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アニメ「名探偵コナン」鈴木園子役で知られる松井菜桜子先生(声優学科講師)のパーソナルインタビュー

長年ご指導いただいている先生、学生たちから人気の先生など、AMG「名物講師」にインタビュー。エンタメ業界のプロとして、若い世代を育てる講師として活躍する先生方のパーソナルな一面をお届けします。

松井 菜桜子先生

代表作

【アニメ】「名探偵コナン」鈴木園子、「ハピネスチャージプリキュア!」妖精リボン、「ONE PIECE」モネ、「トリコ」ラブ、「ガンダムZZ」ルー・ルカ、「デスノート」南空ナオミ、「ハイスクール奇面組」宇留千絵、「サイレント・メビウス」香津美・リキュー
【映画(吹き替え)】『ゴースト』デミ・ムーア、『フレンチ・キス』メグ・ライアン
【ナレーション】「奇跡体験アンビリバボー」「高橋尚子のスマイルプロ」
他、多数

担当学科/科目

声優学科/アフレコ

AMG講師歴

20年程

好きなもの

ゲーム:『スイカゲーム』
映画:『トップガン』『グレイテストショーマン』
言葉:「どんな人(悪役キャラ)にもその人にとっての正義がある」

デイリールーティーン

寝る前にベッドの上でストレッチ
滑舌の練習方法として、口角をあげて表情筋を鍛えることが大事なので、笑顔で顔の筋トレも

休日の過ごし方

関東のアウトレットはすべて制覇!アウトレットパトロール

挑戦したいこと

筋トレと英会話

一日のスケジュール

7:00

起床

8:00

朝食

10:00

声優学科の演技レッスン開始

17:00

声優学科の演技レッスン終了

声優の仕事に加え、プロダクションの社長業やスタジオ運営をおこなっているため、キャスティングや収録の立ち合い、スタジオ業務全般

20:00

夕飯

21:00

台本を細かく確認、次の日のお仕事のイメージトレーニング、ニュース番組のチェック、「よしもと新喜劇」を観る など

2:00

就寝

INTERVIEWミュージカル俳優に憧れた松井先生が、声優の道を選ぶまで

ピアノ、絵画、ダンスなど、様々な習い事をしながら過ごした学生時代。松井先生の夢は、ミュージカル俳優だった。

松井先生「幼少期から、ピアノ教室や絵画教室など、色んな習い事に通わせてもらってました。学生時代は、テレビ局に勤めていた姉から舞台のチケットをもらうことも多く、劇団四季などの公演を観に行ってましたね。そこで、ミュージカル俳優に憧れを持って、高校生の時はバレエや創作ダンスの教室に通いながら、小劇団の公演にも参加していました」

ミュージカル俳優を目指す中で見つけた“本当に向いているもの”。「声がいいね」という周囲の言葉に後押しされ、声優の道へ。

松井先生「高校卒業後、ミュージカルの養成所に入所したのですが、オーディションで選ばれる人はみんな高身長でダンスが上手な人ばかりでした。そうした状況が続く中で、自分には向いてないのかなって。現実を見つめたほうが良いのかなって思ったのが、ちょうど二十歳ぐらいの時でした。でも、そんなときに周りの方から『声がいいね』って言われることに気づいたんです。

高校生の頃も養成所時代も喫茶店のウェイトレスやスーパーの試食販売員など、3つほどバイトの掛け持ちをしていたんですけど、お店の本社の方やお客さんから『いい声ね』って声を掛けていただくことがあって。“声優”の“せ”の字も浮かばないほど自分では全く知識がなかったんですけど、周りの方から褒められたことをこの先の進路の参考にしたほうが良いなと感じたんです。
その後、本格的に声の仕事をするため、声優の養成所に入りました」

INTERVIEW“やりがい”“幸せ”。松井先生が声優の仕事で日々感じること

長年、業界の第一線で活躍し続けているプロ声優ならではの感覚。仕事でやりがいを感じるのは“自分の心と役がシンクロしたとき”。

松井先生「声優の仕事をしていて、頭で考える演技プランを超えて、自分の心の深いところと役がシンクロできた時は、すごくやりがいを感じます。アニメのアフレコの場合は、二次元の絵に声をあてるわけですけど、長年にわたって演じてきたキャラクターは、私が喋ってるのか、そのキャラクターが喋ってるのかっていう境目がなくなる瞬間があるんですよね。まさに、シンクロしている感覚です。プロの声優でもその経験を持てるのって、なかなかないことだと思うので、これはもう本当に役者冥利に尽きるなと思います」

“ずっとこの時間が続けばいいのに”。人生の中で幸せを感じる瞬間は、“休みの日にも仕事の日にも”。

松井先生「日々の生活の中で幸せを感じる瞬間は、2つ。一つは、休みができた時に何をしようか考えている時間です。以前はハードスケジュールで、食事の時間も十分にとれず、3ヵ月休みがないような生活が続いていたので、ゆっくりできる時間がなかったんです。

同級生の友達が海外旅行に行ってるのを見て、羨ましいなと思うこともありましたけど、当時は、遊んでいる間にオーディションや仕事が奪われるんじゃないかという怖さのほうが大きくて。でも、今は自分の時間も確保できるようになって、自由に使える日に何をしようか考えられる時間があることに幸せを感じます。

もう一つは、仕事中のふとした瞬間です。30年近く続いている『名探偵コナン』のアフレコ現場で、気心の知れたメンバーたちと一緒に仕事をしているとき、この時間をあとどれくらい私は味わっていられるんだろうって思うことが多くなりました。休憩のとき、スタジオの空調の音や風で揺れる壁のカーテンを眺めながら、ずっとこの時間が続けばいいのにって。この空間にいられることの幸せをいつも噛み締めてます」

INTERVIEWAMG声優学科の講師・松井先生の思い

“声で自分の人生を変えられる”ということをもっと学びたい。その思いが、講師の仕事に繋がった。

松井先生「声優の仕事をしている時から講師の仕事に興味があったので、事務所の社長にお願いして特別講義を行うこともありました。同時に声にまつわる本を書きたいという思いもあったんです。声優や役者を目指す方だけに限らず、普段の生活の中でも声で人間関係を少し変えられたり、テンションを上げられたりという経験は多いと思うんです。

