開催されました!

2017年3月22日 | 学生発信委員会

こんにちは! アニメーション学科の別所です!
まだ少し肌寒い日が続きますが、もうすぐ春! 待ち遠しいですね!

今回は、3月12日に開催された『ユーリ!!! on ICE』特別講義についてのレポートをお送りします!

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ゲストに来ていただいたのは、アクション作画監督の立中順平さん。『メジャー』や『ダイヤのA』などでもご活躍された、アニメーター歴23年のベテランです!

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そもそもアクション作画監督とは、アクション時のキャラクターの動きを統一する役職とのことです。確かに、『ユーリ!!! on ICE』のようなスポーツアニメの場合は、絵柄だけではなくキャラクターの動きも統一しなければいけないですよね。

作品によってはキャラクターそのものの絵を描くことがほとんどないこともあるそうで、それは初めて知りました。

僕たち学生のアニメ制作では、まだ少し動かすだけでも絵がズレてしまったりすることもあるので、アクション作画監督は熟練の技術を持っていらっしゃるんだなとあらためて実感しました。

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次に、『ユーリ!!! on ICE』で使用された実際のカットを見せていただくと、最初の段階ではただの丸と棒がスケートをしています!
しかし、最初はそんな簡単な絵でも、そこから徐々に肉付けしていくことでだんだんとキャラクターになっていきます。そして最後には『ユーリ!!! on ICE』のキャラクターたちの華麗な演技ができあがっていました。

コツとしては、お客さんはキャラクターの顔を見るので、顔の軌道をしっかり描くことが重要だということや、ほかにも、キャラクターが画面の手前側に来ると演技が早く見えるので、そこを意識するのだと教えてくれました。
今後の僕たちの制作でも、ぜひ覚えて役立てたいと思います!

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続いて、フィギュアスケートのプロの振付師の演技の映像を参考に、実際にラフ絵を書いていただきました。
少しずつ参考映像を動かしながら、1枚1枚絵に起こしていくのですが、プロの方の性格で素早い描写に驚きました!

情報量の少ない世界に再構築することになるので、それに適した絵、描きたい動きをあらかじめイメージすることや、ラフ絵であっても体の向きに注意をすること、指先の軌道は絵を美しくする上で大事なポイントであることなど、多くのことを教えていただきました。アクションだけではなくさまざまな場面で役に立ちそうです!

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そして、12枚のラフ絵ができあがり、連続再生してみると、実際の映像と同じようにキャラクターが氷上で演技をしているように見えます!

ラフであっても基本を押さえていればしっかりした動画になっていました。

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最後に、立中さんからこれから業界を目指す人たちへメッセージをいただきました!

仕事をするうえで心がけていることとしては、「終わらせることですね。最低限のブラッシュアップさえできれば質は保つことができます」と語っていただきました。僕たちも制作を通じて、時間や質について考えさせられることも多かったので、あらためて心にとどめておきたいと思いました!

また、業界に向いている人の特徴として、「アニメーション制作は団体競技なので、自分の役割をしっかり把握していることが大事です」と教えていただきました。今のうちからしっかり覚えておきたい言葉です!
そして、「理不尽なことも多いですが、頑張って続けてください!」と激励の言葉もいただきました!

今回お話しいただいたことは今後のアニメ制作に必要になることばかりで、ぜひ生かしていきたいと思います!
立中さん、お忙しい中本当にありがとうございました!

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