おすすめのボイトレの方法について

おすすめのボイトレの方法について

  • この記事は、アミューズメントメディア総合学院の声優学科が執筆しています。
ボイトレはボイストレーニングの略で、声に関わる職業の人が実践する、発声のためのトレーニング方法のことを指します。
特に声優の場合は、歌手と並行して活動している人が近年増えているため、ボイトレの重要性は以前よりも高まっています。
また、ボイトレは声優としての下地を作ることにも通じていきます。
ここでは、声優になりたいと思っている方におすすめできるボイトレの方法を詳しくご紹介します。

 

  • この記事は、アミューズメントメディア総合学院の声優学科が執筆しています。

 

声優にボイトレが必要な理由

声優業界は以前よりも飽和状態になっているため、活躍するためには他の人との差別化が必要不可欠な要素になります。
表現力なども含めた声優としての技術はもちろんですが、近年は歌唱力が差別化のための大きな要素になっていきます。
そのため、上手く歌を歌えるようになるためのボイトレは、やっておくことに越したことはありません。

また、ボイトレは声優がよく実践している発声練習と相通じる点が多いことが、特徴として挙げられます。
例えば、喋る時と歌う時に必要とされる土台(横隔膜や体幹)は、実は共通しています。
声のエネルギー量に限れば、歌うことの方が多く消費すると語る声優もいることから、基本的に歌うことを前提とするボイトレを実践することで、声優としての下地作りに還元できるのです。
まとめると、声優にとってのボイトレは、上手く歌えるようになるためだけでなく、声優としての下地作りや基礎の底上げに繋がるという意義があります。
そのため、声優を目指す上でボイトレは必要な要素と言えるのではないでしょうか。

声優学科

歌が上手くなる為にするべきボイトレとは

呼吸法が正しくない

歌を上手く歌えない原因はいくつか考えられるのですが、その1つは呼吸法が正しくないことが挙げられます。
上手く歌えないのは単に音痴だから、と思っている人がもしかしたらいるかもしれませんが、実は一概にそうは言えません。
呼吸法が正しくないと、息が長く続かないことはもちろんですが、歌い方が不安定になってしまいます。
結果として音程が外れたり、もしくは声量が足りなかったり、はたまた音域が狭くなってしまうのです。
しかし、正しい呼吸をしている場合は息が続きやすいので、安定した歌声を出すことが出来るようになります。
ですから、もし現在の呼吸法に不安のある方は、呼吸法を正すところから始めていくと良いでしょう。

喉に力を入れずに歌えるようにする

喉に力が入っている
腹式呼吸ではなく胸式呼吸で歌っていると、呼吸が浅いため自然に上半身と喉に力が入ってしまい、どうしても発声しにくくなってしまいます。
反対に、喉をリラックスした状態にすることで、発声しやすくなります。
喉をリラックスさせる方法としては腹式呼吸が効果的です。
腹式呼吸の方法については下の方の項目で説明しているので、参考にしてみて下さい。

音域を広げるための練習方法はこちら

声量を上げるための練習方法はこちら

男女別に鍛える声域を変える

男性や女性の歌声を聴くと分かる通り、性別によって声域が異なるため、男女で声域の伸ばすべき部分も変わってきます。
男性の場合は女性に比べ声域が低いので、地声の限界値を高くする練習や裏声を上手く使いこなせるような練習を行うと良いでしょう。
そうすることで男性特有の低い歌声だけでなく、女性らしい高い歌声も表現できるようになります。
一方、女性の場合は高音や裏声が得意ですが、そればかりだと表現のレパートリーが限られてしまうので、表現の幅をより広げていくと良いでしょう。
本来ある高い声域をさらに伸ばすという意味で、裏声の練習や裏声の限界値を高めるような練習を行うと効果的です。

女性に効果的なボイトレ方法についてはこちら

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ボイトレを毎日すべき理由

歌唱力や表現力を高めるためにも、日々のボイトレは欠かせません。
中には練習を行うことで喉に負担をかけると考えるような方もいるでしょう。
しかし、ボイストレーニングは声質や表現力の向上に限らず、自身の今ある才能を守るというメリットもあります。
もちろん練習を過度に行っても喉の状態を悪くするだけなので、なるべく自分のペースに合わせて練習を行っていきましょう。
1日の中に15〜20程度の練習を複数回に分けて行うと効果的ですが、自分のコンディションに合わせて無理のない練習を優先することが大事なポイントです。

