ファルセットとは?|出し方、出す時のコツ、練習方法の解説


「楽に高音を出せるようになりたい」

そんな時によく耳にするのが“ファルセット”という言葉です。

高い声を出すにはファルセットを出すのが良いと言われますが、そもそもファルセットとは何でしょうか?どうやって出せば良いのでしょうか?

この記事ではファルセットの概要や出し方、出す時のコツ、練習方法を解説しています。

キレイな高音を出すための手段としてファルセットを習得したい方は、ぜひご覧ください。

  • この記事の監修者
  • アミューズメントメディア総合学院は、東京恵比寿にある声優、アニメ、マンガ、小説、ゲームなどの 業界や職業を目指す方のための専門の学校です。声優学科のurlはこちら
  • 著名な卒業生としては、柿原徹也さん、白井悠介さん、降幡愛さんなど多くの方が活躍しており、 プロダクション直接所属は67.7%と業界を代表する声優養成学校です。
  • 在校中から声優の現場をプロの声優と一緒に仕事ができるインターンシップが選ばれる理由となっております。 ご興味がある方は是非体験説明会に来てくださいね!
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ファルセットとは?

ファルセット(falsetto)とは、「仮声」の意味を持つイタリア語です。
歌を歌う人たちの間では、高音を出すための発声テクニックの1つとして知られています。

ファルセットで出す高音は、柔らかく優しい響きを持っていること、美しく繊細に聞こえることが特徴です。

また、喉をリラックスさせ、たくさんの息を流しながら発声するので、喉に負担をかけず高音が出せます。

キレイな高音の出し方については、以下のコラムも参考にしてください。
キレイな高音の出し方は?高音が出ない原因や練習方法を解説

さらに、表現の幅が広がることから表現力アップにも繋がるなど、様々なメリットを持つ発声テクニックがファルセットです。

ファルセットと裏声の違い


ファルセットは、「裏声」と同じ意味を持つ言葉だとよく説明されますが、厳密には「裏声の一種」がファルセットであり、まったく同じものではありません。

裏声には、頭に声を響かせる「ヘッドボイス」、超ハイトーンな発声をする「ホイッスルボイス」、地声と裏声が混ざる「ミックスボイス」など、いくつかの種類があります。

ファルセットもこうした裏声の中の1つなので、覚えておきましょう。

なお、裏声の出し方については以下のコラムで解説しています。
裏声を出せずに悩んでいる方は、参考にしてください。

裏声の出し方とは?綺麗に出せるコツや簡単なトレーニング法を解説

ファルセットの出し方

ファルセットを習得すれば、喉に負担をかけず、楽に高音が出せるようになります。

では、どうすればファルセットを出せるのでしょうか?

ファルセットの出し方は、以下の流れの通りです。

  1. ①喉、顔まわり、首などから余計な力を抜く
  2. ②口を「O」の形にし、頭のてっぺんから声を出すイメージで「ホー」「フー」と発声する

ファルセットを出す3つのコツ


ファルセットの出し方を理解していても、コツが分からなければ成功させることは難しいでしょう。

ファルセットを出す時は、以下の3点を意識してみてください。

腹式呼吸で呼吸する

ファルセットに限らず、発声する時の基本の呼吸は「腹式呼吸」です。

腹式呼吸とはお腹の筋肉を使う呼吸方法で、多くの人が普段している「胸式呼吸」よりもたくさんの息を吸い込めます。

吸い込める息の量が多いことから、声帯がしっかりと振動して声量がアップリラックス効果も得られます。

腹式呼吸のやり方は次の通りです。

  1. ①背筋を伸ばして立ち、お腹に手をあてる
  2. ②お腹をふくらませながら、鼻からゆっくり息を吸い込む
  3. ③お腹をへこませながら、口からゆっくり息を吐き出す

腹式呼吸をする時のポイントは、以下のコラムで解説しています。併せてご覧ください。
【簡単】腹式呼吸のやり方を解説|声優が身につけるメリットは?

頭に響かせるようにして発声する

ファルセットを出す時に大切なのは、大きな声を出そうとすることよりも、頭に響かせるようにして発声することです。

頭に響かせるように発声するには、頭のてっぺんから声を出すイメージを持つことがポイントになります。

それでも声が頭に響いている感覚がない場合、口の形を「O」にしたまま
息を吐き出すように「FU」と発声してみましょう。

最初は難しいと思いますが、感覚が掴めるまで練習してくださいね。

喉を開く

ファルセットを出すためには喉を開くことも大切です。
喉を開くことで、ファルセットを出しやすくなります。

喉を開くというと口を大きく開けることをイメージする方が多いですが、実際は舌(舌根)を下げなければ、喉は開きません。

舌を下げる時は、舌の盛り上がっている部分を下げるというより、舌を平らにすると喉が開きやすいです。

ファルセットの練習方法

ここまで、ファルセットの出し方やコツを解説してきました。
早い方なら、すぐにファルセットで「FU」と発声できるようになるはずです。

しかし、「FU」以外の音については、すぐにファルセットで出せないという方も少なくありません。

そこで、自在にファルセットが出せるような練習方法をご紹介します。

色々な母音で試す

母音を変えて、ファルセットを出す練習をしてみましょう。
まずは「O」や「U」の母音で練習すると、ファルセットが出しやすいです。

リラックスした状態で、かつロングトーンを発声することがポイントです。

音程を変える

ファルセットを出したまま、音程を変える練習をしてみましょう。
理想はスムーズに音程が変わるようになることです。

音程を変える時でも、音量が一定であるように発声することがポイントです。

地声とファルセットを切り替える

地声からファルセット、ファルセットから地声と、切り替える練習をしてみましょう。

どちらも同じくらいの時間の発声になるよう、等間隔で切り替えていきます。イメージとしては、救急車のサイレン音のような感じです。

慣れるまでは音程が取れていなくても気にせず、切り替えがきちんとできているかを意識してください。

まとめ


今回はファルセットの概要や出し方、出す時のコツ、練習方法を解説しました。

ファルセットを習得すれば簡単にキレイな高音が出せるようになるので、歌を仕事にしたい人には欠かせないテクニックです。

歌手だけではなく、声優のような声を出す職業を目指す方も、ファルセットを習得しておくのがオススメです。
演技の幅が広がり、多彩な役のオファーが来ることでしょう。

応募する役によりますが、オーディションでも有利になる可能性が高いです。

ただし声優にとって、ファルセットは“身につけておけば有利になる”くらいのテクニックでしかありません。

本当に大切なのは基礎を身につけること。このため、まだ基礎が身についていないという方は、まず基礎の学習・訓練から始めましょう。

アミューズメントメディア総合学院(AMG)の声優学科なら、未経験の初心者でも大丈夫。幅広いカリキュラムとAMGならではの「産学共同・現場実践教育」で、基礎からしっかり身につきます。

卒業後、すぐプロダクションへ直接所属できるので、最短2年でのプロデビューも夢ではありません。

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そんな夢を、AMGは応援します。

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