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イラストレーターのタカヤマトシアキ先生による『スペシャルトークイベント』

2022年5月19日 | キャラクターデザイン学科

トレーディングカードゲーム(TCG)やコンシューマー、ソーシャルゲーム等でキャラクターデザインやイラストなどを数多く手掛けるタカヤマトシアキ先生。『デュエル・マスターズ』『カードファイト!!ヴァンガード』『三国志大戦』『神撃のバハムート』『マジック:ザ・ギャザリング』など、人気作のイラストで大活躍されています。イベントでは、事前に募った質問に加え、参加者から当日に出た質問にも答えてくださいました。

― イラストレーターになった経緯を教えてください。

「高校2年生の進路相談の時期にはまだ本格的に絵を描いてはなかったですが、絵で生活をしていければ良いなという気持ちはありました。でも、当時はイラストレーターという職業があまり世の中に浸透しておらず、ましてや、今描いているカードゲームなど、エンタメ系の絵の仕事はとても珍しくて。一番上の兄弟が美術系の専門学校に通っていたこともあり、イラスト学科がある専門学校に入学を決めました。」

― 卒業後は、すぐにイラストのお仕事を始められたんですか?

「卒業後は、専門学校の先生に紹介してもらった会社に就職して、主に食品パッケージやマンションのパースイラストを描いていました。イラスト系の求人がほぼない時代に就職できたのは良かったんですが、いざ仕事が始まると、イラストレーターとして自分が描きたいものとは違うなと感じたんです。イラストレーターを目指そうと思ったきっかけが、天野喜孝さんのイラストやプラモデルのパッケージだったので、写真のようにフルーツやマンションを描くのは、方向性が違うなと。それで、すぐに会社を辞めてしまったんです。ただ、無計画に辞めてしまったので、仕事をもらえるようになるまではすごく苦労しました。雑誌のコンテストにも応募していましたが、投稿しては落選し…というのを繰り返して、気付けば27歳になっていました(笑)。だから、アミューズメントメディア総合学院みたいに、カリキュラムをしっかりと組んでくれて、現役のクリエイターさんに教えてもらえるっていうのは、素晴らしい環境だと思いますよ。」

― フリーランスのお仕事はなにがきっかけだったんですか?

「これも専門学校の先生からTCGのイラストのお話をいただいたのがきっかけでした。バンダイさんから新しい商品を発売する企画があって、イラストレーターが必要だということで、たまたま声を掛けていただいたんですけど、すごくありがたかったですね。」

― そこからドラゴンを200体も描かれたんですよね(笑)。

「TCGって、新シリーズを年に4、5回ぐらい出すので、新規のイラストが100枚ぐらい必要になるわけです。それをイラストレーター5、6人ぐらいで分けるので、1ヶ月半で1人20~30枚ぐらい描くことになります。指示書はありますが、デザインの細かい指示がくるわけではないので、本屋に足を運んで参考になる本を探すなど、本当に大変でした。」

― 1ヶ月半で20体以上のドラゴンを描かれたとのことですが、資料を探す以外にアイデア出しのコツはありますか?

「アイデア出しは、シンプルに考えるのも重要かなと思うんです。一体目を赤にしたら、2体目を青に、その次は緑とか。カードのキャラクターには属性があって、例えば火の能力は赤とか自然は緑とか、ある程度は属性によっても色が決まってきます。そういった縛りが特にない時は、1体目をパワー系にしたら、2体目はスピード系にするなど、シンプルに考えるのも良いかなと思います。」

― 色や配色の方向性は、作業のどの時点で決めていますか?また、参考にしたり影響を受けたりしたものがあれば教えてください。

「こういう感じで描きたいなっていうイメージは写真であることが多いです。今映し出している真ん中の絵も写真を参考にしました。夏っぽい写真があって、基本のトーンが青で、女の人が麦わら帽子をかぶっていて、下からあてたレフ版で、オレンジ色の反射光が顔にあたっているような写真でした。写真のままの色だと濃すぎたり暗くなりすぎたりするので、もう少し自分なりに明るいトーンにしたら良いかなとか、トライ&エラーで常に知識をアップデートするようにしています。」

― プロのイラストレーターの方でも、お仕事の合間などで絵の練習をすることはありますか?

「自分なりにもう一段階アップデートしたいという思いがあるので、練習はしています。最新の絵柄や色使い、技術もアップデートしていかないと駄目だなって。もちろん、これまでの自分のスタイルは認知もされているし、仕事もきますが、このままだと将来、先細りしてしまうなという危機感も持っています。一日一時間を目安にPinterestで『エモい写真』とかでキーワード検索して、この色使い今っぽいなとか、素敵だなっていうのをチョイスして、模写するようにしています。イラストが上手な人はたくさん練習してると思うし、プロになってもそういうことを念頭に置いてる方は伸び率も違うと思います。」

― 新人の頃の報酬から、どうやってイラストの価格を上げていくんですか?

「まずは仕事で信頼関係を構築することが大切です。新人の頃は、例えば当初予定していた納期より短くなったり、最初に指定されたものと違う修正がきたりした時にもクライアントの要望をしっかりと聞いて柔軟に対応していると、その分のポイントがたまるから、色んな交渉ができるようになるんです。クオリティが高いことは前提ですが、それに加えてコツコツ頑張って仕事の評価を上げていけば、報酬の条件を提示しても快く承諾してくれるようになると思います。」

― イラストレーターさん同士のお付き合いはありますか?

「当時はTCGの企画が始まるときや第一弾の発売記念を終えた後とかに、パーティーがあったんです。大手の出版社さんも、一緒にお仕事をすると、そういった会にも声を掛けてくださるので、名刺を交換して、コミュニケーションを取って、横の繋がりを増やしていく感じでした。」

― ロボットなどの局面を描く時、エアブラシなどを使うとプラスチックみたいに安っぽくなってしまいます。

「普段は、エアブラシじゃなくて、点描みたいに描いてます。グラデーションはざっくり描いた後にぼかしツールとかで混ぜると、平面なグラデーションに多少表情が出るんです。混ぜるときも、細い筆で塗り重ねるような感じで描くと、濃淡が出て表情が残ります。色をたくさん使い過ぎちゃうと絵が難しくはなりますが、トーンの幅を狭めながらもいろんな色を使ってあげると、全体が華やかな感じに仕上がります。」

最後は、予定にはない貴重なライブペイントまで見せてくださったタカヤマトシアキ先生。5月30日には3冊目となる画集が発売されますので、要チェックです。

AMGでは、今後も楽しいイベントをたくさん開催します。絵が好きな方、イラストレーターのお仕事に興味がある方は、ぜひ一度イベントに参加してみてください。2023年度、早期エントリーは5月31日まで受付中!6月からはAOエントリーが開始します!

▼今後のイベント情報はこちら
https://www.amgakuin.co.jp/ssl/setsumeikai/

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