20年以上お世話になったプロダクションを辞めて、フリーランスとして活動することになった時は不安な気持ちもありましたが、ちょうどそのタイミングでAMGの講師のお話もいただいて。『声で自分の人生を変えられる』ということを勉強したい気持ちがずっとあったので、自然と講師の仕事にも繋がったんだと思います」

授業では常に、“現場に出たときにみんなが困らない知識、実践で役に立つ情報”を伝えていきたい。

松井先生「プロダクション所属オーディションの自己PRって、大抵30秒なんです。だから、授業では10秒から徐々に時間を伸ばしていって、何パターンも作る練習を行っています。まずは、自分の長所をとにかく書き出してもらいます。
うまく書けない学生がいたら、『子どもの頃に親や親戚、先生から言われたこと、周りの友達から言われること、どんな些細なことでも良いから』って声を掛けて、自分の良いところをリサーチして『自分で自分を褒める能力を高めていこう』と、常に指導しています。また、今は昔ほど大人の人との会話に慣れていない子が多いのかなと思うので、同世代の友達だけで盛り上がる話ばかりじゃなく、上の世代の人たちからも魅力的な子だなと思ってもらうにはどうすれば良いか?という視点も持ってほしいと話しています。それから、スタジオマナーにも力を入れてレッスンを行っています。

現場に入ったら、目を見てしっかりと挨拶をすることが一番大切です。その他にも、ベテランの方よりも早くスタジオに行って、新人は扉の近くに座るとか、スタジオのドアの開け閉めを行うとか、たくさんあるんですけど、初めての現場だと分からないですよね。だから、先に仲間内でリサーチしたり、分からないことは事前にスタジオのスタッフの方やエンジニアの方に聞いたり。AMGの授業の中でも実際にスタジオに入るときを想定して、挨拶の練習もしています。
現場に出たときにみんなが困らない知識、実践で役に立つ情報を学生たちには常に伝えていきたいと思っています」

学生一人ひとりの自由な発想力を大切にし、個性を褒めて伸ばしていく。それが、松井先生の指導理念。

松井先生「学生たちはまだまだ経験も足りないので、気付きが必要です。台本を見ながら、どういうシチュエーションなのか、どうしてこの言葉の繋ぎに間があるのかなど、みんなで一緒に考えるようにしています。
説明をすると学生たちが頷きながらすごく感動しているのが伝わってくるので、教えていて非常に気持ちが良いですね。

授業の課題では、滑舌のトレーニング、アニメや外画の台本の読解などを行うことが多いのですが、AMGの学生は予習、復習をしっかりとやってきている子が多いなって思います。例えば、ディレクターが、現場で自分が考えていた以上の発想を持って役者が演じた時に、新たな発見があってとても嬉しいという話をお聞きしたことがあるんですけど、私もAMGで学生たちを教えていて、そういう瞬間が何度もあって。『そこまで考えてきてくれたんだ!』とか『すごく練習してきたんだね!』とか、それは見ていて分かるんですよね。そういう時に講師としてのやりがいを感じます。

アフレコライブの発表会では、同じアニメを何十回と見ていたはずなのに、成長したなって感動して泣いてしまうんですよね。そんなときは、私が考えるその子の持つ個性を言葉にして伝え、一人ひとりの魅力を褒めて伸ばしていこうと思っています」

夢に向かって頑張る学生たちへ

松井先生「AMGは、声優を養成する学校として、独自のシステムと現役声優の講師陣の多さ、教務の先生達の熱意を感じる素晴らしい学校だと思います。『夢を、夢で終わらせない。』というキャッチコピーも素敵です。実際に、声優になるための一歩を踏み出すこと、そのためにできることはたくさんあります。まずは、日本語の専門家になることから。たくさんの本を読んで見聞を広げ、語彙力を高め、初見能力を身に付けてください」

AMGからエンタメ業界に羽ばたいていった卒業生へ

松井先生「『現場でお会いしたいです!』という卒業時の言葉を叶えて、マイク前に凛々しく立つ卒業生の後ろ姿を見ていると、『よくここまで上がってきたなぁ。辛いことも沢山あっただろうなぁ』とこみ上げてくる想いがあります。華開く時期は、人それぞれ。慢心することなく、初心の志を持ち続けて欲しいですね」

ニュース

令和6年能登半島地震について

2024年1月1日に発生した能登半島地震により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
また、被災地等におきまして、
救援や復興支援などの活動に尽力されている方々に深く敬意を表しますとともに、
皆さまの安全と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

ニュース

「ザ花とゆめアイドル」にてマンガイラスト学科2年生の蘇芳つむぎさんが読みきり掲載!

在学2年生の蘇芳つむぎさんの作品『それでも君の瞳は』が「ザ花とゆめアイドル」にて掲載されました!
蘇芳つむぎさんの在学中の作品掲載はなんとAMG史上最多の7回目!
今後の活躍から目が離せません!

© 蘇芳つむぎ/白泉社

蘇芳つむぎさんから喜びのコメントをいただいています!

蘇芳つむぎさんコメント

連載争奪というとても貴重な枠をいただけて、すごく緊張しながら制作しました。 読者の心に寄り添えるような作品づくりを心がけてこれからも頑張ります。

【 関連記事 】
「花とゆめ」にてマンガイラスト学科2年生の蘇芳つむぎさんが読みきり掲載・在学中デビュー! 「別冊フレンド」のまんがセミナーで1年生・蘇芳つむぎさんがAクラスに入選!!

◆   ◆   ◆   ◆   ◆

マンガイラスト学科では在学生・卒業生がマンガ家・イラストレーターとして次々とデビューしています!
効率よく実力を上げることができるカリキュラム、独自のデビューチャンスなど、業界状況も含めて詳しくご紹介した学科パンフレットを無料でお送りしています。
また、学校見学・体験説明会も随時行なっておりますので、ぜひお気軽にお越しください。

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「まんがタイムきららフォワード」にてマンガイラスト学科2年生のせうゆプリンさんが読みきり掲載・在学デビュー!

