近年人気を博しているVTuber。活動はYouTube内に収まらず、企業や自治体でもVTuberが広報活動を行なっていることもあるほどです。盛り上がり続けるVTuber業界を見て、憧れがありつつも、30代に突入し、「自分でもVTuberとして人気になれるのか…」と不安に思っている方がいるのではないでしょうか?
この記事では、30代でもVTuberを目指せるかについて、わかりやすくまとめました。また、VTuberを目指すためのステップや身につけておきたいスキルなどについても解説しています。
30代からVtuberを目指すことはできる?
結論から言うと、30代からでもVTuberを目指すことは可能です。
VTuberとして活動するために年齢制限はなく、プロでなければならない、経験や資格が必要などといった条件もありません。配信を定期的に続けられる時間の確保、配信をするための環境などが整えられさえすれば、すぐにでもはじめられるのがVTuberの魅力です。
実際、現在活動しているVTuberの中にも実年齢が30歳を超えている人や、主婦業をしながらVTuberとして活動している人もいます。
ただし、Vtuberの活動から収益を得て生活ができるようになるのは、年齢に関係なく簡単ではありません。このことを念頭に置いておきましょう。
30代でVTuberを目指すにあたっての懸念点
30代からVTuberを目指すにあたって、いくつか懸念すべき点があります。それぞれについて詳しくみていきましょう。
現在の仕事とのバランス
配信活動は定期的かつ継続的に行うことでリスナーが増えていく傾向にあります。そのためにはある程度の時間を確保する必要がありますが、現在社会人として仕事に就いている場合はそう簡単ではありません。
仕事とのバランスをとりながら配信活動していかなければならないため、しっかりとしたスケジュール管理と体調管理を行う必要があるでしょう。
配信時間を確保するために仕事を辞めるのも一つの手ですが、暮らしていくための貯蓄や、VTuberとしての目標など、しっかりと計画を立てていくことが重要です。
視聴者の年齢層は若者が多数
VTuberの視聴者層は18〜24歳が約5割、25〜35歳が約3割であることが、大手VTuber事務所「にじさんじ」「ホロライブ」の調査によってわかっています。
この結果からもわかるように、VTuberの配信を見る層はかなり若く、30代がVTuberを目指すとなると、若者の流行に敏感でいる必要があります。
ジェネレーションギャップを感じることも少なくないと考えられるため、人気を得ていくための懸念点となる可能性があるでしょう。
オーディションでは年齢で足切りされてしまうことも
事務所所属のVTuberとして活動していきたい場合、まずはオーディションを受けるのが一般的な流れです。
ここで懸念されるのが、オーディションの1つ目のステップである書類審査の際に年齢で足切りされてしまう可能性が0ではないということ。VTuberに年齢制限はないと前述しましたが、若い世代に将来性を期待して、年齢を重視する事務所もないとは言い切れません。
個人情報を出さずに活動できるのがVTuberのメリットでもあるため、事務所所属にこだわらず、VTuberとして活動することに重きを置くのがおすすめです。
VTuberになるまでのステップ
ここまで、30代でVTuberを目指すことはできるということ、そして、その際に懸念すべき点について解説してきました。
それでは実際にVtuberになるにはどのようなステップを踏めばよいのでしょうか?
