【歌唱力UP】ビブラートの出し方を解説|出せない原因や解決方法も


カラオケの採点基準でよく目にする「ビブラート」は、歌手が表現の幅を広げるために必要です。ビブラートを上手に使いこなすことによって、歌唱レベルを上げることができます。

ビブラートは、歌手にとってはもちろん、ライブや歌の収録の仕事も受けることがある声優にとっても、役立つテクニックです。

  • この記事の監修者
  • アミューズメントメディア総合学院は、東京恵比寿にある声優、アニメ、マンガ、小説、ゲームなどの 業界や職業を目指す方のための専門の学校です。声優学科のurlはこちら
  • 著名な卒業生としては、柿原徹也さん、白井悠介さん、降幡愛さんなど多くの方が活躍しており、 プロダクション直接所属は67.7%と業界を代表する声優養成学校です。
  • 在校中から声優の現場をプロの声優と一緒に仕事ができるインターンシップが選ばれる理由となっております。 ご興味がある方は是非体験説明会に来てくださいね!
  • 体験説明会はこちら
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アニメ・声優関連ライブの市場規模は拡大し続けています。ぴあ総研によると、2018年1月〜12月のアニメ音楽・声優ライブ公演チケットの売り上げは推定で200億円に達しました。これは2017年の181億円から10.5%増えています。

2019年にはさらに195%増加し、245億円という推計になりました。コロナ禍での落ち込みがあったものの、現在は回復傾向にあり、今後はさらに拡大し続けると予想されています。

アニメ・声優関連ライブの市場規模からも分かるように、現在では声優がアイドルまたはアーティスト活動をする機会が非常に多いです。声優を目指すなら、ビブラートをマスターすることで、強みになるでしょう。

この記事ではビブラートの出し方と、出せない時の原因・解決方法を解説していきます。声優志望者はもちろん、それ以外でもビブラートをマスターしたい方は、ぜひご覧ください。

ビブラートとは?

ビブラートは、歌う時に声を揺らし、響かせるテクニックのことです。

歌詞の終わりに音を伸ばす時、声を小刻みに震わせるような歌い方を聴いたことはありませんか?

声を途切れさせることなく、それでいて小刻みに揺らすビブラートは、音が美しく響くので歌が上手に聴こえます

ビブラートを使いこなす歌手・アーティストには、次のような方がいます。

  • 槇原敬之
  • 西川貴教(T.M.Revolution)
  • 小田和正
  • 飛鳥涼(CHAGE and ASKA)
  • 松任谷由美
  • 宇多田ヒカル

どの方も多くの人が、「歌がうまい!」と称賛する歌手・アーティストですよね。

称賛される理由の1つとして、ビブラートをマスターしていることが挙げられるのではないでしょうか。

声優がビブラートをマスターするメリット


歌手にとってビブラートが重要なテクニックであることは分かります。

しかし、声優は歌を歌うのではなく、キャラクターに声を吹き込む仕事。ビブラートの習得は不要なように思いますよね。

確かに必須ではありませんが、声優がビブラートをマスターすることにも、きちんと仕事に繋がるメリットがあります
そのメリットを、以下でご紹介します。

メリット①演技の幅が広がる

声優が声を吹き込むキャラクターは多種多様。その中には歌手やアイドルなど、“歌を得意とするキャラクター”もいます。

歌を得意とするキャラクターが作品の中で歌う場合、声優と歌手を分けるパターンと、声優自身が歌まで担当するパターンがあります。

もしも声優自身が歌まで担当する場合、上手に歌えないと視聴者に違和感を抱かせてしまいますよね。

知名度やギャラにも関わってきますから、できれば自分で歌まで歌いたいところです。

ビブラートのテクニックがあれば、“歌を得意とするキャラクター”を演じやすくなり、演技の幅が広がります

メリット②キャラクターソングを歌いやすくなる

作品によっては、声優が「キャラクターソング」を歌うことがあります。

キャラクターになりきって歌うキャラクターソングは、歌の上手い・下手は問われないことが多いですが、歌が上手い方が聴いている人の印象に残りやすいです。

ビブラートをマスターしておけば、キャラクターソングの収録を依頼された時に、自信を持って歌うことができますよ。

メリット③声優アーティストとしての活躍を見込める

声優の中には、歌手・アーティストとしても活躍している方々がいます。
水樹奈々さんや宮野真守さん、蒼井翔太さんなどが有名ですね。

このように、声優と歌手の活動を両立している方は「声優アーティスト」と呼ばれます。

歌が上手くなれば、声優アーティストとしての活躍を見込め、知名度や収入がさらにアップするかもしれません

声優アーティストを目指す第一歩として、ビブラートをマスターしてみてはいかがでしょうか?

