声がこもる人には特徴があり、原因もさまざまです。話の途中でよく人から聞き返されたり、声が通らなかったりと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、声がこもる方のために、どういう方法で解消すれば良いのかをご紹介します。また、声がこもる原因や声が通らない人の特徴も解説しているので参考にしてくださいね。
目次
声がこもる5つの原因
声がこもるのは生まれつきだと思い、諦めている方も多いのではないでしょうか?ですが声がこもる原因を知ることで、解決につながるかもしれません。
原因①口の開きが小さい
口の開きが小さいと、口の中でモゴモゴと発声することになり、声がこもる原因となります。
さらにあまり口を動かさないので、余計に声がこもってしまうといった悪循環に。また、自分では声を出しているつもりでも、相手に届かないこともあるでしょう。
原因②喉の筋肉の衰え
喉の筋肉が衰えることで、声がこもる場合があります。通常、声帯は呼吸しているときに開き、発声するときに閉じる仕組みになっています。
しかし、喉の筋肉が弱いと声帯を閉じることができず、しっかりと発声ができなくなることがほとんどです。
普段あまり人と話すことがない方は、喉の筋肉を使っていないため次第に声帯の筋肉が衰えます。
原因③肺活量が少ない
息を吐き出す力がないと、声が上手く出せません。腹筋があまりない方に多く見られ、息も浅いのが特徴です。
呼吸が深いと息を吐き出しながら声を出せますが、呼吸が浅いと息が続かずに口の中でこもってしまいます。
原因④姿勢が悪い
姿勢が悪いと喉が締まりやすくなり、声がこもる原因となります。猫背だけではなく、腰がそり返っている方もお腹に力が入れられずに声が抜けがちに。
声の通りが悪いと上手く発音ができず、口の中で発声する癖がつきます。
原因⑤歯並びが悪い
物理的な要因の一つとして、歯並びが悪いことが挙げられます。歯の隙間から息が漏れて、声がこもる原因に。
特に「さ行」や「た行」が発音しづらくなり、自分でも煩わしさを感じるでしょう。この場合は滑舌のトレーニングを行うことで改善されるケースが多いです。
声がこもる・通らない人の特徴
次に、声がこもる人と、通らない人の特徴を見ていきましょう。人から聞き返されることが多い方は、もしかしたら声がこもっているかもしれません。声がこもることに対して、意外と自分では自覚していないことがあります。
人から聞き返される
人と会話していると、よく話の内容を聞き返されることはありませんか?
相手の聞く姿勢にもよりますが、「え?」と耳を近づけられるシーンが多ければ、あなたの声がこもっている可能性が高いです。
自分に自信がない
声がこもる理由として、物理的な原因と、精神的な原因があると言われています。自信のなさから、声が自然に小さくなるケースが多く見受けられます。
他人と話をするのに緊張しやすい人は、喉が締まりやすくなることがほとんどです。さらに姿勢も縮み、ますます声がこもってしまいます。
声がこもっている人への印象
声がこもることで、周囲の方にどのような影響を与えているのでしょうか。ここでは、周りの人が考える「声がこもる人へのイメージ」を紹介します。
情報が合っているか心配
仕事のシーンで相手がボソボソ喋っていたら、聞こえにくいだけではなく、聞いた情報が正しいのか心配になってしまいますよね。
「何度も聞き返すのは申し訳ない」と思う方も中にはいらっしゃるので、推測で捉えられてしまうことも。
情報がきちんと伝わらないと理解してもらうのに時間がかかり、仕事にも影響します。
やる気がないと受け取られてしまう
声がこもった話し方をすると、相手になんとなく暗い印象を与え、やる気がないのかと思われることもあります。
一般的に「ハキハキした話し方」は、やる気があるイメージを持たれるのに対し、「声が小さく、こもりがちな話し方」は、やる気がないイメージを持たれやすいです。
声がこもる人のための改善方法5つ
声がこもることに対して問題を抱えている方は、悩みを解決するための方法があります。ここでは、声がこもる簡単な治し方を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
①腹式呼吸を行う
腹式呼吸ではなく、胸式呼吸になっている方は声がこもりがちです。胸式呼吸は必然的に息の量が不足し、お腹にも力が入らないため安定した発声ができません。
話しながら声量を確保するためには、腹式呼吸をマスターすることが必要です。腹式呼吸の詳しい方法は以下を参考にしてください。
②滑舌のトレーニングを行う
滑舌の良さは自信にもつながり、ハキハキと大きな声を出せるようになります。滑舌を良くするためには、意識的に言葉をはっきり話すことが大切です。
滑舌トレーニングの方法としては、早口言葉や舌のトレーニングなどがあります。舌のトレーニングは、舌を突き出したり回したりすることで、筋肉を鍛える効果がありますよ。
自分が苦手とする50音を徹底して練習することもおすすめです。
③高音を意識する
声がこもる人の特徴として、そもそも「声が低い」といったケースが挙げられます。「声が低くて声がこもっている」となると、非常に聞き取りにくくなるため、声のトーンを意識的にアップするのがおすすめです。
地声が低くてもはっきり話せば聞き取りやすいのですが、どちらかと言えば人は高い声のほうが聞き取りやすいと言われています。
人が聞き取りやすい音は「ドレミファソラシド」の「ソ」です。「ソ」の音程を出すために、普段から声を高めに上げるようにしましょう。
地声を高くする方法とは?高音で歌えるようになる3つのトレーニング方法を解説
④発声練習を行う
自宅で簡単にできるボイトレは以下のようなものがあります。
・タングトリル
・ファルセット(裏声)
発声練習を行う前にはストレッチを行い、喉をリラックスさせるのがポイントです。地道に練習することで、喉が開きやすい状態になり、声を出すのに違和感がなくなるでしょう。
発声練習の手順は下記を参考にしてみてください。
発声練習の手順を解説!声優を目指す方必見のボイストレーニング
⑤抑揚をつけて話す
一定のトーンで話すよりも、メリハリをつけて話すと相手に伝わりやすいと言われています。
顔の表情と合わせて声を出すことで、結果的に自然と口の動きも大きくなりハキハキ喋れるようになるのです。
また、身振り手振りをつけて話すようにすると、話すことが楽しくなるので試してみてください。
一度自分の声をボイスレコーダーなどで確認するとわかりやすいですよ。
声に関して悩むならプロに相談しよう
声の仕事に就きたい方や、声がこもることにコンプレックスを感じている方は、一度プロの講師に相談するのがおすすめです。
声優の専門学校やスクールでは本格的なボイストトレーニングを行うため、声帯を鍛えることができます。
声のトレーニングは自宅でもできますが、間違った方法で行うと喉を痛めてしまう可能性があるので気をつけてください。
正しい知識をしっかり持った講師からレッスンを受けることで、早く声のこもりが解消できるはず。
まとめ:声がこもるのを解決して魅力的な話し方に!
生まれつきで声がこもりやすい体質でも、努力次第では声が通るようになります。ここで紹介した解消法を試して、相手に伝わりやすい話し方を目指しましょう。
自分ではどうすることもできないと感じたときや、声の仕事に就きたい方は声優の専門学校を利用するのがおすすめです。
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「昼間部」「週5日」「2年制」といったコースがあり、自分のライフスタイルに合わせながら通えるのが特徴です。
質の高いボイストレーニングを受けられるため、声がこもる悩みはすぐに解決できるはず。卒業後の進路もサポートしており、すぐに現場で活躍できるのも魅力です。
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