アニメーション学科の卒業制作 進行中!
2016年11月29日 | 学生発信委員会
こんにちは!アニメーション学科の阿部で御座います!
東京でも初雪を観測し、すっかり季節も冬になりました。
もうすっかり年の瀬が近づいてきて、学院での生活も残り僅かです。
悔いの残らないように学院での日々を送っていきたいですね。
さて、今回のブログが僕らのはっしん委員会の最後の記事となります!
最後の記事は僕らアニメーション学科の卒業制作作品「花束島ものがたり」の制作現場の様子をレポートします!
僕らの今まで学んできたことの集大成となる最後の作品制作です!
先日は共同で制作を行っているアニメ・ゲーム3DCG学科さんがCG方面のレポートをしてくださったので、今回はアニメーション学科の『作画』方面でのレポートをしてゆこうと思います!
今回の作品の制作方針として「明るく、楽しい」を掲げ、各アニメーターや担当演出さんの個性を散りばめたエネルギッシュで心温まる成長物語となっています!
「花束島ものがたり」の作画枚数は、なんと約3200枚!
ちなみに、最近のテレビアニメの作画枚数は約4000枚と言われています…!
この物量は例年の卒業制作に比べると比較的多めで、現場のプロが実践している作業と近い物量をこなさなければなりません!
日々の打ち合わせやアニメーター一人単位での進捗の管理を徹底することが不可欠で、情報の入れ違いなどが起こらないためにもコミュニケーションは欠かせません!
画面の大本になるレイアウト作業は美術設定が多くて悪戦苦闘の日々が続きます…!
そんな中、アニメ・ゲーム3DCG学科さんから助け船が!
なんと、モデリングした3DCGを作成してくれたのです!
パースがとても複雑なシーンにはこの3DCGを活用させてもらい、作業の効率化や画面の精度の向上に繋げています。
CGを用いるとこんなに作業がスムーズになるのですね…!
本作のキャラクターはシンプルなキャラクターデザインですが、その分だけ似せるのが非常に大変だという声をよく耳にしています。
小物の設定も相当な数があり、キャラクターの個性を引き出す演技付けにも苦戦しながら一枚一枚の絵を仕上げています…!
苦戦しながらも、アニメーターの皆はそれぞれの個性を活かした作画作業に取り組んでいます。
ド派手なアクションが得意な人、コミカルなギャグシーンな得意な人、シリアスな心理描写が得意な人…
得意不得意がある中で、適正を見抜きながら制作サイドは作業をお願いしていきます。
アニメーション制作は過酷ですが、疲弊している状況でも、それぞれの個性が滲み出たカットが仕上がる度に、チーム内では歓喜の声が上がり、それを称賛し合ったり、刺激としながら、それぞれアニメーション制作を楽しんでいます!
そしていよいよ、アニメ・ゲーム3DCG学科さんが作成してくれた背景や3DCGと合わせてゆきながら一つの画面作りを行う局面になりました。
ついに、作業も折り返し地点まで来て、ほんの少しずつではありますが“完成”の二文字が見えてきました。
まだまだ作業は山積みですが、アニメーション学科・アニメ・ゲーム3DCG学科それぞれの初めての取り組みとして、皆さんの心に残るような作品をお届けできるよう、最後の最後まで制作を楽しみながら、両学科一丸となって全力で取り組んでいきますので、皆さま、『花束島ものがたり』を是非ご覧になってください!
以上、アニメーション学科の阿部がお送りしました!
来期のはっしん委員会のみなさん、よろしくお願いいたします!