ビブラートの出し方


ここからは、ビブラートの出し方について解説していきます。

ビブラートの出し方には3つあります。

  1. ①あごを使う方法
  2. ②喉を使う方法
  3. ③横隔膜を使う方法

1から順に難易度が低いので、まずは①あごを使う方法からチャレンジしていきましょう。

慣れてきたら②、③へとステップアップしてください。

①あごを使う方法

あご(口)を使うビブラートはとても簡単なので、初心者でもすぐできるようになるはずです。

手順はたった2ステップ。

  1. 自分が出しやすい音程で「あ〜〜〜〜」と発声する
  2. 「あうあうあう」と下顎を動かし、音に波を加える

これだけでビブラートを出せます。

最初は違和感を覚えるかもしれませんが、慣れてくれば自然なビブラートになるので、たくさん練習しましょう。

②喉を使う方法

喉を使うビブラートは「ちりめんビブラート」とも呼ばれます。
ちぢれ麺のように、細かく波のあるビブラートです。

難易度はあごを使う方法とあまり変わらず、こちらも簡単に習得できます。

  1. 喉を振動させて「ああああああああああ」と発声する
  2. 「あぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁ」といった感じに、“あ”の音程を変える

以上が喉を使うビブラートの出し方です。

細かく音程を変えるほど、自然でなめらかなビブラートになります。

③横隔膜を使う方法

横隔膜を使うビブラートは、あごや喉を使う方法に比べると難易度が高いです。

しかし、マスターすれば自然で安定感のあるビブラートが出せるので、練習してみてください。

手順は次の通りです。

  1. 運動した後のように、口で「ハァハァハァ」と荒い呼吸をし、横隔膜が動く感覚を覚える(※)
  2. 鼻から息を吸う
  3. 1の横隔膜の動きを続けたまま、「あ〜」と発声しながら口から息を吐く

※横隔膜は肺の下、みぞおちのあたりにある筋肉です

最初はなかなか成功しづらいですが、練習を重ねていくと、徐々にビブラートが出せるようになるはずです。

ビブラートが出せない原因と解決方法

最後に、手順の通りにやってもビブラートが出ない時の原因と解決方法をご紹介します。

「ビブラートが出せない」とお悩みの方は、ぜひご覧ください。

力が入りすぎている

ビブラートを出すには、喉や首、体がリラックスしていなければなりません。

もしもビブラートが出ないのなら、それは体が緊張していることが原因の1つだと考えられます。

最初の頃は力みがちになってしまいますが、まずは深呼吸をしたり、簡単なボイストレーニングをしたりして、リラックスした状態を作ることを心がけましょう。

腹式呼吸ができていない

ビブラートが出ない原因としては、腹式呼吸ができていないことも挙げられます。

特に横隔膜を使うビブラートは、腹式呼吸ができる方とできない方では、やりやすさが全然違います。

腹式呼吸をご存知ない方、身についていない方は、まずは腹式呼吸をマスターしましょう。

>>【簡単】腹式呼吸のやり方を解説|声優が身につけるメリットは?

まとめ


今回はビブラートの出し方と、出せない時の原因・解決方法を解説しました。

声優がビブラートをマスターすることには、演技の幅が広がる、キャラクターソングを歌いやすくなる、声優アーティストとしての活躍が見込めるなど、様々なメリットがあります。

あごや喉を使うビブラートは、誰もが比較的簡単に出せるので、ぜひ練習してみてください。

あごや喉を使って出せるようになったら、横隔膜を使う方法もチャレンジしてみましょう。

ただし、一番大事なのは声優としての基本。ビブラートの練習と並行して、演技や発声の練習も忘れずに行ってくださいね。

自力での練習が難しいと感じる場合は、スクールなどの利用を検討してみてはいかがでしょうか?

アミューズメントメディア総合学院(AMG)の声優学科なら、声優に必要な知識や技術を、基礎から学ぶことができます。

声優ならではの発声、演技、表現の授業はもちろん、ヴォーカルレッスンや伝達実習(ナレーション)といった授業も受けられるので、歌やTV番組など多様なフィールドで求められる声優へ成長できます

「歌でも成功できる声優になりたい」
「いろいろなフィールドで声優として活躍したい」

そんな方は、ぜひAMGへの入学をご検討ください。

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