高校生や大学生時代からの夢を叶えるために、30代から歌手になりたいと考える方は多いです。社会人になって歌手になるのを諦めた方もなかにはいるかもしれません。
しかし、30代になったのを機に、もう一度歌手に挑戦したいと思うことも。努力だけでは歌手になれないということはわかっているけれど、それでも諦めたくない方はたくさんいます。
そこで本記事では、30代から歌手になる方法やなぜ30代から歌手を目指すことが難しいのかを解説しているので、ぜひ参考にしてください。
30代から歌手を目指すための5つの方法
30代から歌手を目指すには、時代に合った方法を実践することが大切です。
ここでは30代から歌手を目指したい方のためにポイントを5つご紹介します。
①SNSでの継続的な情報発信
今やSNSをやっていないと時代に取り残されるといわれるほど、世界中の方が利用しています。SNSにはInstagramやX、TikTokなどがあり、自分をアピールするにはうってつけの方法です。
シンガーソングライターを目指すなら、自分の作った楽曲や有名曲のカバーを動画に合わせて投稿することするなど自分たちの活動を見つけてもらうための投稿をしましょう。
SNSはとにかくフォロワーを集めることが大切なので、毎日複数回の投稿を根気よく続けることが大事です。
また、直近ではショート動画が流行っているなど時代に即したコンテンツの作成も大事な要素となります。
誰かの目に止まって注目されれば、あっという間に拡散されるのがSNSの良いところです。実際にSNSから人気が出た「Tani Yuuki」さん「もさを。」さん「瑛人」さんなどはSNSでの拡散などがきっかけとなり、知名度を獲得しています。このことから、SNSにはチャンスが多く転がっていることがわかるでしょう。
②YouTubeで自分の存在を知ってもらう
自分の個性を発揮しやすいYouTubeを利用するのも歌手活動におすすめです。YouTubeなら仕事が終わった後に撮影して編集し、投稿ができます。
作曲した楽曲を披露する場所として利用している方も多いです。
ちなみに世界的なアーティスト「ジャスティン・ビーバー」さんもYouTube出身のアーティストです。
③30代でも受けられるオーディションに応募する
オーディションの中には応募資格に「年齢問わず」と記載していることがあります。まずはオーディションに合格したい方におすすめです。
以下のオーディションは年齢問わず募集しています。
その他にも年齢関係なく「新人発掘オーディション」などのイベントを開催することがあります。
ただし、合格してから高額な料金を請求してくる事務所もあるので、詳細をよく確認して慎重に選ぶようにしましょう。
④顔出しせず年齢不詳シンガーになる
数年前からVtuberが話題となり、顔出ししなくても歌唱力や曲で勝負できるチャンスが多くなりました。
歌で勝負したい30代なら、あえて顔出ししないで挑戦することも可能です。声だけでは年齢がわかりにくいので、年齢不詳シンガーとして活躍することも視野に入れておくと良いでしょう。顔出しNGでもオーディションに参加できることもあります。
Vtuberについて気になる方は下記のコラムをご覧ください。
>>30代からでもVTuberを目指せる?やるべきことや目指すためのステップ
⑤声優や演技から入る方法もある
芸能界にデビューするなら、最初の入り口にこだわる必要はありません。30代で歌手を目指すよりも、声優や俳優を目指したほうが早くデビューできる可能性があります。
浜崎あゆみさんはもともと歌手志望でしたが、当時は俳優として活躍していた経歴があります。
また声優からアーティストになることも可能です。「声優アーティスト」と呼ばれる方は「水樹奈々」さん「田村ゆかり」さんが有名でしょう。
歌手になることにこだわるのは大切ですが、まずは夢を叶えるための方法として声優も検討してみてはいかがでしょうか。
アミューズメントメディア総合学院(AMG)の声優学科では、ボイストレーニングや表現力など、歌手になるための基礎知識をしっかり学べます。
年齢関係なく30代でも歌唱力があれば誰かの心に響きます。そのためには声の出し方や発声練習が必要不可欠です。
30代から歌手になるのは難しい3つの理由
30代から歌手になるのが難しいといわれるのには理由があります。ここでは、その理由について3つご紹介します。
オーディションには年齢制限があるから
オーディションの応募資格を見ると年齢制限を設けているところがほとんどです。主に「18〜29歳まで」であることが多く、すでに応募資格がないと落ち込むこともあるでしょう。
特に事務所のオーディションは、即戦力というよりも育成することから始めるケースが多いため、10代や20代の合格者がほとんどです。
