みなさん、こんにちは！
アニメーション学科の阿部で御座います！

さて、今回の記事はアニメーション学科１年生の最初の大イベント、
「共同制作発表会」のレポートをお伝えいたします！

アニメーション学科の「共同制作」は新一年生がそれぞれ班ごとに分かれ、企画の立案から編集作業まで実際の現場さながらにアニメーションを制作する伝統的なプロジェクトです！

昨年は僕らもヒィヒィ言いながら作品を完成させました（苦笑）

今年は６つの班に分かれて、それぞれ設定されたテーマに沿った作品が制作されました。
ゲストに現場のプロの方々をお迎えし、作品の品評を行います。

どんな作品が完成したのか、さっそく見てみましょう！

１．「びょうインっ！」

１作目は病院が舞台のオカルティックなホラー作品！
お見舞いに来た少女たちが出会ったのは、ゾンビ化した友人だった…！？

恐怖感や絶望感の演出と最後のオチが上手くマッチングしていて、スリルと意外性がある作品でした。
思わずオチには「やられた！」と思っちゃいました(笑)

２．「いぬコロ」

一途で愛情表現が豊かな犬系女子って可愛いですよね！
２作目はそんな犬系女子の魅力をたっぷり描いたラブコメ作品です。

学園アニメで見られるカットに積極的に挑戦しているように感じました。

ハイテンションな主人公の女のコ(犬系女子)と、知的でクールな先輩の掛け合いがコミカルで、
胸がキュンキュンしちゃいます♡

３．「牙城と荒鷲」

３作目は終末感が漂う世界を舞台としたドッグファイト作品！
作品の時間を短く設定することで、戦闘機による濃密な空中戦を描きました。

あの「板野サーカス」を彷彿とさせるカットにも挑戦！
声優さんを起用せず、重厚な効果音・音楽を用いた演出が見どころです！

４．「ＩＢＵＫＩ」

可愛い彼女は科学者が作った実験用のロボットだった…？
４作目は少年とロボットの少女の恋愛を描いたラブストーリー。

姿を消したしまった少女に合うために、少年は必死に彼女を探す王道展開！
観覧車の前で語り合う幻想的なカットが印象的な作品でした！

５．「JACK　OF ALL TRADES」

５作目は酸素の薄い荒廃した世界で活躍するヒットマンを主人公としたアクション作品。
「中二病」っぽさを演出するのが大変だったそうです。

アニメーションに限らず、特撮やゲームをオマージュしたような要素が散りばめられていて、制作チームのメンバーの表現したいものが伝わって来る作品でした。

６．「こころね」

６作目は誰もが心に持っている心の闇を描いた作品です。
黒と白をイメージさせる対照的な演出が、主人公の葛藤を上手く表現していて、とても良かったと思います。

また、３分という短い時間の中で、テーマが的確に表現できていたのも素晴らしいと思います！

全体を振り返ってみると、今年の共同制作はそれぞれが設定されたテーマを自分たちの制作したい作品に上手く活かしていたように感じています！

それぞれアプローチの仕方は違えど、作品からそれぞれの制作チームごとのこだわりや表現したいことを感じることが出来て、とても魅力的な作品ばかりでした。

発表会を終えた皆さんはやり遂げた達成感や喜びに満ち溢れていました！
一年生の皆さん、怒涛の３か月間、お疲れさまでした！

今後の制作も一緒に頑張ってゆきましょう！