【イベントレポート】アニメ制作会社ufotableから学ぶ「アニメ制作の魅力と求められる人」
2023年9月20日 | アニメーション学科
アニメ『鬼滅の刃』や『Fate/stay night[Heaven’s Feel]』などを手掛けるufotableの近藤亮さんにご来校いただきました。在校生向けの企業説明会にもお越しいただいている近藤さん。この日は、アニメ業界に興味のある参加者の方へ向けて「アニメ制作の魅力と求められる人」についてお話をしてくださいました。
AMGでは毎回、人気作品を手掛ける大手エンタメ企業の方をゲストにお招きし体験説明会をおこなっています。
★AMGのオープンキャンパス★
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さらに、この日はAMGの2022年卒業生で、現在ufotableのアニメーターとして働いている前野さんにもお越しいただきました。卒業からわずか1年程で人気アニメのクレジットに名前が載るなど、たいへんご活躍されています。
▼AMGには前野さんのように夢を叶えた先輩たちが数多くいます。
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体験講義では「アニメを作る人は何が楽しくてその仕事をしているのか?」について、5つのことを挙げながら説明してくださいました。
◆アニメ業界で働く理由
・好きな作品に関われる
・皆で一つの作品を作り上げるのが楽しい
・アニメに将来性を感じている
・新しい技術、表現に挑戦できる
・スキルがあれば仕事になる
< 好きな作品に関われる >
「アニメの仕事をしていると、自分が好きだった作品にスタッフとして参加し、クレジットに名前が入るなど、『好きな作品に関わる』ことができるので、アニメ好きの人にとっては魅力の一つかもしれません」。
< 皆で一つの作品を作り上げるのが楽しい >
「一つの作品をつくるのに200~300人程の人が関わっており、「それぞれのスキルを持ち寄る」ことによってアニメが完成します。作品の中で貢献の仕方がいくつもあるため、『多くの人と協力しながら作品を作り上げる』ことで、熱量やスキルなど仲間と刺激し合える環境で働くことができます」。
< アニメに将来性を感じている >
「アニメを含む日本のコンテンツ産業は海外展開されており、今後の成長にも期待できます。そうした業界で働くということは、個人のスキルやお給料なども合わせて成長していくということです」。
< 新しい技術、表現に挑戦できる >
「2D×3Dのハイブリット、AI、機械学習の活用など、新しい技術が登場している中で、情報のアップデートが求められるアニメ業界。常に新しいことにチャレンジできる環境もアニメの仕事をする魅力の一つでしょう」。
< スキルがあれば仕事になる >
「センスや才能もあるけど、基本は技術。正しい時間をかけて正しい努力をすれば技術を身に付けることができます。それを魅力に感じてアニメ業界で働いている人もたくさんいると思います」。
そして、「この中から一つでも自分に当てはまりそうなことがある人は、この仕事にきっと向いているんじゃないかな。トライしてみても良いんじゃないかなと思います」と、話してくださいました。
アニメ業界で「求められる人」については、「常に情報のアップデートができる人」であると、近藤さん。「これまで、日本、そして世界で評価されてきたアニメの良さを最大限に伸ばしながら、新しい映像、新しい技術を取り入れ、ユーザーを楽しませることが重要です」と、教えてくださいました。
AMGでは学校説明会や個別相談会と並行して、今日のような楽しく実りある企画を今後もたくさん行いながら、アニメーション業界を目指す皆さんを応援します。
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