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TVアニメ『甲鉄城のカバネリ』特別講義レポート!!

2016年8月30日 | 学生発信委員会

こんにちは!夏、真っ盛りです!
アニメーション学科の阿部で御座います!
8月も何時の間にか後半になってしまいました。

学院で学べる時間もそろそろ半分、一日一日を大切にしていきたいですね。

さてさて、今回のブログは8月5日に行われました、
TVアニメ『甲鉄城のカバネリ』の特別講義の様子をレポート致します!

では、早速レポートを始めましょう!

今回のゲストは、制作したWIT STUDIOからプロデューサー・制作統括の中武哲也さん、
『甲鉄城のカバネリ』で作画監督を務めました大杉尚広さんにお越しいただきました!

二人とも超エネルギッシュ!なんと!お二方ともにAMGの卒業生!

憧れの先輩たち特別講義とあって、会場には多くの在学生や、
夏休みを利用しての来場者の方々が!

20160830_gakusei_01

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「甲鉄城のカバネリ」は放映当初から学科内から絶賛の声が上がっていた作品でした。

そんな作品の制作背景を知れる貴重な機会会場のテンションも上がっていました!

前置きが長くなりましたね。気になる内容は、まず企画段階の話から。

この作品はWIT STUDIO創立前に制作した『ギルティクラウン』で、監督の荒木哲郎さんと脚本家の大河内一楼さんの相性が非常に良かったことがキッカケだったとのこと。

WIT STUDIOの制作方針である未だ見たことのない作品の制作を実現するために、中武さんたちは、膨大な歴史文献や映画から資料を探したそうです。

特に『カバネリ』は勝負タイトルだったそうで、ビジュアル面に気を使いながら、“新たな面白い”を発見できる世界観を作っていたそうです。

その未開の世界をハイクオリティに描くため、『カバネリ』のスタッフさんたちは徹底した「イメージの共有」をして、これを実現させました!

監督・荒木哲郎さんからスタッフさんに配られた膨大な資料集には細かなキャラクターの仕草や表情が描かれていて、キャラクターにより好感を持てるような工夫が為されています。

キャラクターの個性がとても掴みやすくて、とても描きやすそうです!

ちなみに、中武さんは甲鉄城の指揮を執る菖蒲さまを猛プッシュ!
自分も同じく、菖蒲さまをイチオシしています!

20160830_gakusei_03

それぞれの話数の土台となる“イメージボード”は、まるでアニメーションのワンシーンみたいです。「“完成”に近いイメージがあると、目標が見えやすい」と語る中武さん。

状況が判るイメージが1枚でも在れば、スタッフのみなさんはそれを基にしてシーン作りが可能になりますし、目指す場所も見えやすくなりますよね。勉強になります。

さらに、『カバネリ』の舞台となった「甲鉄城」も膨大な資料が!

車両内の生活感や各話ごとの損害状況など事細かに描かれていますね。

これだけ多くの密度の情報を共有するのはメチャクチャ大変だったそうです。

しかし、これらを纏めることができて、初めて「カバネリ」のクオリティを実現させることが可能なのですね…。
まさにプロの仕事、圧巻です。

そして、いざ作画の作業!

作画監督を務めた大杉さんは『ラブライブ!』や『心が叫びたがってるんだ』など超有名タイトルで作画監督を務めた凄腕のアニメーターさん。

若き頃には上手いアニメーターさんから技術を学ぶために、作画する席を隣にして、ひたすらに技術を磨く努力を続けていたそうです。

キャラクターの個性を感じる繊細な演技やド派手なアクションは、こんな凄い方々が集まって実現できていたんですね…!

『カバネリ』にはキャラクターの動きにかなり拘ったため、アニメーターさんたちは相当な物量をこなしたそうです。

一般的なTVアニメーションが動画の枚数平均が3000枚なのに対し、『カバネリ』1話はなんと8000枚!なんと倍以上です!

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また『カバネリ』は、作画方面でアニメーション業界初の試みしたことでも、話題になりましたよね。それが「メイクアップアニメーター」です!

いわゆる“キメ顔のカット”で、特別に制作をされていたカットがありました!

視聴者の方々の心に突き刺さるようなカットを各話ごとに選んでから、制作に臨んでいたそうです!これを実現できたのは、ソフトウェアを用いたデジタル作画によるものでした。

アニメーターさんが書きあげたセルに、いろんなブラシを用いて美樹本さんのイラストを見事に再現しています・・・!
本当にイラストが動いているみたいですね。

アナログとデジタル、両方の魅力を引き立てる素晴らしい表現です!
「メイクアップアニメーター」は今後のWIT STUDIO作品でも取り入れて行くそうです!

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今回の特別講義を通して感じたのはお二方の深いアニメーションへの愛情でした。

中武さんが冒頭で仰っていた「アニメに支えられて生きています!」や「アニメに恩返しをしていきたい」という言葉は印象的で、今でも心に残っています。

常に業界の先端を行くスタッフの方々のアニメーションへの愛情や情熱が、「カバネリ」での新たな試みや高いクオリティを実現させていたのですね…!

僕らもアニメへの情熱を糧にして、頑張ります!

中武さん、大杉さん、貴重なお話をして頂き、ありがとうございました!
これからも視聴者を驚かせるような作品を待っています!

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甲鉄城のカバネリ DVD/Blu-rayの1巻は好評発売中!

そして、8月24日にはDVD/Blu-ray2巻が発売されました!
今回は書き下ろしのドラマCDが付属!
本編7話での甲鉄城のメンバーがパッケージとなっています♪
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以上、“カバネリでは菖蒲さま派”、阿部がお送りしました!
菖蒲さまファン、もっと増えろ!

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