声優の仕事の1つに、パイロット版の作品のアフレコがあります。
あまり一般的な仕事ではありませんが、ギャラの仕組みはアニメのアフレコなどと同じ仕組みです。
今回はパイロット版のアフレコについて、声優の収入やランク制を詳しく紹介します。
パイロット版の収入
声優がパイロット版の仕事をした場合のギャラは、日本俳優連合のランク制で決まります。
ランク制が適用される主な仕事は、アニメと外国映画のアフレコです。
パイロット版(利用目的が決まっていない作品)の場合でも、アニメや外国映画のアフレコと同様にギャラが決まります。
パイロット版に限り、利用目的が決まったら追加で利用料が発生します。
ランク制の仕組みは、次の通りです。
・ジュニアランク
デビューしてから3年間は、ジュニアランクと呼ばれる見習い期間です。
ギャラは作品1本につき、15,000円。
・ランカー
ランカーになると、作品の尺30分につきギャラがもらえます。
30分作品で最低ランクでは15,000円、最高ランクでは45,000円です。
尺が増えるほどギャラも上がりますが、セリフの量はギャラに影響しません。
・ノーランク
ノーランクでは、ギャラの交渉が可能です。
キャリアを積んだベテランがノーランクに相当します。
声優の年収については、ランクや仕事量によって個人差が大きいため、正式なデータは公開されていません。
アニメ声優の収入は?年収や仕組み、給料アップの方法を解説【外国映画の吹き替え】声優の収入はいくら?年収の実態を調査
パイロット版とは
パイロット版とは、映像作品の制作前に試験的に作る作品のことです。
パイロット版に対する視聴者の反応を見て、本格的にシリーズを制作するかを決めます。
アニメでは、スポンサーや広告代理店といった関係者へのセールス用に制作される、非公開のパイロット版も存在します。
アニメのパイロット版は、OVA(オリジナルビデオアニメーション)としてレンタルや配信サービスのみで公開されることも。
パイロット版のアフレコ事情
パイロット版でアフレコを担当しても、本制作ではプロデューサーの判断などでキャストが変更される可能性があります。
制作側の事情でキャストが変わってしまうこともあるものの、本制作でも引き続き起用されるために「この役はこの声優しか考えられない」と思われるくらい、しっかり役作りをしておきたいところです。
まとめ
パイロット版の収入は、アニメと外国映画のアフレコと同じくランク制で決まります。
パイロット版だけでなく本制作の方でもアフレコを担当できれば、その分収入も上がるでしょう。
そのためにはしっかり役作りができると良いですね。
声優の収入は?給料や年収などの事情を解説
【2024年最新情報】声優になるには何が必要?リアルな収入や仕事内容を詳しく解説!
東京で声優を目指されている方は「アミューズメントメディア総合学院」で学びませんか?
東京のアミューズメントメディア総合学院の声優学科は、昨年200名を超えるの在校生がインターンシップによりプロの現場で仕事をし、業界進出希望者71.0%がプロダクションへ直接所属しています。 「アニメ系声優」「外画系声優」「ナレーター」「アナウンサー」等、充実した教育でデビュー後にプロとして活動を長く続けられる人材を育てます。ご興味がある方は以下のリンクをご覧ください。
監修・運営者情報
監修・運営者 | アミューズメントメディア総合学院 声優学科 |
---|---|
住所 | 東京都渋谷区東2-29-8 |
お問い合わせ | 0120-41-4600 |
詳しくはこちら | https://www.amgakuin.co.jp/contents/voice/ |