在学2年生のせうゆプリンさんの作品『マンボウの人魚姫』が「まんがタイムきららフォワード」にて掲載されました!
可愛いキャラと独特の世界観が癖になる作品です。
在学デビューおめでとうございます!

©せうゆプリン/芳文社

せうゆプリンさんから喜びのコメントをいただいています!

せうゆプリンさんコメント

みんな見てくれてありがとうプリン☆
これからも応援してプリン☆
せうゆプリンは本名だプリン☆

◆   ◆   ◆   ◆   ◆

マンガイラスト学科では在学生・卒業生がマンガ家・イラストレーターとして次々とデビューしています!
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また、学校見学・体験説明会も随時行なっておりますので、ぜひお気軽にお越しください。

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株式会社シャフトに内定した阿部さんインタビュー


『五等分の花嫁∽』や『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』シリーズ、『3月のライオン』など、数々の有名タイトルを手掛ける株式会社シャフトに、在校生が内定をいただきました!内定者であるアニメーション学科・阿部さんに、AMGでの思い出や就職が決まるまでの道のりをお聞きしました。

Q1.AMGに入学を決めたのはなぜですか?

在学中にずっと制作に関わることができるからです。
強制的に絵を描かなければいけない状況でないと2年間も絵を描き続けられないと思っていたので、管理講師の元で映像作品を制作し続けることができるAMGに魅力を感じました。

Q2.印象に残っている先生や講義はありますか?

櫻井先生のゼミが1 番印象に残っています。元々無くなってしまうはずだった講義を担任の先生や講師の方にどうしてもやってほしいとお願いして入れてもらった講義なので、時間割に組み込まれていた時は小躍りをしました。映像作品の見方や映像制作に対する姿勢を大きく変えてくれた大切な時間でした。

Q3.クラスの雰囲気や担任の先生との思い出はありますか?

担任の先生には就職活動についてよく相談をしていました。作画も仕上げも撮影も制作進行の仕事も全部同じくらい魅力的で、どの職種でどこに書類を送るかの話を延々聞いていただいた気がします。

Q4.夏期・冬期共同制作(学院祭・発表会含む)の思い出を教えてください。

共同制作はあまりにも大変だったので、記憶が曖昧になっています(笑)。
作品づくりの過酷さを実感しました。

Q5.就職活動・就職指導の思い出を教えてください。

右も左も分からないまま面接に行き玉砕したことがありました。就職活動の序盤では、うまくいかないことも多くありましたが、何度も試験を繰り返すうちに段々とやりたいことが見えてきて、本命の会社では熱意をもって挑むことができたので最後まで諦めなくて良かったなと思いました。

Q6.これからどんなクリエイターになりたいですか?

好きの気持ちに誠実でいられるクリエイターになりたいです。

Q7.最後に、業界を目指す皆さんへのメッセージをお願いします。

アニメ制作に1 番必要なのは体力と精神力だと思っています。私にはまだ足りていない要素ですが、アニメをつくるお仕事に興味がある方、体力や精神力に少しでも自信がある方には是非アニメ業界を目指して欲しいです。一緒に頑張りましょう!

◆   ◆   ◆   ◆   ◆

阿部さん、ありがとうございました。
AMGでは、実践的なカリキュラムはもちろんのこと、著名クリエイターによる特別講義や模擬面接など、学生たちの就職活動の手厚いサポートにも力を入れています。
カリキュラムや就職実績について詳しく知りたい方には、無料でパンフレットを送付いたしております。
また、学校見学・体験説明会も随時開催しておりますので、お気軽にお越しください。

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「花とゆめ」にてマンガイラスト学科2年生の蘇芳つむぎさんが読みきり掲載・在学中デビュー!

在学2年生の 蘇芳つむぎさんの作品『落合いは陽だまりで』が「花とゆめ」にて掲載されました!

© 蘇芳つむぎ/白泉社

こちらの作品は、人気声優の下野紘さんと島﨑信長さんがパーソナリティを務めるインターネットラジオ「花とゆめ 男子会!?らじお」の“漫画家さんいらっしゃーい”のコーナーでも取り上げられています。
蘇芳つむぎさんの作品制作のお悩みや裏話が聞けるほか、パーソナリティのお二人が、作品の感想も語ってくれていますので、ぜひこちらもご視聴ください!
⇒「花とゆめ 男子会!?らじお」(外部サイトへ移動します)

蘇芳つむぎさんから喜びのコメントをいただいています!

蘇芳つむぎさんコメント

本誌掲載というとてもありがたい機会をいただけてとても嬉しく思います。
少しでも読者の心に残るような作品をつくっていきたいです。

【 関連記事 】
「別冊フレンド」のまんがセミナーで1年生・蘇芳つむぎさんがAクラスに入選!!

◆   ◆   ◆   ◆   ◆

マンガイラスト学科では在学生・卒業生がマンガ家・イラストレーターとして次々とデビューしています!
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また、学校見学・体験説明会も随時行なっておりますので、ぜひお気軽にお越しください。

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【アニメーション学科】2023年度 1年次前期共同制作発表会を実施

アニメーション学科を筆頭に、ゲーム・アニメ3DCG学科、声優学科の学生と合同で行うAMGのアニメ共同制作。実際に作品をつくりながら、企画、設定、絵コンテ、作画、仕上げ、撮影、編集といったアニメーション制作の全行程を学びます。
上映発表会では、全4チームの作品が上映されました。
自身の作品はもちろん、他のチームの作品を見て研究したり、現役プロ講師の先生方に講評をいただいたりする貴重な機会。
「実践」を重視したAMGのカリキュラムでは、2年間で複数の作品をつくることができるため、学生たちは、この日に感じたことや先生方から教わったことを胸に、次の制作に活かしていきます。

