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小説・シナリオ学科 新講師インタビュー!

2018年6月19日 | 学生発信委員会

こんにちは。小説・シナリオ学科のWです!

題名にある通り、今回は新しい講師の方にインタビューをしたいと思います。

協力してくださったのは、今年度から新しい講師になった明利英司先生です!

明利先生:(以下、明利)
こんにちは。よろしくお願いします。

よろしくお願いします! 
とりあえず、簡単に自己紹介をしていただいてもよろしいですか?

明利:
明利英司です。本名です。


<島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞>に入選してミステリ作家としてデビューしました。
小説以外の趣味は料理でしょうか。居酒屋で料理長をしていました。
学生時代には格闘技(テコンドーなど)をやっていて、運動は好きなほうです。
エレキベースを弾くのも好きで、いまだにバンド活動をしています。

さ、さすが現役の作家さん、というべきでしょうか……!?
プロフィールの内容がとても濃密です……!

では、さっそくインタビューをさせていただきましょう!
かつての『生徒インタビュー』のようにぶっこんだ質問を行って――

………………。

いえ、ぶっこんだ質問をするだけでは、読者の皆さんに興味をもってもらうことはできませんね。

『AMGっていいところかもしれない!』と思ってもらえるような、そんなインタビュー記事にするので、よろしくお願いします!

Q1
先生は講師着任一年目ということで、学院を一歩引いた目線で見られると思います。
先生からご覧になって、AMGはどのように映りましたか?


明利:
入学してくる学生さんの人数も、二年生へと進級する人数も多いことに驚きました。なかなかすごい専門学校ですね。


あと講師の方々が想像していた以上に学生さんのことをよく見ているな、と思いました。
作家としての能力だけでなく、人間面、生活面の指導まで気を利かせています。
私も専門学校(音楽ですが)に通っていましたので比較することができるのですが、AMGは優れていると判断できます。

Q2
明利先生の指導はとても丁寧だと、現時点でも多くの学生が語っています。
そこでお聞きしたいのですが、明利先生が講師として、私たちに一番伝えたいこと(特に伝えたいこと)は何でしょうか?


明利:
お気遣いありがとうございます。丁寧かはわかりませんが、学生さんの原稿はまじめに読ませていただいています。
この仕事はいくらでも手抜きをすることができます。


真摯に原稿と向き合わなくてもプロとしての立場を利用し、もっともらしいことを言っていればいいわけですから。事実、学生さんが文学賞に入選しなくても罰を受けるわけではありません。
学生自身の才能や努力のせいにすればよいのです。


ですが今回私は収入(生活)のためではなく、使命感を背負って講師の仕事を引き受けました。
私自身、小説を教える学校の存在意義や理由を確かめたいし、証明したいと思っています。
これを実現するためには講師だけが頑張ってもしかたがない。学生さん自身も「学校に通ってよかった」と心から言えるようにひたむきに創作に励みましょうね。

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Q3
上の質問と少し似ていますが、先生は私たち学生に、具体的にどんな講義をしたいと考えていらっしゃいますか? 
先生の意図を汲むことができれば、私たちもさらに密度の濃い指導を受けられると思うのです!


明利:
講義については、学生さんのレベルや方向性についてもう少し把握をしてから考えなければならないでしょうね。
とはいえせっかく一般文芸枠の講師として呼んでいただいたので、まずは私の専門分野であるミステリの楽しさを教えるべきなのかもしれません。


個人添削指導は時間が限られていますが、やりかたによっては非常に効果的な授業です。
私は皆さんの原稿から無理やり欠点をひねり出すようなやりかたはしていないので、私からの指摘などはごく当然に出版社から言われるものだと思っていてください。


出版社はもっと厳しいですけどね。それを理解していただいたうえで、ともに作品を磨いていけたらなと思います。


もっとも私は、特筆するほど生真面目な性格ではないので、皆さまが「夢を目指す」という楽しさを忘れないように心掛けたいですね。

Q4
私たちも小説家のタマゴなので、プロットを書いたり、原稿を書いたりするわけですが、これが非常に難しいです。

それは先生も同じだと思うのですが、先生にとって物語を作る過程で一番苦労するのはどのようなことでしょうか? 

またその苦労が立ちはだかった時、どのようにして対処していますか?


