VTuberとは、2Dや3Dのアバターを使用して活動しているYouTuberのことを指します。物語上のキャラクターではなく、「人格を持つ個人」として自分とは全く異なる世界観を演じられます。
VTuberは20代・30代が中心だと言われていますが、実際は年齢を公表していないことが多いため謎に包まれた部分も多いです。
そのため、40代からでも年齢的に遅くはなく、VTuberになろうと思えばなれます。そこで本記事では、40代からVTuberになる方法をご紹介します。
また、VTuberになるための必要な機材や流れなど解説しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
VTuberとは?今さら聞けない基礎知識
2016年に「キズナアイ」さんが初めて「バーチャルYouTuber」として名乗ったことで、一気にその名が広がりました。
「ユーザーローカル VTuberランキング」を運営する株式会社ユーザーローカルによると、2022年11月の時点でVTuberの人数が2万人を突破したと発表しました。
現在も新しいVTuberが登場しており、さらに増える見込みです。ここではVTuberとは何かを今さら聞けない方のために解説しています。
VTuberとはアバターを使って配信すること
VTuberは「バーチャルYouTuber」の略で、仮想キャラクターを用いてコンテンツを制作し、YouTubeで配信するバーチャルクリエイターのことを指します。
VTuberはアバターと呼ばれるキャラクターを操作し、視聴者とコミュニケーションを取ることが主な活動です。
VTuberはリアルな姿ではなく、3Dまたは2Dの仮想キャラクターを操作してゲームプレイ、歌、トーク、アートなど、さまざまなコンテンツを制作します。
この仮想キャラクターは視聴者に向けてコメントを発言し、いろいろな表情や動作を再現できます。
中の人は40代男性でも美少女になれる世界
VTuberは自身の仮想キャラクターに独自のパーソナリティやコンセプトを設定し、それに合ったコンテンツを制作します。
例えば、可愛らしいアイドル系からクールで知的なキャラクターまで、幅広いスタイルが存在します。
顔見せしなくても良いので、男女年齢問わずVTuberになれるのが大きな魅力でしょう。実際に40代男性が可愛い美少女系キャラクターを演じていることもあります。
40代からVTuberになる3つの方法
40代からVTuberになるには3つの方法があります。以下で詳しく解説しているので参考にしてください。
- キャラクターを作成して動画投稿する
- オーディションを受ける
- アプリを活用する
1.キャラクターを作成して動画投稿する
40代からVTuberになる場合、まずは自身のキャラクターを設定します。キャラクターは3Dや2Dである必要があり、そのキャラクターを操作してYouTubeに動画を投稿します。
キャラクターデザインや声の演技に工夫を凝らし、視聴者とのコミュニケーションを大切にしましょう。
個人で行うと収益が発生した場合に、すべて自分の収入となりますが、機材の用意からマーケティング、プロモーション活動のすべてを行わなくてはなりません。
また、アバターを自作できない場合は、プロから購入することも可能です。自分で挑戦してみたい方は下記を参考にしてみてください。
2.オーディションを受ける
「にじさんじ」や「ホロライブプロダクション」などが主催するオーディションに合格して活躍する方法があります。
知識がない40代の方でも、VTuber事務所に所属することでサポートを受けながら活動することが可能です。ただし、収益は事務所と折半となり、取り分が少なくなります。
オーディションに合格するには“声”が重要なポイントになり、ある程度訓練した方でないと難しいかもしれません。
40代で本格的にVTuberになるには、声優専門学校に行くのもおすすめです。
アミューズメントメディア総合学院(AMG)の声優学科なら、発声方法や滑舌などの基礎知識を身につけられます。もちろん声優志望だけではなく、声を使うお仕事をしたいと考えている生徒もたくさんいますよ。
3.アプリを活用する