現役プロ講師の先生方



アニメーション学科の学生たちがつくり上げた渾身の作品。是非、ご覧ください。

Aグループ作品『パラノイア』

【あらすじ】
冴えない会社員の佐藤は、1人公園で落ち込んでいた。 そこへ謎の少女が。
「おじさん、なにしてるの?」 楽しそうに問いかける少女の目的とは…。

【監督コメント】
作品に登場する謎の少女は、可愛さと怪しさを両立したキャラクターにしようと頑張りました。後味の悪い終わり方ですが、そのぶんオリジナリティを出せたので、良かったと思います。
制作過程では、自分の考えを上手く言語化して、皆に伝えることが難しかったです。人員と日数が限られる中で何を優先し、何を切り捨てるかを決めるのも大変でした。
監督としては不甲斐ないところばかりでしたが、皆に助けられてなんとか完成できました。感謝しています。



Bグループ作品『地獄太夫』

【あらすじ】
春の暮夜、囃の音に合わせ歩を進める天美太夫が花街を風靡する。
誰もがその妖しげな花魁道中に魅入る中、一人虚な目をした片角の童を天美は静かに見つめる…。

【監督コメント】
今作は「花魁×ショタ」をテーマに、情緒ある作品づくりに挑戦しました。「外八文字歩き」や廓言葉など、花魁特有の表現がポイントです。
今回の制作を通して、観る側から作り手になることの楽しさを知ることができました。同時に、ゴールに辿り着くまでのマネジメント能力やリスクヘッジの重要さも知りました。出鼻を挫く結果となってしまいましたが、得た物は多いと感じています。



Cグループ作品『ライチャス☆トレイン!』

【あらすじ】
平和な電車内に大事件発生!?限界サラリーマンが「ヴィラン」に取りつかれ怪物化し、車内で大暴れ!!電車内の平和を守るヒーロー、ハヤテとレイル。二人は特殊な「通学パス」のちからで変身し、巨大化した「ヴィラン」とバトル!!!普段はふつうの小学生、放課後はスーパーヒーローな二人の物語、それが『ライチャス☆トレイン!』!!

【監督コメント】
この作品は、わたしが電車でぐずっている子供を見たことをキッカケに、それを「解決できたらいいな〜」という軽い気持ちで立ち上げた企画です。まさか自分が監督になるとは思ってもいなかったので、初めてのことばかりで戸惑うことが何度もありました。
沢山の動画枚数に、細かい仕上げ、大量の素材を使った音響に様々な技術が必要になった撮影。その全てを可能にしたチームの皆さんと、その他制作に関わってくださった皆さんには感謝してもしきれません。
このアニメーションを少しでも楽しんで頂けたら嬉しく思います。
「電車に乗って退屈している子供」になった気分でご覧ください。



Dグループ作品『着ぐるみと風船』

【あらすじ】
友だちと遊園地に遊びに来た高校生のショウ。目の前で転んでしまった子どもの元へ駆け寄る着ぐるみの姿と重なったのは、いつだって誰かのために行動できるクラスメイト、ユウの姿だった。

【監督コメント】
今回の共同制作では、監督、演出、作画監督という立場から制作の全体を見ることができ、本当に多くのものを学ぶことができました。この作品では、登場人物たちの心情を丁寧に描くことを目標にしていました。制作中は特にコミュニケーションの難しさ、大切さはこれでもかと言うほどに痛感しました。自分の中にあるイメージを「どうしたら正確に伝えられるだろう……」と、常に考え続けた制作期間。自分の未熟さと否が応でも向き合わなければならないので、良い修行になったと思います。
まだまだ至らない点ばかりですが、夕方の教室でのラストシーンは、メインキャラクター2人の表情はもちろん、空気感も担当者と一緒に撮影処理にこだわって仕上げたので、ぜひ見ていただきたいです。



過去の共同制作の作品もAMGチャンネルの再生リストからご覧いただけます。
AMGチャンネル再生リスト
※YouTubeへ移動します。

チャンネル登録もお願いします!

◆   ◆   ◆   ◆   ◆

AMGでは、チームを組み他学科の学生とも協力し合いながらプロと同じ方法で作品づくりをおこなう共同制作を通し、現場で活かせる実践力を身に付けます。 カリキュラムや共同制作について詳しく知りたい方には、無料でパンフレットを送付いたしております。 また、学校見学・体験説明会も随時開催しておりますので、お気軽にお越しください。

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学生たちの日頃の成果を発表したイベント「AMG 秋の制作発表会」をレポート

「AMG秋の制作発表会」は在校生の作品を多くの方に見ていただく、貴重な機会。保護者の方、卒業生、企業の方々、そしてAMGへのご入学を検討中の皆様にご来校いただきました。

【ゲーム】【3DCG】【アニメ】

ゲームの教室には、ゲームクリエイター学科(ゲームプログラマー専攻、ゲームプランナー専攻)、ゲーム・アニメ3DCG学科、キャラクターデザイン学科、声優学科が合同でチームを組んで行う共同制作の作品がずらりと並んでいました。ゲーム作品はすべて自由にプレイすることができ、ゲームのコンセプトや操作方法は在校生が丁寧に解説してくれます。

▲ゲームクリエイター学科 プレイブース

▲ゲームクリエイター学科 プレイブース

▲ゲーム・アニメ3DCG学科 ポートフフォリオ展示

▲ゲーム・アニメ3DCG学科 ポートフフォリオ展示

また、別教室では「ゲーム講評会」も開催され、株式会社セガや株式会社バンダイナムコアミューズメントの方にご来校いただき、在校生のプレゼンを見ていただきました。
午前・午後に分かれ全8チームのプレゼンを行いましたが、講評と学生からの質問にもお一人ずつお答えいただくなど、たいへん貴重な講評会となりました。

▲ゲーム講評会の様子

▲学生作品例:『ミート・ボール』スタート画面

▲学生作品例:『VOID SINGULARITY -STRATEGY OF DUAL BULLET-』スタート画面

アニメの教室では、アニメーション学科を筆頭に、ゲーム・アニメ3DCG学科、声優学科と合同で行う共同制作のアニメ作品を上映。1年生が入学して最初につくった作品4本と、2年生の卒業制作作品の予告編ムービーが上映されていました。
企画からアフレコまでの全課程を学生が主体となり制作を進めていった作品。今年も個性豊かなアニメ作品ばかりでした。
さらに、ポートフォリオや共同制作作品の絵コンテ、レイアウト、原画などの素材も展示されていました。