30代になると一気にオーディションに参加できる資格が少なくなり、人気の事務所に入るのは困難になるでしょう。
音楽業界は10代・20代を求めるから
ここ数年は年齢やジェンダー、多様性に配慮しないと差別だといわれる時代です。しかし、音楽業界ではいまだ若い人を求める傾向にあります。
最近では「K-ポップ」が日本の音楽業界を席巻し、韓国と日本の歌手を比較せざるを負えない状況です。韓国の歌手はパフォーマンスや歌唱力が高く、世界でも通用するといわれています。
世界に通用する人たちは、やはり10代の頃から厳しいレッスンを受けてオーディションを積極的に受けている方がほとんどです。
そのため、音楽業界が20代までを求めるのは仕方のないことかもしれません。
世間体を気にし始めてしまうから
30代になると、一緒に夢を追い求めていた仲間が次々に離脱し、社会人として仕事を始めたため「気がついたら自分一人になってしまった」といったことになるかもしれません。
20代は勢いがあり「なんとかなる精神」でこられたかもしれませんが、30歳を過ぎると夢ばかり追いかけて世間からズレているのではないかと気になる方も少なくありません。
正社員で働きながら歌手を目指す方もいますが、アルバイトしながらチャンスを待っていることのほうが多いので、周りと比較して劣等感を抱いてしまうことも。
30代で歌手デビューした有名人
30代から歌手になるのは難しいとご紹介しましたが、もちろん30代からでも歌手になった有名人はたくさんいます。
30代になると「遅咲きデビュー」といわれますが、これまで努力してきた基礎があるので、流動的な業界でも長年活躍しているのが特徴です。
スガシカオ
社会人生活を経て30歳でデビューしたシンガーソングライターの「スガシカオ」さん。30歳を迎える29歳、会社を辞めて一発発起し、1997年にシングル「ヒットチャートをかけぬけろ」でメジャーデビューを果たしています。
その翌年にSMAPの「夜空ノムコウ」の作詞を手がけ、ミリオンセラーを生み出しました。早々に有名アーティストの仲間入りをし、今や唯一無二の存在です。
会社を辞めてからの1年間はがむしゃらに曲作りに専念したといいます。やはり相当な覚悟がなければ30代から歌手を目指すことはできないのかもしれません。
木山裕策
木山裕策さんがデビューを果たしたのは、なんと40代に差しかかる39歳のときでした。4人の子供に恵まれて幸せな家族の時間に包まれていた矢先、37歳のときに甲状腺の腫瘍が見つかります。
悪性の腫瘍で全摘出手術することになり医者から「声が二度と出せなくなる可能性がある」といわれ、その際に「声が出るようになったら夢だった歌手になりたい」と思うように。
もともと木山裕策さんは大学時代にバンドを結成し、ボーカルを担当しておりプロを目指していました。
手術後は奇跡的に声が出せるようになり、子供に自分の声を残したいという想いから歌手活動を始めます。
そして2007年、オーディション番組の「歌スタ!!」に出演し、見事合格したのです。さらに2008年には紅白歌合戦にも出場し、知名度をあげました。現在は正社員で働きつつ、家蔵のサポートを受けながら歌手活動も行っているようです。
半崎美子
大学生の頃に音楽に目覚め、在学中に中退して歌手を目指した半崎美子さん。パン屋に住み込み、働きながら楽曲を作り続けました。
そしてショッピングモールを中心に活動し、17年の下積みを経てついに36歳で2017年にメジャーデビューを果たします。
NHK「みんなのうた」でタイトル「お弁当ばこのうた〜あなたへのお手紙〜」が、幅広い世代に支持されて話題となりました。
また、半崎美子さんはデビュー前の2016年に、サザンオールスターズの桑田佳祐さんから「日本のアニタ・ベイカー(米R&B歌手)だ!」と激賞されたことも話題に。
一度も芸能事務所に所属することなく、自分の力で勝ち取った半崎美子さんはこれから歌手を目指す30代に大きな希望となるでしょう。
まとめ
30代で歌手になるメリットは、20代よりも多くの経験をしているからこそ誰にも真似できない表現力が生まれることです。30代から歌手になったスガシカオさんや半崎美子さんなど、先輩たちを参考にしてみるのもおすすめ。
また、30歳を過ぎて何か世の中に形を残したいと考えて歌手を目指す方は多いです。しかし、そのためにはボイストレーニングや発声練習など、基本的なことを身につけなくてはなりません。
しかし、独学でボイストレーニングをしている方は要注意です。間違った方法で練習していると、喉を痛めてしまう可能性があります。
そのようなことがないように、専門学校に通いながら歌手活動することも一つの選択肢に入れませんか?
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