声優がやっている仕事の1つに、アナウンスというのがあります。
アナウンスの仕事と言うと、アナウンサーがしているというイメージが強いのではないでしょうか。確かにテレビなどのマスメディアにおいては、声優がアナウンスの仕事をすることはあまりないでしょう。
しかしながら、気付かないだけで私たちの耳に声優の声が届いている、という事が実は結構あったりします。
ここではアナウンスという仕事について、詳細を見ていきましょう。
アナウンスの仕事内容
アナウンスは情報を分かりやすく伝えるのが主な仕事内容で、その情報は現場によって異なります。
アナウンサーであれば番組の趣旨に沿った情報を伝えますが、声優の場合だと、クライアントによって変わります。
例えば、デパートや遊技場などの商業施設の店内放送や、電車やバスなどの交通機関の構内・車内アナウンスなどが挙げられます。
確かに企業勤めがほとんどであるアナウンサーでは、商業施設や交通機関などの日常生活に関わるアナウンスの仕事をする事は、まずありませんよね。
このようにして、あらゆる場所で私たちが知らない間に声優は自分の声を届けているのです。
アナウンスに必要なもの
アナウンスには表現力が求められる事はなく、正しい日本語を伝え、情報がしっかりと聞き取れるような発声をする必要があります。
例えば、綺麗な発音や、聞き取りやすい間の取り方や緩急といったものが重要です。そういった能力は、声優としての基礎スキルを問われる事になります。
しかしながら、聞き取りやすい間の取り方や緩急、そして綺麗な発音というのは、声優の専門学校などで充分に学べることです。
そのため、余程のことがない限りは、問題なくアナウンスの仕事を全うできるのではないでしょうか。
ゆりかもめの音声案内
声優に興味がある方であれば知っていることかもしれませんが、ゆりかもめの各駅の音声案内は、実は声優が担当しています。
もしも憧れている声優の声が毎日聞けるのならば、これほど嬉しいことはないですよね。
もし声優として人気が出てきたのならば、例えばお気に入りの地域や地元の施設で音声案内をする機会が、将来的に訪れるかもしれませんね。
実際に担当した声優のコメント
A氏
駅の音声案内というアナウンスのお仕事が決まった際は、周りのいろいろな人から祝福されました。
わざわざ大学時代の友達から連絡が来たくらいなので、自分の声が日常的に流れる嬉しさをひしひしと感じました。
S氏
駅というのは、非常に多くの人があらゆる状況で利用する場所です。
そこにはそれぞれの想いを持った人が行き交っているので、そんな場所に声を届けられてとても幸せに思っています。
T氏
このような企画に参加できたこと、大変嬉しく思っています。
お話をいただいた当初はあまりピンと来ませんでしたが、いざやってみると、普段と違う感じがしてとても楽しかったです。
もしかしたらどこかで
ゆりかもめは、構内アナウンスを担当した声優を明かしている稀有な鉄道会社です。
構内アナウンスを担当した声優を明かさない鉄道会社は多いらしく、実際には多くの声優が担当しているのではないか、と噂されているようです。
それはもしかしたら、商業施設などにも言えることかもしれず、それがかえってファンの密かな楽しみに繋がっている面があるのではないでしょうか。
声優に興味がある方は、交通機関や商業施設のアナウンスに耳を傾けてもいいかもしれませんね。
まとめ
華やかな印象が強い声優がアナウンスの仕事をするとなると、もしかしたら地味に映るかもしれません。
しかしながら、現在の声優は演じるだけが仕事ではありません。歌であれナレーションであれラジオであれ、何かしらの媒体で声を届けられるというのは、声優としてのやりがいに繋がってくるのではないでしょうか。
もしも将来アナウンスの依頼が来たのならば、是非やってみてはいかがでしょうか。
東京で声優を目指されている方は「アミューズメントメディア総合学院」で学びませんか?
東京のアミューズメントメディア総合学院の声優学科は、昨年200名を超えるの在校生がインターンシップによりプロの現場で仕事をし、業界進出希望者71.0%がプロダクションへ直接所属しています。 「アニメ系声優」「外画系声優」「ナレーター」「アナウンサー」等、充実した教育でデビュー後にプロとして活動を長く続けられる人材を育てます。ご興味がある方は以下のリンクをご覧ください。
監修・運営者情報
監修・運営者 | アミューズメントメディア総合学院 声優学科 |
---|---|
住所 | 東京都渋谷区東2-29-8 |
お問い合わせ | 0120-41-4600 |
詳しくはこちら | https://www.amgakuin.co.jp/contents/voice/ |