▲アニメ上映の教室

▲共同制作作品の素材展示

【イラスト】【マンガ】【小説】

キャラクターデザイン学科、マンガイラスト学科、小説・シナリオ学科の学生のイラストやポートフォリオの展示もたくさん。「異世界ジョブ イラスト展示」コーナーでは、中世ヨーロッパを中心に実在していた職業をテーマに、オリジナルの世界観や設定を加えて描かれた想像力豊かなイラストが並んでおり、来場された方も足を止めじっくりと作品を眺めていました。

▲イラスト展示

▲「異世界ジョブ」イラスト

▲マンガ、小説ポートフォリオ展示

【声優】

声優学科では、本科1年生による朗読と朗読劇を開催。第一部の朗読では短編のお話を3作品、第二部の朗読劇では『オズの魔法使い』が上演されました。『オズの魔法使い』は、ストーリーを知っている方も多い作品ですが、現代版にアレンジされているシーンも多く、見どころ満載でした。

▲朗読

▲朗読劇

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映画『ムーミンパパの思い出』で高山みなみ、大塚明夫、子安武人など豪華声優陣とAMG在校生がアフレコ共演しました!

世界中で愛されるムーミンたちが、なつかしの声優陣でかえってくる新作パペットアニメ映画『ムーミンパパの思い出』に、在校生がアフレコ出演しました。
AMGでは独自の産学共同プロジェクトを通じて、これまでも多くの在校生が在学中にデビューを果たしました。プロの現場で得た経験を芸歴として、プロダクション所属オーディションにも自信をもって臨んでいます。

© Filmkompaniet / Licenced by Filmkompaniet
Moomin Characters

出演した在校生のコメント

<声優学科2年>
インターンシップのご連絡をいただいた時は嬉しさと頑張ろう!という気持ちでいっぱいでした。
当日、初めての収録で緊張していましたが現場の方々が声を掛けて下さり緊張が解けたおかげで全力で本番に臨むことができました。そしてプロの方々のお芝居を楽しむ姿を見て、もっと成長していろんな現場でお芝居したいなと改めて思いました。
この経験を頂けたことに感謝して、活躍できる役者になるため日々努力していきます!

<声優学科2年>
インターンシップの連絡を頂いた時は、長く沢山の人たちに愛されている作品に携わることができる驚きと喜びでいっぱいだった反面、責任と緊張感もとても大きかったです。
当日は緊張で身体が強張ってしまう程でしたが、現場の明るく温かい空気感のお陰で程よい緊張感で収録に臨むことができました。
プロの方々の演技を聴いて自分に足りないものや改善点など得られるものがたくさんあり、とても貴重な経験になりました。

<声優専科マスターコース>
台本の香盤表に憧れの先輩方のお名前とともに、私の名前が書かれていて感動しました。同時に生きた心地がせず、入念に練習を重ねた上で収録に臨みました。皆で1つの作品に集中して制作する現場はとても鋭く胸が熱くなりました。先輩方の姿から学ぶことが多く、本当に貴重な経験をさせて頂きました。今後より一層あの一瞬で少しでも質の高いお芝居を行い素敵な作品作りのパーツとして担えるよう、精進していきます。

イントロダクション

© Filmkompaniet / Licenced by Filmkompaniet
Moomin Characters

高山みなみ、大塚明夫、中尾隆聖、子安武人など人気声優が勢ぞろい!!

トーベ・ヤンソン原作の「ムーミンパパの思い出」を元に、本国フィンランドにて制作されたパペットアニメーション。平成版アニメ「たのしいムーミン一家」の人気レギュラー声優(高山みなみ、大塚明夫、かないみか、中尾隆聖、子安武人、佐久間レイほか)が集結し、日本語吹き替え版が制作されました。
AMG卒業生の越後屋コースケさんもスティンキー役で出演しています!

ストーリー

© Filmkompaniet / Licenced by Filmkompaniet
Moomin Characters

ムーミントロールはベッドでムーミンパパから若い頃の冒険話を聞くことに――

みなしごホームで育った若いムーミンパパはある日、思い立ってホームを抜け出して冒険に出る。若いムーミンパパは道すがら、発明家のフレドリクソン、ガラクタばかり集めていつもあたふたしているロッドユール(スニフの父親)と出合い、意気投合。フレドリクソンの船に乗って、楽しい仲間たちは大航海へ出発する。 旅先ではミムラの娘やリトルミイと出会ったり、気弱なオバケと交流したり、いたずら好きな王様にプレゼントをもらったり、……ドキドキな大冒険は、まだ始まったばかり!!

キャスト・スタッフ

ムーミントロール/若いパパ:高山みなみ
ムーミンパパ:大塚明夫
ムーミンママ:谷育子
スノークのおじょうさん:かないみか
スニフ/ロッドユール:中尾隆聖
スナフキン/ヨクサル:子安武人
リトルミイ/ミムラの娘:佐久間レイ

監督:アイラ・カーペラン
製作:トム・カーペラン アイラ・カーペラン
原作:トーベ・ヤンソン

\\ 12月29日(金)新宿バルト9ほか全国ロードショー //

◆   ◆   ◆   ◆   ◆

AMGでは、在学中からプロの現場を経験することで、よりプロに近い存在として業界就職・デビューを果たすことができます。
AMGが業界の最前線で活躍している卒業生を数多く生み出している理由は、ここにあります。
より詳しい情報はパンフレット説明会でご説明していますのでお気軽にお申し込みください。

ニュース

2024年冬アニメ出演!AMG卒業生声優をご紹介

2024年1月より放送・配信開始の冬アニメにも、たくさんのAMG卒業生声優が出演しています!
活躍情報多数のなかから、ここでは一部をご案内。
最新の卒業生の活躍は、声優学科のオープンキャンパス(オンライン/来校型)でも紹介しています。
ぜひチェックしてみてください♪♪♪
(作品名五十音順紹介)



