【特別講義】CHOCOLATE Inc.の武富陵一郎氏による特別講義
2023年4月10日 | キャラクターデザイン学科
CHOCOLATE Inc.の武富陵一郎氏をお招きし、特別講義を実施しました。
― Profile ―
武富 陵一郎
CHOCOLATE Inc.
CHOCOLATE CHARACTER LABEL
編集長
ニュースサイトの編集記者&広告営業、はてなのオウンドメディアプランナーを経て、2018年よりCHOCOLATE Inc.所属。
2022年11月にCHOCOLATE CHARACTER LABELを立ち上げ、キャラクター事業の代表を務める。
担当キャラクターは、おぱんちゅうさぎ、んぽちゃむ、ブルーハムハム他。
WEBメディア、YouTubeチャンネル、企画展示など、オンラインとオフラインを横断した場づくりをおこなう。
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CHOCOLATE Inc.は、エンターテインメント作品を中心としたIPプロデュースや、企業のコミュニケーション課題の解決を通じて、たのしみな未来をつくり出していく会社です。あらゆる分野をエンターテインメント化する企画力&プロデュース力が強みで、SNS発のキャラクターやオリジナルの実写映画、アニメ制作、人気作品の企画展など、幅広く展開されています。
また、昨年11月に立ち上げられたばかりのCHOCOLATE CHARACTER LABEL(CCL)は、「次世代のキャラクターを生み出し、育て、後押しするCHOCOLATEのキャラクターレーベル」。才能あるキャラクタークリエイターと共に、SNSを起点として世界中で愛されるキャラクターを世の中に届けることを目指しているそうです。
「キャラクターデザイナーやイラストレーターという職業は聞きなじみがあるかと思いますが、『キャラクタークリエイター』という職業は意外とないなと気づきました。マンガの読み切りのようなイメージで、トライアルをしてお互いにこのキャラクターは信じられる、続けていけると思ったものは連載していく(長期スパンでキャラクターを出していく)といったマンガ業界のような流れをキャラクターづくりの世界にも持ち込みたいと思っています」と、武富さん。ご自身がマンガ好きとのことで、当日の講義では、マンガやアニメのお話を例に出しながら、分かりやすくお話してくださいました。
SNS発でキャラクターをつくる、育てるために必要なのは「創る」「動かす」「活かす」という3つの項目。
「創る」の説明では、「平面のイラストだけでは分からない『キャラクターの感情』をどう描いていくのか」が重要で、「何通りもあるキャラクターの性格や表情、すべて含めてイラスト」であると教えてくださいました。
「動かす」とは、「様々なシチュエーションを想定して、キャラクターに何かが起きた時のアクション、リアクションを繰り返しながらキャラクターを動かすことで、どんな性格なのかを理解していくこと」だと、武富さん。これは、性格のわからない棒人間のような状態から、キャラクターを魅力的なイキモノに進化させていくための大切な作業だそうです。
「活かす」は、出来上がったキャラクターをより多くの人に見てもらうには、どういう表現が向いているのか探っていく作業。表現するのが最も難しいという1コマ漫画の例から、2コマ、4コマと、コマ割りごとの効果的なキャラクターの見せ方についても色んな例を挙げながら説明してくださり、分かりやすく、楽しい時間でした。
ただイラストを描くだけでなく、多方面に展開できるキャラクターづくりの大切さについて深く考えさせられる講義。終わった後も学生からの感想や質問に一つひとつ丁寧に対応してくださいました。
AMGの講師は全員が現役のプロ。エンタテインメント業界の第一線で活躍するプロから、技術はもちろん、この日のような業界の情報を学ぶことができます。
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