初心者向けのボイトレの方法についてはこちら

毎日のボイトレで得られる効果について詳しく見る

ボイトレで得られるより具体的な効果についてはこちら

自宅でも出来るボイトレ方法紹介

リップロール

リップロールとは、唇を閉じた状態で息を吹き掛け唇をブルブルと震わせる、自宅でできるボイトレの方法の1つです。

リップロールのポイント

リップロールを行う上で重要なのは、リラックスしている状態か否かです。
リラックスというのは心だけを指すのではなく、体全体を指します。
そうするためには、首や喉、そして表情筋などもリラックスさせなければなりません。
まずは、リップロールがきちんとできるようにリラックスを心掛けましょう。
リップロールができるようになったら、次は唇を振動させながら音程を変化させましょう。

リップロールをしている状態で音程を変化させるには、声帯で調節するしかありません。
そのため、リップロールは、結果として声帯による音程調節をする訓練になるのです。
またリップロールは、空気が一定の割合で吐き出されていないと振動が停止してしまうため、空気を吐き出す量を調節する横隔膜を鍛えることにも繋がってきます。
リップロールを実践している声優は多いですし、ボイトレの基礎とも言えるため、目指している方は是非できるようになってほしいです。

リップロールの練習方法とメリットについて

腹式呼吸の練習

ボイトレに欠かせないのが、腹式呼吸の習得です。
腹式呼吸は、発声や歌うことの土台の一角であるため、身に付けられるようになるまで練習を繰り返していく必要があります。

腹式呼吸のポイント

腹式呼吸とは、その名の通り胸ではなくお腹で呼吸をすることを意味します。
具体的には、息を吸う時にお腹を膨らませ、吐く時にお腹を凹ませることです。
お腹を使うことで横隔膜を上下させられ、喉がリラックスできるため、通りの良い歌声を発声しやすくなり、息も長く続くようになります。
声優も含め声に関わる職業の人は基本的に腹式呼吸を身に付けているため、目指す人はなるべく習得するようにしましょう。

腹式呼吸の練習方法とメリットについて

ストレッチ

歌う時や喋る時の土台とも言える体幹や横隔膜は、ストレッチによって鍛えることができます。

ストレッチのポイント

ストレッチで体幹や横隔膜を鍛える際は、椅子やストレッチボール、バランスボール、マットなどを使用しましょう。
横隔膜を鍛える際は椅子やストレッチボールを使い、体幹を鍛える際はバランスボールやマットを使います。
横隔膜を鍛えることで肺活量が増加するため、安定して通りの良い声が発声しやすくなったり、歌に必要な声量を出すことが出来るようになります。
さらに、体幹を鍛えることで身体のバランスが良くなるため、よりリラックスした状態で腹式呼吸が行えるようになります。
このように腹式呼吸の発声をする上で、横隔膜や体幹を鍛えることはとても重要な要素になるため、ボイトレの教室ではよくストレッチが行われています。
ですので、ボイトレの一環としてストレッチもなるべく行うようにしましょう。

カラオケアプリでの歌唱

歌唱力を底上げするには、楽しむためではなく、ボイトレのためのカラオケは欠かせません。
ですが、相当な頻度でカラオケボックスに通うとなると、お金が掛かってしまいます。
そういう時には、自宅でも問題なく行えるカラオケアプリの使用がオススメです。
しかしながら、カラオケで闇雲に歌ってしまっては歌唱力が上達しませんし、そもそもボイトレとは言えないものになってしまいます。
まずは正しい姿勢や呼吸法、声帯で音程を変える、発音を良くすること、横隔膜や体幹を鍛えることなど、歌唱のための土台を総合的に構築していきましょう。
正しい発声方法ができて初めて歌唱に必要とされるリズムや声音、音程や発音、そして感情表現などを、カラオケによってボイトレすることができるようになります。

カシレボ!JOYSOUND-カラオケ歌詞検索-

「カシレボ!JOYSOUND-カラオケ歌詞検索-」は、会員登録が不要かつ無料で使用できるスマートフォン用のカラオケアプリです。
スマートフォンに入っている音楽や動画を再生させると、歌詞が紐付かれて自動表示される仕組みとなっています。
また、スマートフォンに保存されている楽曲に限れば、ボーカルオフモードを使用できるため、本物のカラオケのように、自宅で気軽にボイトレすることができます。
しかしながら、このアプリ単体では採点や録音ができないため、録音や採点用のアプリが必要となります。
そこで、「音程グラフ採点-カラオケJOYSOUND+」との連携をオススメします。
「音程グラフ採点-カラオケJOYSOUND+」を連携させることで、録音と採点ができるようになり、さらに月360円を支払うことで、JOYSOUNDに収録されている約14万曲が歌い放題になります。
無料で使用したいという場合は、1日1曲であれば歌い放題なので、実質練習し放題となります。
ただし、注意してほしいのは、録音機能搭載とはいえ、そのデータは録音直後にしか聞けないため、保存はできません。ですが、1ヶ月の利用券を購入することで、毎月10曲分が録音できるようになります。
ボイトレをして歌唱力を上げる際には、録音して聞くというのはとても重要な要素なので、なるべく録音した自分の歌声に耳を傾けましょう。