2024年 冬アニメ出演情報

『異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。』

卒業生
キャスト
前野智昭さん(アーツビジョン所属/2003年卒業):森鬼 役

『うる星やつら 第2期』

卒業生
キャスト
三宅健太さん(81プロデュース所属/1999年卒業):温泉マーク 役

『愚かな天使は悪魔と踊る』

卒業生
キャスト
土岐隼一さん(WITH LINE所属/2014年卒業):広田健作 役

『外科医エリーゼ』

卒業生
キャスト
本多真梨子さん(アミュレート所属/2009年卒業):祥子 役

『月刊モー想科学』

卒業生
キャスト
白井悠介さん(EARLY WING所属/2011年卒業):サブロー 役
土岐隼一さん(WITH LINE所属/2014年卒業):ゴロー 役/ED主題歌担当

『結婚指輪物語』

卒業生
キャスト
坂田将吾さん(青二プロダクション所属/2018年卒業):マルス 役

『最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。』

卒業生
キャスト
三宅健太さん(81プロデュース所属/1999年卒業):オグト 役
土岐隼一さん(WITH LINE所属/2014年卒業):トルト/マルマ 役

『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』

卒業生
キャスト
白井悠介さん(EARLY WING所属/2011年卒業):六角祐太 役

『SHAMAN KING FLOWERS』

卒業生
キャスト
三宅健太さん(81プロデュース所属/1999年卒業):一原竜次 役

『SYNDUALITY Noir 第2クール』

卒業生
キャスト
小林裕介さん(ゆーりんプロ所属/2010年卒業):トキオ 役

『スナックバス江』

卒業生
キャスト
落合福嗣さん(青二プロダクション所属/2015年卒業):タツ兄 役

『治癒魔法の間違った使い方』

卒業生
キャスト
坂田将吾さん(青二プロダクション所属/2018年卒業):ウサト 役
堀総士郎さん(81プロデュース所属/2013年卒業):ゴムル 役
羽多野渉さん(81プロデュース所属/2002年卒業):ヒュルルク 役

『月が導く異世界道中 第二幕』

卒業生
キャスト
新井良平さん(青二プロダクション所属/2012年卒業生):岩橋智樹 役

『BASTARD!! -暗黒の破壊神-地獄の鎮魂歌編』

卒業生
キャスト
伊藤かな恵さん(青二プロダクション所属/2007年卒業):ルーシェ・レンレン 役

『火狩りの王 第2シーズン』

卒業生
キャスト
三宅健太さん(81プロデュース所属/1999年卒業):油百七 役

『姫様“拷問”の時間です』

卒業生
キャスト
山根綺さん(青二プロダクション所属/2017年卒業):クロル 役

『百妖譜』

卒業生
キャスト
河西健吾さん(マウスプロモーション所属/2005年卒業):柳公子(りゅうこうし) 役

『ぶっちぎり?!』

卒業生
キャスト
野津山幸宏さん(ステイラック所属/2017年卒業):林良平 役

『僕の心のヤバイやつ 第2期』

卒業生
キャスト
朝井彩加さん(インテンション所属/2010年卒業):小林ちひろ 役

『魔女と野獣』

卒業生
キャスト
芝崎典子さん(フリー/2013年卒業):マリー 役
髙坂篤志さん(AIR AGENCY所属/2013年卒業):シュルク 役

『マッシュル-MASHLE- 第2期』

卒業生
キャスト
河西健吾さん(マウスプロモーション所属/2005年卒業):アンサー・シンリ 役

『百千さん家のあやかし王子』

卒業生
キャスト
羽多野渉さん(81プロデュース所属/2002年卒業):那智篁 役

『勇気爆発バーンブレイバーン』

卒業生
キャスト
三宅健太さん(81プロデュース所属/1999年卒業):ハル・キング 役

『ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する』

卒業生
キャスト
土岐隼一さん(WITH LINE所属/2014年卒業):オリヴァー 役


<卒業生の出演作品をもっとみる>
2024年春アニメ | 2024年冬アニメ | 2023年秋アニメ | 2023年夏アニメ | 2023年春アニメ | 2023年冬アニメ | 2022年秋アニメ


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ニュース

市原隼人主演ドラマ『おいしい給食 season3』のエンド用イラストやオリジナルキャラクターの制作で在校生、卒業生がデビュー

俳優・市原隼人が主演を務めるドラマ『おいしい給食 season3』のエンド用イラスト、オリジナルキャラクターの制作でキャラクターデザイン学科、マンガイラスト学科の在校生と卒業生がデビュー。エンド用イラストは原作本『おいしい給食 チリコンカンと北の友達』(中公文庫刊)の扉絵にも起用されています。

献立イラスト

マンガイラスト学科 2年 荒木 友彩さん
具材がたくさん入っているサラダの色味とか、器の底が見えそうで見えないようなスープの色合いとか、細かい部分を描くのが苦労しました。AMGエンタテインメントから頂いたお料理の写真や、前作でイラストを担当した卒業生のイラストなどを参考にしながら描いていきました。



マンガイラスト学科 2年 菊池 咲良さん
『おいしい給食』は、AMGに入学する前、父親が「最近おもしろいドラマがあるんだよね」って紹介してくれて、一緒に観たことがある作品なんです。だから今回、父親に良い報告ができて良かったなと思います。作品づくりでは「懐かしさとリアルさ」のバランスを上手に描けるよう意識しました。



キャラクターデザイン学科 2年 込山 優羽さん
普段描いているものとは雰囲気の異なるイラストですが、実績に繋げていきたいと思い、チャレンジしました。採用の連絡をいただいたときは、とても嬉しかったです。最初はどういう表現方法が良いか分からなかったですが、AMGエンタテインメントからフォードバックを受ける中で、とにかく美味しそうに、温かい雰囲気を出すことを心がけました。

制作の裏側について語ってもらったインタビュー動画も公開中!