明利:
一番苦労するのは、いくら自分が面白いと思っても出版社が納得してくれるとは限らないという点ですね。


私たちの審査基準は「面白く書けているか」ではなく、「出版社の看板を背負いベストセラーを狙えるかどうか」なのです。
対処法としては、とにかく考えまくるしかありません。


ですがね、デビュー後に原稿で悩んでいるとき、ふと「あ、自分は作家になったんだ」と、嬉しく思ったのです。
プロになるまでは、言わせるひとに言わせれば無駄な時間、つまり頑張ったとしてもお金にならない趣味だったものが、仕事になったわけです。


昔どこかの歌手が「楽じゃないけど楽しい道を」と歌っていましたが、そういうことなのだと思います。
世間にはロッククライミングを楽しむ人がいるのだから、作家デビューという高い壁をよじ登る苦労も楽しめるはずですね。
学生の皆さんも一日でも早くプロとして小説と向き合えるように、がんばりましょう。作家になると人生が変わります。
学校に通うことができる二年間は、そのためにあるのです。

Q5
私たち学生の中には、小説家のタマゴであるが故に、色々なジャンルの物語を書いている学生がいます。
自分が上手く書けるジャンルを探しているわけです。明利先生は推理小説などを専門に書いていらっしゃいますよね。

参考までに、明利先生がそのジャンルを書くようになったきっかけを教えてほしいです!


明利:
昔はギャグしか書いていなかったし、その次は純愛もの、そしてホラーでした。本格ミステリにたどり着いたのはこの後ですね。


どんな物語にでもオチがあります。なのでもちろん私も「魅力的、衝撃的」なラストシーンを意識してきました。


そしてこのオチを楽しませる最高峰の小説はミステリといってもいいでしょう。


二十四歳くらいのとき、何冊もミステリを読んでいくうちに楽しさに酔いしれ、自分でも書いてみたくなりました。


このあと初めて書いた長編ミステリ《瑠璃色の一室》という作品を「このミステリーがすごい!大賞」に投稿したところ一次選考を通過したので、このジャンルで入選が狙えるかもしれないと考えて、次もミステリを書いたわけです。

Q6
私が小説家になろうと思った理由は、フィクションの世界に憧れたからです。

自分なりに考えて、フィクションの世界に一番近づける方法は小説家になることだと考えました。

明利先生が小説家になった理由を教えてください。実際に小説家になった方の考えをぜひ知りたいです。


明利:
もちろん創作が好きだったのもありますし、単純に小説家という仕事に憧れもあったのですが、別の理由もあります。


それは、「毎日、朝早くに起きて仕事に通うという日常に耐えられないだろうな」と思ったからです。知人の人気作家も、就職活動が面倒だったから、といってたな……。


とある大作家いわく、「朝寝ができて、社会的な立場もそれなりの仕事」。


たしかにそうですね。しかしそれゆえに、小説が好きでもないひとが目指すこともしばしばあります。ですから補足としてお伝えしますが、作家になるために小説を書こうとするひとが生きていくのは難しいのが現実です。


結局は、小説を書くのが好きだから、その結果として作家になれるひとが強いです。
説明するまでもなく、そもそも小説が上手でないと新人賞に入選できませんよね。

Q7
このブログを見てくださっている人の中には、AMGへの入学を考えている人もいると思います。最後に、そんな人たちへ向けて何かアドバイスなどをお願いします!


明利:
このブログをご覧になっているということは、小説家になりたいという意思が少なからずあるのではないでしょうか。
本校は体験入学・説明会を定期的に催していますので、とにかく何回でも見てみることですね。


学校選びは難しいので、保護者の方もしっかりと内部の風景を確認し、講師とも話をしてみることをお勧めします。保護者の方々は現実を、入学志願者は夢を見て、総合的な面で話し合いを重ね、決めていただきたいですね。


お越しになるのが東京校であるならば、お会いする機会があるかもしれません。
知りたいことがあるのなら「明利に訊きたいことがある」と学校側に伝えていただければ、学校まで伺います。


そのような機会がいつ訪れてもいいように、このアミューズメントメディア総合学院なら自信を持ってお勧めできますよ、といえるように私自身も励んでいかなければなりませんね。

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これでインタビューは終わりになります。
明利先生、ありがとうございました!

いかがでしたでしょうか?
今回紹介させていただいた明利先生の他にも、この学院にはたくさんの先生がいます!
もし機会がありましたら、このブログを通して紹介したいと思います。

それではまたいつか、お会いしましょう!

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