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産学共同プロジェクト・小説『御子神さん』完成間近!

今回の小説で物語の主軸となる
三毛猫の『御子神さん』

産学共同・現場実践教育を掲げるAMGは「制作現場こそ、最高の教育現場」をスローガンに、学生たちにも在学中からプロの作家として活躍してもらう機会を多く提供しています。

同じAMG産学共同プロジェクトとして製作され、夏に劇場版が公開し話題となった『ねこタクシー』。その『ねこタクシー』の猫として登場した「御子神さん」を主人公としたオムニバス小説が、いよいよ11月に竹書房から刊行予定です!

 

この作品を執筆するのもAMGの在校生と卒業生です。当初のメンバーであるノベルス学科マスターコース在学中の青葉涼人さん、石井康浩さん、ゆずきさんの3名に加え、今回新たにノベルス学科卒業生で在学中にテレビドラマ版『ねこタクシー』の脚本を手がけた経験を持つ望月桜さんをメンバーに加えて最終調整のミーティングを行いました。
前回 のプロットミーティングから約2ヶ月が経過し、執筆作業もいよいよ大詰め。
刊行を間近に控えた4名にインタビューを行いました。

監修を担当してくださる未々月音子先生

それぞれの執筆作業の進捗状況を共有し、
先生からアドバイスをもらいます

 

実際に『御子神さん』に取り組んでみて、何か変化したことや勉強になったことはありますか?

石井:この作品に取り組むまでは、正直猫のことなんて何も知りませんでした。しかし執筆を進めて行くうちに、頭の中で猫をイメージすると勝手にその猫が動き出すようになったんですよ。どんな作品であろうと大切な「イメージする力」が、この作品の執筆を通して身に付けられたと思います。

望月:僕の場合は小さな頃に猫を飼っていましたし、普段書いている作品も今回のような現代の現実世界を舞台にした作品が多いんですね。なので「猫」と「現実世界」それぞれに関する予備知識はあったのですが、動物を主軸とした作品は初めてでした。『御子神さん』執筆を通して、2つの要素を1つの作品の中に表現していくことを学べました。

ゆずき:私が担当するストーリーの中にはおじいさんが主人公のものがあったり、猫に関して詳しく調べなければならないことがあったりします。自分が経験したことのないことや、想像の範囲が及ばない領域のことを物語にしなくてはならず、不安でした。しかし書き進めているうちに自然と気分が乗ってきて、気付けば完全に物語の世界観に入り込んでいるんですね。こうしてチャレンジしたことのないジャンルの作品でも躊躇することなく挑戦してみることって大切だなと思いました。

前回のミーティングから2ヶ月。学生たちの意識も
顔つきもこの2ヶ月で明らかに変化しました

青葉:私は動物を出演させた作品を以前に書いたことがあったのですが、その時は友達同士で企画したものでしたから、特に読者を意識することなく書き進めていました。今回は同じ動物の作品でも、読者のみなさんはお金を出して本を買ってくれる人たちですよね。執筆に集中しつつも、その向こうには読者さんがいることを常に意識する姿勢を学ぶことができました。

 

今日のミーティングを終えての感想を聞かせてください。

石井:作品執筆前は、自分にできるかどうか不安な気持ちが勝っていましたが、取り掛かってみると意外にもこの作業をとても楽しんでいる自分に気付きました。前回のミーティングの時は「不安だけど頑張ります!」と言ったと思いますが、今はこうしたミーティングも含めて楽しく頑張れています。

望月:今まで、1人で作品を書いて誰かに見せてフィードバックをもらうという作業は何度も経験して来ましたが、こうして何人もの書き手の人たちと一緒に1冊の小説を仕上げるのは初めての経験なんですね。自分の作品の個性を表現しながらも、1冊の本としての統一感を保たなければならない部分もあったりして、「個人作業でない小説の書き方」を学べていて、大変貴重な経験をさせてもらっているんだなと実感しています。

ゆずき:私も今回のようにミーティングを開きながら、複数の人数で1冊の小説を完成させる作業は初めてです。みなさんと歩調を合わせながら楽しく作業を進めつつも、実は内心他の人の進捗状況を知ってプレッシャーや焦りを感じる部分があるのも正直なところ。もう執筆作業も大詰めなので、残りの力を出し切って頑張ります!

青葉:私は以前、学科の仲の良い友人たちとこうして1冊の小説を作ったことはあったのですが、その時とはやはり緊張感が違います。1つは今回の作品には「読者」がいることを意識している緊張感。もう1つは、同じ学科でもほとんど面識のない人たちと一緒に「仕事」として作業をしているので、絶対に迷惑をかけられないという緊張感があります。この緊張感はなかなか味わえないと思うので、とても勉強になっています。

最後に、今回4名への指導をしてくださっている未々月音子先生から学生へのメッセージをお願いします。

出版物に最初から関わって、刊行されてきたものを見る。1冊の本が作られるすべての工程に携わる経験を1度すると、同じ「本」であっても今までと出版物を見る目が変わるでしょう。
若いうちにこうした経験ができることで、今後みなさんがデビューをしたとき、編集さんとのスムーズなやり取りや、締め切り、読者の目線を常に意識しながら執筆をする姿勢に生きてくると思います。今回の刊行スケジュールはかなりタイトですが、こんな経験もAMGにいたからこそ経験できたこと。みなさんは今、とても貴重な経験をしているんですよ!今回の執筆作業を乗り越えれば、きっと「自分ってこんなにできるんだ!」と、それぞれが実感できるようになると思います。ぜひ残りの執筆作業を頑張っていきましょうね!

 

いよいよ11月に刊行を控えたオムニバス小説『御子神さん』。 前回のミーティングの時には、「少し不安だけど頑張っていきたい」と発言をしていた学生たちも、今回では「読んでもらう人たちに楽しい作品を届けたい」と、執筆する姿勢そのものが大きく様変わりしていました。

執筆作業もいよいよ大詰め。オムニバス小説『御子神さん』は11月に刊行予定です。みなさまぜひお楽しみに!

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