オリジナルキャラクター

キャラクターデザイン学科 門 佑加理さん(2022年卒業)
AMG独自のシステムである、卒業後も続くサポートのお陰でお仕事を頂けました。
先方様とのやり取りは難しくもありますが、とても勉強になることが多く、自分の成長に繋げられたと実感しています。大好きでシリーズ全てを観ていたドラマに関わることが出来てとても光栄です。素敵な経験になりました。

▼ドラマ『おいしい給食 season3』公式サイト
https://oishi-kyushoku3.com/

ニュース

人気グッズのデザインを手掛けるタケヤマ・ノリヤ先生とキャラクターデザイン学科卒業生のスペシャル対談

「先生から学生たちへのメッセージ」「在学中の作品がグッズ化されるまでの道のり」など、貴重なお話をお届け

授業の枠を超え、在学中から多くの学生がデビューできるようサポートしてくださっているタケヤマ先生。今回は、キャラクターデザイン学科卒業生で見事グッズ化を果たした平凡さん(ペンネーム)とのスペシャル対談を実施しました。タケヤマ先生の教育理念や在校生・卒業生に向けた思い、平凡さんのイラストがグッズ化されるまでの経緯などを楽しく語ってもらいました。

タケヤマ先生

プロフィール

(株)タカラ(現タカラトミー)、リカちゃん課にてリカちゃんのパパの企画開発、こえだちゃんなど担当。独立後、ソニー・クリエイティブプロダクツ主催<第一回キャラクターコンテスト>優秀賞受賞。「宇宙百貨」の雑貨デザインで大人気となる。ディズニー、サンリオとのコラボも多数手掛ける。現在は企画、プロデュース方面でも活躍。イラストレーター歴も長く、さらに精力的にキャラクターを生み出している。

担当学科/科目

キャラクターデザイン学科/卒業制作・終了研究/グッズ企画

AMG講師歴

20年程


平凡さん(2022年卒業生)

平凡さん

プロフィール

絵本のようなあったかい世界を描くイラスト作家
海の生き物ラテアートやキノコ、食べ物系をメインに作家活動中


INTERVIEWタケヤマ先生が繋いでくれた夢。在学中にグッズ商品化のチャンス到来

タケヤマ先生:今日はスペシャル対談ということですけど、普段はなんていうお名前で活動してるのかな?

平凡さん:普段は「平凡」という名前で活動しております。

タケヤマ先生:どうしてまた「平凡」という名前を付けたの?

平凡さん:親しみやすい名前にしたいと思ったのがきっかけです。私が普段描いているのが「異世界のどこかの世界を切り取ったような絵」なので、切り離された世界ではなく、そこに親しみやすさを持ってもらいたいという思いから「平凡」という名前を付けました。

タケヤマ先生:「平凡」っていうペンネーム、インパクトがあって面白いよね(笑)。今回、平凡さんが描いたキャラクターが遂にガチャガチャ(カプセルトイ)になったんだよね。

平凡さん:いつかの授業終わりに、カプセルトイに興味があることをタケヤマ先生にお話ししたんです。そしたら、タケヤマ先生のお知り合いの会社の方にポートフォリオを見ていただく機会を作ってくださって。その時はまだ具体的にカプセルトイを意識したイラストなどは描いておらず、もともと書き溜めていたものでしたが、その時に見ていただいたポートフォリオの中から今回のカプセルトイのキャラクターが採用されることになりました。

INTERVIEW「完成したグッズにライトがついた時は、言葉にできないほどの感動がありました」――平凡さん

タケヤマ先生:カプセルトイの商品化って、結構ハードルが高いんです。SNSでバズってるとか、もともと有名なキャラクター、有名な作家さんの作品とかじゃないとなかなか難しい。でも、最近はカプセルトイのメーカーさんが増えたこともあり、なによりも「面白いもの」「ユニークなもの」を探しているんです。だから、若い作家さんにもチャンスが増えてきていて。そんな中で、平凡さんのイラストを見た時に、これは面白いものになるんじゃないかって僕も感じたので、背中を押そうと決めたんです。
すごく暑い日でしたけど、リクルートスーツを着た平凡さんと一緒にカプセルトイメーカーの会社・Qualiaさんに行ったんだよね。その時、平凡さんは確かまだ一年生だったね。
だから、ものすごく就職を意識するとか、絶対に仕事に繋げなきゃという気持ちではなく、純粋に人気メーカーさんの現場を見せてあげたいという思いが僕の中では大きかったんです。でも、それが思いのほか順調に話が進んでいって良かったね。

平凡さん:自分の描いたキャラクターが商品になるというのは本当に嬉しかったです。ライトの色も改良され、最終的には暖色系の色に落ち着いて暖かい雰囲気が演出されました。完成したグッズにライトがついた時は、言葉にできないほどの感動がありました。

タケヤマ先生:そうだね。でも、そこに至るまでにはすごく時間が掛かりました。コロナの影響で海外の生産工場が稼働できず、日本に商品が入ってこなくなったのが原因です。だから、実際に商品として完成したのは、平凡さんが卒業した後だったんだよね。でも、だからこそ、6種類のキャラクターが並んでライトがついた時は、僕も涙が出るほど嬉しかったです。是非この経験を足がかりに仕事を広げていってほしいと思います。
平凡さんと世代は違うけど、AMG卒業生のペパーミントさんもQualiaからカプセルトイが発売されることになりました。こうしたデザイングッズはまだまだ可能性が広がっていると思います。

INTERVIEW「毎日たくさんの刺激を受けながら、充実した学院生活を送ることができました」――平凡さん

タケヤマ先生:平凡さんはAMGで2年間勉強した中で、一番楽しかったことはなんですか?

平凡さん:クラスには様々なタイプの絵を描く人がいるので、毎日たくさんの刺激を受けながら、充実した学院生活を送ることができました。一番印象に残っているのは、卒業制作です。クラスのみんなとお話ししたりお互いの作品を見たり、展示会で一緒にグッズの販売をおこなったりと、すごく新鮮な経験を積むことができました。

タケヤマ先生:平凡さんの世代はちょうどコロナの影響もあって、そうした状況下での作品づくりの難しさも同時に体感していたよね。だからというわけではないんだけど、大変な時期を乗り越えた学生たちの作品は、完成した時の感動もひとしおだったと思うよ。

▲平凡さんが描いたイラスト

INTERVIEWAMGならではのOB・OGネットワーク。「卒業後も、在学中と変わらず相談してほしい」―― タケヤマ先生

タケヤマ先生:夢を叶えた平凡さん、AMGの後輩たちに向けてメッセージをお願いできますか?