「VTuberになりたいけれど、機材を揃えてから続かなかったらお金がもったいない」と心配な方は、アプリを活用する方法がおすすめです。以下のようなアプリがあるので、参考にしてみてください。
- カスタムキャスト
- REALITY
- Mirrativ
- IRIAM(イリアム)
- topia(トピア)
アプリならスマホで簡単にできてVTuberがどのようなものか把握できます。ただし、VTuberはYoutubeで動画投稿やライブ配信をする人のことなので、基本的にVTuberとは言えません。
さらに収益化ができないことも多いので、あくまでもお試し感覚で活用すると良いでしょう。
40代からVTuberになる流れ
年代関係なく始められるのがVTuberです。しかし、始めるためにはまずどのような流れなのかを理解しておきましょう。
- ネット環境を整える
- 企画を考える
- 動画・編集・配信
ネット環境を整える
どんなに素晴らしいVTuberでも、インターネット環境が不安定なまま生配信しても途中でフリーズし、視聴者が離れていきます。
それだけではなく、VTuberを流すまでの工程のほとんどがインターネットを介しています。
屋内で動画配信するなら、速度と安定性の面から光回線がおすすめです。光回線は光ファイバーを利用した固定回線なので、無線に比べても安定性は抜群です。
企画を考える
配信する内容を考えてどのように見せていくのかのプランを考えます。VTuberに必要なのは魅力的なアバターと企画力です。
コンテンツ内容が充実していれば、自然とユーザーが増えます。最近人気のある「やってみた系」「ゲーム実況」「あるあるネタ」「手描き」などがあるので、自分の得意分野からスタートするもの良いでしょう。
大まかな骨組みができたら、実際にセリフで書き出します。
録画・編集・配信
コンテンツができたら、実際に動いて録画します。動画をつなぎ合わせて、不要な部分をカットしたり字幕を挿入したりと、自然な流れになるように編集しましょう。
また、編集ソフトを使えば編集が苦手な方でもプロのような仕上がりになります。あとはYouTubeで配信すれば完了です。
おすすめの編集ツール・編集方法について詳細を知りたい方は下記をご覧ください。
>>知識0からVTuberになるには?必要な機材やアバターの作り方を徹底解説
VTuberになるための必須アイテム
VTuberを始める前に必要な機材をチェックしていきましょう。もちろん上記でご紹介したインターネット環境を整えることが一番です。
ハイスペックのパソコン
40代から気軽に始めたい方はスマホ一つでも可能です。しかし、ハイスペックなパソコンのほうが編集がしやすく、レベルの高い作品が作れます。
必要なスペックは以下の通りです。
- CPU:Intel Core i7以上の第8世代以上のもの
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 850M 相当以上のもの
- メモリ:8GB以上・できれば16GB以上
わざわざパソコンを新しく買い替える必要はありませんが、これから購入しようとお考えの方は上記のスペックを参考にしてください。
Webカメラ・マイク
アバターを操作するために、Webカメラを使って自分の顔の動きや表情をトラッキングします。アバターの動きは、Webカメラで捉えたあなたの顔の動きに合わせてリアルタイムで変化します。
Webカメラの解像度、フレームレート、マイクなどを調整して、映像と音声品質を確保することが大切です。
Webカメラは「1280×720」のHD画質が出力できれば問題ないと言われています。
VR機器(VRヘッドセット)
VRヘッドセットを使用すれば、VTuberと視聴者との対話やコミュニケーションが生まれます。仮想空間内でアバターの動きやジェスチャーがより伝えられるので、視聴者は参加型の体験を楽しめます。
さらに、VR空間内でのアクティビティやライブパフォーマンス、仮想ライブイベントなど、VR独自のコンテンツを提供することが可能です。
ただし、VRヘッドセットを導入するにはコストや技術的な面での懸念点があるため、購入する前によく検討しましょう。
40代でVTuberとして稼ぐ4つの方法
