学院BLOG

【イベントレポート】卒業生声優の小林裕介さんによる『スペシャルトークショー』

2022年2月22日 | 声優学科

先日おこなわれた声優学科の学校説明会＆特別イベントをレポート。声優の仕事に興味がある皆さん、声優を目指している皆さんへ、当日の様子をお届けします。

この日のイベントは、アニメ「現実主義勇者の王国再建記」のソーマ・カズヤ、「Re:ゼロから始める異世界生活」ナツキ・スバル、「Dr.STONE」千空など、人気作品で数多くの主役キャラクターを演じる声優の小林裕介さんによるスペシャルトークショー。今回も参加者の皆さんからのご質問に答えていただきました。

「お芝居との向き合い方について教えて欲しいです」という質問に、「重要なのは『キャラ作り』と『役作り』の2つです」と、小林さん。「キャラ」と「役」どちらも同じような言葉に思いますが、「キャラクターは、イラストから自分が抱くイメージ。役は、感情の動きなど、もっと内面的な部分」だと、丁寧に説明してくださいました。演技に入る前に、キャラクターのバックボーンを知り、一つひとつの台詞でどのように表現するか細かく構築。それを現場で確認しながら、洗練されたものに仕上げていくそうです。

「声優として本格的に活動を始めるまでの練習法を教えてください」という質問では、「学生の時から行っていたのは、アニメの音声を録音して主人公の必殺技を叫ぶこと」だと答えてくださった小林さん。「声優になるために、やらなきゃいけない」ではなく、「好きなアニメのキャラクターになりきって台詞を言うことが、ただただ楽しかった」と、当時を振り返りながら楽しそうにお話してくださったのも印象的でした。さらに、この練習では「声マネ」ではなく「芝居マネ」をすることが重要。声は違っていいから、感情を声にのせることをプロ声優から学ぶことが大切だという貴重なアドバイスもいただきました。

「養成所や学校、プロダクションを選ぶ際に気を付けたほうが良いことは何ですか？」という質問では、養成所とスクールの違いを説明してくださったうえで、自分の好きな事、やりたい事とマッチしているか、また、学校やプロダクションの人がどんな人柄なのかを確認することが大切だと話してくださいました。AMGを選んだこと、所属プロダクションのゆーりんプロを選んだことについて「まったく後悔していません」と、小林さん。自分の選んだ道、信じた道をまっすぐ進み、活躍されている小林さんからのメッセージには重みがあり、参加者の皆さんや在校生の胸にもしっかりと響いていたことでしょう。