平凡さん:私もまだまだ未熟なので、実行している最中ですが、とにかくたくさん絵を描いて、SNSなどで発信することが大切だと思います。手を止めずになんでも良いから描き出してみることをおすすめします。そして、ちょっとでも気になったことは先生に相談してみてください。在校生の皆さんは、グッズのことならタケヤマ先生に相談してみるのが一番だと思います。

タケヤマ先生:在校生はもちろん、卒業生の皆さんも是非。僕を含めAMGには現役のプロとして活躍している先生方がたくさんいらっしゃるし、せっかく「OB・OGネットワーク」があるんだから、在学中と変わらず相談してほしいなと思います。SNSで直接連絡をくれるのも良いんだけど、AMGを通じて相談してもらえると、在学中には気付かなかったような発見もできて、良い刺激があるんじゃないかなと思います。平凡さんもまたいつでも相談してくださいね。

平凡さん:ありがとうございます。今後もご相談させていただきます。

INTERVIEW「教えるんじゃなくて“コーチする”」「学生一人ひとりが目覚めてくれるのを待つことを心がけています」――タケヤマ先生

タケヤマ先生:AMGには色んな学科があって、どれも素晴らしい学科ばかりだけど、キャラクターデザイン学科は進路選択の幅が広いから、卒業後いろんな道で活躍している人が多いよね。

平凡さん:そうですね。描いている絵のタイプもまちまちで、すごく面白い学科だと思います。タケヤマ先生が授業の時に大切にされていることはなんですか?

タケヤマ先生:「教える」って言うと、僕の作風になっちゃうので、「コーチする」という感覚でやっています。学生たちに、こうしろああしろって言うほうが簡単かもしれないけど、そこは辛抱強く、その子が目覚めるのを待つということを心がけています。平凡さんは、在学中からみんなが描かないような個性的なキャラクターを描いてたよね?

平凡さん:イケメンとか美女とか、みんなが描いているものとは違う方向性で描いてみようと、在学中から思っていました。

タケヤマ先生:クリエイティブな仕事をするうえで、人と違うことっていうのは常に考えなければいけないよね。ただ、人と違うことを突き詰めていくうちに今度は一般の人の感覚から離れていってしまうから、そこの調整は必要。例えば、今回商品化された平凡さんの作品も6種類あるけど、それぞれのキャラクターにファンがいるはずなんです。そういう意味では、亀やクジラは一般の人向けのチョイスだけど、そこにフグを入れてくるあたりが平凡さんらしいよね(笑)。

平凡さん:フグ、すごくお気に入りです(笑)。

タケヤマ先生:ちなみに、この6種以外のアイディアも平凡さんの中にまだまだたくさんあると思うから、第二弾として他のキャラクターも商品化にチャレンジできると良いね。

平凡さん:ありがとうございます。頑張って描きます!

▲タケヤマ先生デザインのグッズ

INTERVIEWイラスト、グッズの観察をすることがルーティーン。「商品はもちろん、売り場を見ることはとても大切です」――タケヤマ先生

タケヤマ先生:平凡さん、休日は何をして過ごしてるの?

平凡さん:絵を描いてるか、寝てるか…たまにちょっと外の空気を吸いたくなったときは、近くを散歩してます。

タケヤマ先生:やっぱり絵を描いちゃうよね。僕も「絵を描く」って、好きでやってる仕事だから、完全に休みっていうのはないかもしれないです。仮に映画やアニメを観るにしろ本を読むにしろ、ものづくりをするうえで全て繋がってるから、休日という感覚がないのかもしれないです。絵は普段、家で描いてるの?

平凡さん:私の場合は、自分しかいない隔離された場所だと他のことをしちゃうので(笑)、カフェみたいに、人がいて少しガヤガヤしている場所のほうが仕事がはかどる気がします。

タケヤマ先生:僕もアイディアを出す時は、カフェとかでおこなうことも多いね。あとは、よくグッズの売り場を見に行きます。子どもの頃からかもしれないけど、どういう物を売り出しているのか、どういう陳列になっているのか観察する癖があるんです。それは仕事にすごく役立ってる気がしますね。それで、つい先日、授業の一環として在校生を連れて渋谷PARCOに行ってきました。
現場を見ることはすごく大切なので、僕の中ではルーティーン化してます。グッズ商品そのものを見ることはもちろんだけど、どんなお客さんがその売り場にいるかなどを観察するのも大切です。

INTERVIEW夢に向かって頑張る学生たち、AMGからエンタメ業界に羽ばたいていった卒業生へ

タケヤマ先生:気付けばAMGの講師として20年程になるけど、キャラクターデザインの業界、環境はすごく変化してきました。絵を描くツールも進化しているし、イラストもその時代の流行りがあって。でも、最先端のものではなく、今だからこそ感じられるアナログの良さもあるんです。

授業ではもちろんプロの現場で通用するデジタルのテクニックは教えるんですけど、それがアナログになった時の楽しさも同時に伝えられたら良いなと思ってます。僕も今回、展示会では筆で描いた絵を出したんです。絵具の筆の流れとかを感じながら描くことが今はすごく楽しいんですよね。さらに、業界の話をすると、カプセルトイの市場規模だけでも2022年に600億を超えていて、キャラクタービジネス市場は2兆円以上。
アニメやゲームもそうですけど、最終的にはかたちとして手元に置きたいという方が多いんです。それもすごくアナログな話ですよね。デジタル化しているのに、アナログの良さもちゃんと残ってる。本当に可能性に満ちた業界だと思います。

皆さんにもたくさん絵を描いて、ものを作って、たくさん悩むことを継続してほしいなと思います。

【海のいきもの ラテアートランプ】
商品名:海のいきもの ラテアートランプ
発売元:株式会社 Qualia
発売日:2023年5月
価格 :400円 全6種
素材表示
本体:ATBC-PVC、ABS

▼株式会社Qualia様オフィシャルHP内 商品情報ページ(外部サイトへ移動します)
https://qualia-45.jp/distinations/latte-artlamp/

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