声優に演技力は必要?効果的な練習とは

演技をしている声優

  • この記事は、アミューズメントメディア総合学院の声優学科が執筆しています。
声優に限らず、何かを演じることを生業としている人にとって永遠の課題となるのが、「演技力」ではないでしょうか。「声優は演技力が必須」だという意見もあれば、「演技力がなくても大丈夫」と言う人もいて、なかなか演技力というものの捉え方は定まりません。今現在、声優を目指して勉強中の方にとっても、演技力の必要性は気になるところだと思います。ここでは、声優に演技力は必要なのか、また効果的な練習方法などについてお話ししていきたいと思います。

 
 

  • この記事は、アミューズメントメディア総合学院の声優学科が執筆しています。

声優は演技力がなくても大丈夫

声優に演技力が必要かどうかというのには、様々な考え方があります。それは、アニメ作品などにおける声優のキャスティングの基準が関係しています。
声優のキャスティングは、単純に演技力が高い低いという基準で行われているわけではありません。アニメ制作において制作者側が最も重要視しているのは、そのアニメによる売り上げになります。そのアニメがビジネスとして成功するためには、作品の人気が重要なのです。
そういった意味で考えると、キャスティングの基準を強いて挙げるのであれば、「アニメに多くのファンをつけることができる声優」ということになります。これは演技力だけで測れるものではありません。
そのため、演技派とされる声優よりも多くのファンを抱える人気のある声優をキャスティングする作品も多いです。また、将来性のある若手声優が比較的規模の大きな作品にキャスティングされることもあります。
そのほか、ナチュラルな演技が求められる作品においては俳優や女優がキャスティングされることが多いです。実写に近い雰囲気の作品などでは、俳優や女優の映像芝居に近い自然な演技の方が適している場合があるのです。

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俳優と声優の演技力の違い

主に実写での映像芝居を専門に行う俳優に対して、声優はアニメなどへの声での出演を専門に行います。演技のプロという意味では、俳優と声優は根本的に同じものと言えるでしょう。
ただし細かく見ていくと、その演技力には違いがあります。俳優の演技は声だけでなく動きや表情など全てを使って表現することができるため、芝居の自由度が高く、選択肢も多いです。一方で声優の演技は声だけで思いや感情、体調なども表現しなくてはなりません。映像芝居に比べて自由度が低く、限られた選択肢の中で演技をする必要があります。
先述の通り、最近では俳優がアニメ作品の声優としてキャスティングされることが多くなりました。これは単純に知名度の高さという理由だけではなく、俳優特有の演技力が必要な作品であるということも関係します。声に多くの情報が乗っている声優の演技に比べて、俳優の演技はアニメ作品の場合でも比較的ナチュラルな印象になります。一般的なアニメ作品では声優の演技力が必要ですが、実写に近い雰囲気のアニメ作品などでは俳優の演技力が必要になることがあるのです。
そのため、幅広くマルチな声優活動をしたいと考えている方は俳優の勉強も行うことをおすすめします。

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声優に必要な演技力とは

声優の演技力を学ぶ女性
俳優のように動きや表情で見せることのできない声優の芝居では、声にどれだけ感情を乗せることができるかが演技力を左右します。
台本をただ読むだけではなかなかその演技力というのは身につきません。それにはリアルな人間の様々な思いや感情を知る必要があります。
例えば失恋を経験したり、仲間と協力して何かを達成するなど、人生において様々な場面を経験してその感情を実体験することが声優の演技力に大きな影響を及ぼすでしょう。

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声優の演技力の基本

声優の演技力の基本となる要素は、発声です。声に全てを込める声優の芝居においては、発声が非常に大事なのです。
そしてその発声の質を左右するのが呼吸です。つまり声優の演技力には、呼吸が大きく関係しているということになります。
声優に理想的な呼吸法は、素早く息を吸って長く吐くことができるというものです。そのためには、腹式呼吸をすることが望ましいでしょう。
声優の勉強をしていると様々な場面で腹式呼吸の重要性を説かれるかと思います。養成機関などでも腹式呼吸をマスターするためのレクチャーがありますね。甘く考えがちな要素ですが、発声において非常に大事なものであり、演技力の基本ともなるためしっかりと身につけられるようにしましょう。

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演技力をさらに伸ばす方法

小説を朗読をする

小説の朗読は、演技力を伸ばすのに非常に効果的な練習です。小説を朗読することで、登場人物の性格や生い立ちなどを考慮して、声や話し方を想像しながら演じる練習をすることができます。
特に群像劇などを選ぶと登場人物が多く、あらゆる人物を演じ分けることができるため演技力を鍛えるのにとても向いています。
また朗読をするしないに関わらず習慣的に読書をすることができれば、どのような登場人物に対しても洞察し理解できる想像力を培うことができるでしょう。

ドラマや映画の演技を真似てみる

ドラマや映画など実写の作品を見ながら、キャストの俳優の方々の演技を真似てみるという練習法もあります。
「演技」というものの基礎を学ぶためには、生身で演じている俳優の演技力を目の当たりにし、体感することがとても大切です。
自分と同性のすべての登場人物の演技を真似し、それを録音して俳優の演技と比較してみましょう。実際に比べてみると、自分が演技力を伸ばすための課題が明確に見えてくるかもしれません。

動作をつけて演技の練習をする

声優の仕事は声だけの演技ですが、練習においては声だけでなく動作をつけてみるのも良い方法です。
実際に動作をつけてみると演技がしやすいですし、表現力を伸ばす練習にもなります。
小説の朗読やドラマ・映画の演技のコピーなどの練習と組み合わせて行ってみましょう。ただしオーバーに無理やり動作をつけようとする必要はなく、あくまでセリフを話している中で自然に体が動くくらいの心持ちで行いましょう。

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まとめ

声優のキャスティングは、必ずしも演技力だけで決められるわけではありません。
しかしだからと言って、最低限の演技力は必要であるということは忘れてはいけません。
あくまで基礎スキルとして、演技力を伸ばすことは声優を目指す中での絶対目標にしましょう。

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