最初は軽い気持ちからスタートしても、配信しているうちに楽しくなってくる方はとても多いです。VTuberとして収益化できれば、さらにモチベーションが高まりやる気もアップします。
しかし、収益化するのは難しいといった現実もあるかもしれません。ここではVTuberとして稼ぐ4つの方法を解説します。
- 根気よく投稿し続ける
- 生配信で投げ銭を受ける
- SNSを活用する
- 新しいアイデアを考える
1.根気よく投稿し続ける
40代でVTuberとして成功するには根気と継続力が不可欠です。定期的にコンテンツを制作し、YouTubeに投稿しましょう。
最初は視聴者数が伸びにくいかもしれませんが、良質なコンテンツであれば時間とともにファンが増え始めます。
2.生配信で投げ銭を受ける
YouTubeの生配信では、視聴者が仮想ギフトやコインを購入し、これをVTuberに送ることができます。生配信はファンとリアルタイムの対話ができるため、収益を増やすチャンスです。
通りかかった視聴者も視聴してくれることもあり、自分のアバターを宣伝できます。
3.SNSを活用する
自身のVTuber活動をSNSで積極的に宣伝することも大切です。X(旧Twitter)、Instagram、TikTok、Facebookなどを使用してフォロワーを増やし、YouTubeページへ誘導します。
SNSはファンとのコミュニケーションや新しいフォロワーを獲得するための強力なツールとなるでしょう。
4.新しいアイデアを考える
競争が激しいVTuberの世界で、他と差別化するために新しいアイデアを考えることが必要です。独自のキャラクターやコンセプト、ユニークなコンテンツを提供することで、注目を浴びる可能性が高くなるでしょう。
また、他のVTuberやコンテンツクリエーターとのコラボレーションも一つの方法です。共同制作やプロモーションを通じて新しいファン層に知ってもらえ、結果的に認知度が高くなるケースも。
VTuberが参加するイベントには積極的に出向き、情報交換することも大切です。
40代でVTuberになるメリット
40代から始めるメリットとして、いくつか挙げられます。3つのメリットについて詳しく見ていきましょう。
- ストレス解消になる
- みんなを魅了できる
- お小遣い稼ぎができる
ストレス解消になる
40代は仕事で重要な役職についたり子供の進路などで悩んだりする機会が多くなるかもしれません。VTuber活動は日常のストレスを解消する手段として役立ちます。
自分をアバターで表現し、ゲームプレイやトークなどを楽しむことで、現実とは全く違う世界でリフレッシュができるでしょう。
また、キャラクターを通じてアイデンティティを発見し、創造的な一面を発揮できるかもしれません。
みんなを魅了できる
経験が豊富な40代のVTuberは、20代や30代には出せない魅力があります。あなたの人生経験や知識を共有することで、若い世代や他の年齢層の視聴者に影響を与えられるかもしれません。
また、VTuberとして活動することで、新たなコミュニティや友達との出会いが広がります。
お小遣い稼ぎができる
VTuber活動が成功すれば、広告収益やファンからの投げ銭などが受けられます。お小遣いとしての収入源となり、趣味を生かしてお金を稼ぐことができるでしょう。
さらに、企業からの商品プロモーションや提携契約による収益も考えられます。ただし、大成功を収めている方はほんの一握りなので、過度な期待はせずマイペースに活動するのがおすすめです。
まとめ
40代からでも気軽に始められるVTuber。潜在意識にある新しい自分を発見できるかもしれません。ただし、VTuberを始めるには、機材やインターネット環境など、最低限の準備を行う必要があります。
また、視聴者の心に響くような魅力的な声も必要不可欠です。声優志望の方もVTuberとして活動しています。声の出し方を訓練して、周りと差別化できれば収益化も夢ではありません。そのためには惜しまぬ努力が必要になることもあるでしょう。
アミューズメントメディア総合学院(AMG)の声優学科では、未経験でも基礎がしっかり身に付く2年のカリキュラムがあります。VTuber活動とレッスンを並行して行う方法もおすすめです。
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