声優の仕事と言うと、アニメだけでなく海外映画、いわゆる外画の吹き替えもやりますよね。
アメリカの映画やドラマだけでなく、ここ数年で韓国作品の吹き替えの仕事も増加しているようです。
タレント性も求められている現在ですが、やはり外画の吹き替えは、未だに声優の華とも言える仕事ですよね。
ここでは声優の吹き替えという仕事について、深く切り込んでみましょう。
声優が吹き替えをするには
オーディションはあまりない
基本的に外画の日本語吹き替えは、プロデューサーやディレクターが声優を直接指名する場合がほとんどのようです。
ディズニー作品やスティーヴン・スピルバーグ作品などの例外はありますが、厳しい世界である事が窺えます。
実際に、プロデューサーやディレクターに知ってもらうほどの知名度や実績を獲得する必要があるみたいです。
事務所に依る面がある
数ある声優事務所の中でも、外画の吹き替えに強い事務所があります。外画の吹き替えに強い事務所というのは、制作会社やクライアントとのコネクションがあるという事を表しています。
ですので、実力さえあれば、知名度があまり無くとも役をもらえる可能性が上がるのではないでしょうか。
そのため、アニメより外画の吹き替えに比重を置きたい、もしくは挑戦したいという方は、そういった事務所に入所することが近道になります。
専属吹き替え
外画の吹き替えを行う声優の中には、特定の俳優の吹き替えをほぼ専属で務める方が多くいます。
そういった声優陣は、やはり実力も兼ね備えた人気声優である事がほとんどです。そして、特にはまり役となった場合には、フィックスと呼ばれます。
フィックスの中でも、20年に渡り超大物のハリウッド俳優の吹き替えを担当し、本人公認の声優がいたりします。
吹き替えに必要なスキル
プロデューサーやディレクターから指名されるだけの知名度や実績を持つには、相応の実力を備えている事が前提になります。
確かにこれでは新人声優が入り込む余地があまりありません。しかしそもそもとして、吹き替えのアテレコはアニメのアフレコより難易度が高いので、新人声優には荷が重いという実状もあります。
吹き替えの場合は既にコンテンツができているので、原音を聞きながら声をあてていきます。
生の人間の口の動きや息遣いに合わせて演技をするだけでも、かなりの技術が要求されます。その上、原音の状況も加味しないといけません。
表現力と技術力を高いレベルで身につけていないと、確かに吹き替えの仕事を全うするのは難しいかもしれませんね。
そういった事情のためなのか、舞台経験がある声優が吹き替えの現場には多いみたいです。
吹き替えの仕事が増える可能性
ここ数年で、インターネットによる動画配信サービスの勢いはとどまることを知りません。
ですので、アメリカ作品や韓流作品を含め、ネットで視聴できる外画の吹き替え作品は以前より増えています。
その分、声優が外画の吹き替えができるチャンスが増える可能性があります。もしかしたら、以前よりもチャンスは掴みやすくなっているのかもしれません。
声優としての実力を高められるまたとないチャンスなので、機会があれば是非チャレンジしてみましょう。
やりがい
声をあてる俳優の個性を活かすも殺すも、声優の表現力に掛かっていると言っても過言ではありません。
しかしながら出演した作品にもよりますが、高い技術を要求されるだけあって、ギャラはアニメより良いと言われています。
慣れるまではとても困難かもしれませんが、吹き替えの仕事をやれるという事は、声優として頭一つ抜けている、という証左になります。
そのため、吹き替えの仕事にやりがいを見出している声優は数多くいるようです。
まとめ
外画の吹き替えは、声優にとって重要な仕事の1つです。
仕事をもらうに至るまでは容易ではないかもしれませんが、声優を目指すのならば、外画の吹き替えも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
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