VTuberは、個人で活動している場合と、事務所に所属して活動している場合があります。それぞれのステップについて以下で詳しくみていきましょう。
個人の場合
個人でVTuberとしての活動を始める場合に必要なステップは次の通りです。
- 環境を整える
- 配信内容を考える
- 録画・編集する
- 配信する
このステップの中で最も重要となるのが、「環境を整える」の部分です。VTuberのアイコンとなるアバターは、この時点で作成します。自身が依頼したいイラストレーターや絵師を探す、もしくは理想のアバターを自分で作成する必要があります。また、配信機材も必要です。
事務所所属の場合
事務所所属のVTuberとして活動したい場合は、所属したい事務所のオーディションに合格する必要があります。オーディションは、一般的に次のようなステップで行われます。
- 書類審査
- 動画・音声審査
- 面接
書類審査では、基本的な情報にプラスして声優や配信の経験があるか、どのくらいの頻度で活動できるかなどを見られます。
動画・音声による自己PRでは、指定の演技や歌を制限時間内に収めます。書類審査と同じタイミングで郵送もしくはデータを送るケースが一般的です。
最終ステップは、実際に面接を行います。面接審査は2次審査・3次審査複数回行われるケースも少なくありません。アドリブでの演技や歌、質疑応答がメインとなります。
VTuberになるためのステップについて、さらに詳しくは以下の記事も参考にご覧ください。
>>知識0からVTuberになるには?必要な機材やアバターの作り方を徹底解説
VTuberになるために身につけておきたいこと
30代からでもVTuberとして成功のチャンスを掴むためには、日頃からの意識や努力が重要になってきます。身につけておきたいこととして挙げられるのは、次の4つです。
コミュニケーション能力
VTuberは、配信中にリスナーとコミュニケーションを取る機会が多くあります。VTuberとして人気になっていくには、配信内容のおもしろさだけでなく、小さなコミュニケーションの積み重ねも大切です。
日頃から人と接する機会を増やす、コミュニケーション能力についての本を読んでみる、何より配信を繰り返していくなどして、徐々にリスナーとのコミュニケーションを取れるよう意識していきましょう。
企画力
今や、VTuberとして活躍している人はかなり多くなりました。その中で“自分にしかない魅力”を引き出せる企画力が、コンテンツを発信していく上で大きなポイントとなります。
自身がターゲットにしている年齢層や性別に刺さる内容はどういったものなのか、キャラクターの背景やストーリーはどのように設定すればいいかなどを細かく考えるといいでしょう。
オリジナリティと視聴者のニーズのバランスをうまく取ることが人気の秘訣です。
また、そのとき流行っているゲームや音楽などに常にアンテナを張っておくのも、よいコンテンツを届けるためのポイントになります。
動画編集技術
生配信ではなく、動画投稿も行なっていきたい場合は、撮影した動画を編集するための技術も必要です。
最近では無料でインストールできる編集ソフトも多くあり、まずはそこからスタートしてみるのもいいでしょう。効果音や文字入れなど、こだわった編集でなければ比較的簡単に習得できるので、インターネットや動画などからでも十分技術を身につけることができます。
著作権などに関する知識
VTuberとしての配信では、基本的に絵や映像が映ることになります。使用する絵や映像の使用許可を取らずに配信を行なった場合、著作権や肖像権などを巡ってトラブルになってしまうケースも少なくありません。
これらについての知識をしっかりとつけ、使用するまでの正しいフローを知っておきましょう。
正しい発声方法
VTuberは顔が見えない分、声のトーンや話し方で感情を伝えることが重要になってきます。聞き取りやすい話し方や魅力的な声が、人気を集めるためのカギとも言えるでしょう。
そのためには、正しい発声方法や呼吸法を身につけるのがおすすめ。自宅でできるトレーニングはもちろん、スクールに通って発声を学ぶこともできます。
中でも、声優を目指せるコースでは、VTuberの活動でも活かせるスキルが多く学べるでしょう。
まとめ
VTuberに年齢制限はなく、30代からでも目指すことができます。成功するには配信を継続することやスキルを身につけることがカギとなるため、現在仕事をしている場合はスケジュールをうまく調整し、バランスを取りながら配信活動を行なっていきましょう。
トークが配信の要となるVTuber活動では、発声や発音がとても重要です。アミューズメントメディア総合学院(AMG)の声優学科では、VTuber活動に活かせるスキルが学べるカリキュラムが充実しています。
本格的にボイストレーニングを受けたい方、VTuberだけでなく声優にも活動の幅を広げたいと考えている方は、アミューズメントメディア総合学院(AMG)の声優学科で学んでみてはいかがでしょうか?
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