ナレーション(ナレーター)は、声優の代表的な仕事の1つです。
ナレーションの仕事をしたいと思っている人の中には、どれくらいの収入があるのか気になる人も多いのではないでしょうか。
今回はナレーションの平均年収や働き方別の収入、給料をアップさせる方法について紹介します。
目次
ナレーション(ナレーター)の平均年収
平均年収.jpによると、ナレーション(ナレーター)の平均年収は370万円です。
ナレーションは、声優の仕事の中では比較的ギャラの高い仕事です。
その理由は、給料の仕組みにあります。
ナレーションの仕事は歩合制で、仕事1本につきいくらと決まっています。
そのため、仕事の本数が多いほど収入が増える仕組みです。
収録の時間が短く、人気のナレーターは1日に10本も仕事を掛け持ちすることもあるため、ナレーションの仕事はギャラが多くなる傾向にあります。
さらに、ナレーションはテレビ番組なら1本10万円、CMなら1本100万円と単価も高いのです。
声優の代表的な仕事としてアニメのアフレコが挙げられますが、こちらは30分の尺につき15,000円〜45,000円と、ナレーションに比べて低めのギャラに設定されています。
働き方で収入も変わる
ナレーション(ナレーター)は、働き方によって収入も変わります。
声優事務所に所属
声優事務所に所属する場合、平均年収は300万円前後です。
仕事の少ない新人のうちは年収100万円〜300万円、ベテランになると年収600万円〜1000万円以上稼ぐナレーターもいるそうです。
声優事務所に所属すると、事務所が仕事の紹介をしてくれるため、新人でも比較的仕事を受けやすいというメリットがあります。
一方、入所するには厳しいオーディションを合格しなければならないというデメリットも。
フリーランス
声優事務所に所属せず、個人でナレーションの仕事を受ける「フリーランス」の場合、平均年収は368万円~1000万円と大きな個人差があります。
メリットは、自分の好きな仕事を受けられ、場合によっては事務所所属よりも収入を得られる可能性があること。
デメリットは、人気が出るまで収入が安定しづらい点です。
安定した収入を得るため、ナレーションの仕事の他に司会やボイスドラマなど、仕事の幅を広げる人も多いようです。
コンテンツ制作会社に就職
コンテンツ制作会社に就職し、ナレーションの仕事を受けるという選択肢もあります。
平均年収は300万円〜400万円と、一般的な会社員と同じかやや低いくらいです。
メリットは、会社員のため安定した収入が得られ、福利厚生も充実しています。
デメリットは、「制作スタッフ」のため編集やスタジオ予約といった業務も担当する可能性があり、ナレーションの仕事だけできるわけではありません。
ナレーション(ナレーター)の収入アップのためには?
ナレーション(ナレーター)の収入を上げるためには、主に次の3つの方法があります。
仕事の本数を増やす
ナレーションの仕事は掛け持ちしやすいため、本数を増やして稼ぐ人もたくさんいます。
ただし、むやみに稼働日数を増やすのはあまりおすすめしません。
ナレーターにとって声は命。
喉のケアやボイストレーニングの時間も確保しなければいけないので、どんなに売れていても週3日までしか稼働しないというケースも多いようです。
レギュラー番組を担当する
テレビやラジオはレギュラー番組も多く、ナレーションを担当できるようになれば安定した収入が得られます。
「レギュラー番組を数本担当すれば、年収1000万円以上稼げる」という噂もあります。
CMのナレーションを受ける
最初に紹介した通り、ナレーションの仕事の中でもCMは単価が高く、1本100万円ほどのギャラがもらえるケースも。
大手声優事務所に所属すれば、CMのような単価の高い仕事を受けやすくなるでしょう。
ナレーション(ナレーター)の仕事は幅広い
ナレーション(ナレーター)の仕事といえば、テレビ番組やCMなどが思い浮かびますよね。
その他にも、企業のPR動画や研修ビデオ、美術館の音声ガイドなど、ナレーションには幅広い仕事があります。
ナレーション(ナレーター)になるには
初心者がナレーション(ナレーター)を目指す場合、次の流れが一般的です。
- 声優専門学校に通う
- 声優事務所に所属する(オーディション合格)
- ナレーションの仕事を受ける
声優事務所に所属するにはオーディションに合格する必要があるので、まずは声優専門学校で発声や滑舌、演技力などのスキルを身に付けます。
声優事務所を選ぶ時は、俳協や青二プロダクションといったナレーションに強い事務所がおすすめです。
まとめ
ナレーション(ナレーター)は、声優の仕事の中でも比較的高い収入をもらえます。
仕事の単価が高く掛け持ちもしやすいため、仕事をすればするほど収入アップが望めます。
仕事をたくさん受けられるようにしっかりとスキルを身に付け、ナレーションに強い声優事務所への所属を目指しましょう。
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