ウタエル

「ウタエル」とは「楽曲が自分の音域に合っているかどうか」をウタエル度として判定してくれるスマートフォン用アプリです。
歌いたいけど歌える自信がない……という場合は、「ウタエル」を使うことによって、自分の音域に合う曲を自動で算出してくれます。
「ウタエル」には無料版とプレミアム版(960円)が存在し、プレミアム版ではオクターブの上げ下げができる上に、キーを最大±18まで変更できます。
一方で、無料版はオクターブを上げ下げできませんが、キーは±6まで変更できます。
自分の音域を知れる上に、最適なキーも教えてくれるので、ボイトレするにはおすすめのアプリと言えるでしょう。

うたスマ-持っている曲で採点カラオケ-

「うたスマ-持っている曲で採点カラオケ-」は、iPhoneやiPod touchに入っている曲をカラオケ感覚で楽しめるアプリです。
ボーカルの歌声を消せるうえ、録音機能と採点機能も併せ持ち、なおかつ歌詞も出てきます。
さらに、イヤホンやヘッドフォンを付けることで、自分の声にエコーが掛かるようになるため、よりカラオケに近い感覚でボイトレを行うことも可能です。
カラオケ感覚でボイストレーニングを行いたいという方は、「うたスマ-持っている曲で採点カラオケ-」を使ってみると良いでしょう。

カラオケでの効果的なボイトレ方法をもっと詳しく

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練習すべき曲の選び方とは

声質が似ているアーティストの曲

声質が似ているアーティストの曲
まずは自分の声質に似たアーティストの曲を歌うようにし、上手く聞こえるようにしましょう。
ボイトレをしたとしても、急激に歌唱力が上達することはありません。
自分の声質に似たアーティストの曲を歌うことで、そのアーティストの歌い方などが参考になります。
そして何よりも、自分にとって歌いやすい曲の方が、やはり練習に身が入りやすいです。
反対に最初から自分にとって難易度の高い曲を選んでしまうと、上達しているという実感が得にくいため自信が付きにくく、そもそも歌いにくいことこの上ないです。
そのため、ボイトレをするには、まずは自分の声質に似たアーティストの曲を練習で歌うようにし、徐々に歌唱に対する自信を付けるようにしましょう。
そして、ある程度自信を付けてから、声質が異なるアーティストの曲を歌うようにしましょう。

テンポの良い曲

自信を付けるという意味では、テンポの良い曲を選んだ方が良いでしょう。
テンポがゆっくりのためのバラードなどは、音程やリズムがズレやすいですし、バラードならではの技術が求められます。
そのため、ボイトレをするにはまず初めにテンポの良い曲を選ぶようにし、ズレを感じなくなってきたら、バラードなどの歌にも挑戦しましょう。

自分の声の高さに合った曲

そして、自分の声の高さに合った曲を歌うことも、歌が上手く聞こえる方法の1つとなります。
声質と同様に、自分の音域と異なる曲を歌うということは、難易度の高い曲に挑戦していることと同じなので、自信が付きにくい上に練習に身が入りません。
以上のポイントをまとめると、ベストとしては声質と声の高さが似ていて、なおかつテンポの良い曲を、まずはボイトレの一環として練習するようにした方が良いでしょう。
歌唱に対する苦手意識を払拭しつつある程度の自信を持つことができたら、徐々に難易度の高い曲に挑戦してみましょう。

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ボイトレ教室(スクール)へ

ボイトレ教室(スクール)へ
ボイトレ教室は、全国各地で開かれています。
歌唱力のアップだけでなく、声優などの声の職業に必要な土台を作れるため、通うことを選択肢の1つとして挙げられます。
例えば声優や歌手を目指す方は、高校生のうちにボイトレ教室に通い、卒業したら専門学校に入学するというのも、1つのルートになります。
土台が既にできているため、入学後はひたすらレベルアップに費やせるというメリットがあるので、検討してみるのも良いでしょう。

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まとめ

今回は有効なボイトレについて幾つか紹介させて頂きました。
ボイトレは声の表現力や歌唱力を高める上で欠かせない練習です。
しかし、過度な練習を行っても喉の状態を悪くするだけなので、自分にとって適切な練習方法を見つけていくことが大切になります。
これからボイトレを始めるという方は、自分にとって無理のない範囲で日々の練習に励んでいって下さい。

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