このたび、第2回GA文庫大賞にて見事奨励賞に輝き、4/10にデビューを果たした九辺ケンジくん(2009年卒業)。
今回その九辺くんと、ノベルス学科講師でもある野島けんじさん、お2人の担当編集者であるGA文庫編集部・副編集長川本浩貴氏をお招きし、対談を行いました。
―― 早速ではありますが、GA文庫さんが求める作品はどんなものか聞かせていただけますか?
川本: | よく言われることですが、私たちGA文庫でもライトノベルは「キャラクター小説」だと考えていますので、登場するキャラクターが生き生きしていて、読者が一緒にドキドキしたりワクワクしたりしながら共感できるキャラクターが描かれているかどうかという点を、特に重視させていただいています。 |
―― 九辺くんの『ふぁみまっ!』も、キャラクターに魅力があったわけですね?
川本: | そうですね。キャラクターはもちろん、キャラクター同士の会話が面白くてテンポが良かった点が魅力的でした。それにもう1点――これがとても大事なことなんですが、ヒロインがとてもかわいかったところ。そこも良かったですね。「ふぁみまっ!」は主人公にある日突然妹ができる物語なのですが、実際に「こんなにかわいい妹に慕ってもらえたら楽しいだろうな」と読者に思ってもらえる作品だったところが評価のポイントでした。 |
―― キャラクターという視点以外では、どんな所を評価のポイントにしていますか?
川本: | あれもこれも手を広げて「今売れている作品の要素を全部盛り込んでみました」という作品よりは、ひとつの題材でもいいので、それがきちんと書けている作品を評価しています。例えば「恋愛好きにも中世ファンタジー好きもSF好きも満足できる」という作品よりは「主人公がすごくアツくて共感できる!」「ヒロインがとにかくかわいい!」という作品の方がいいです。八方美人で誰の心にも届かない作品よりは、ひとつの要素が尖っていて、きちんとそれが読者に伝わる作品ですね。 編集サイドとしても全体を通してオール60点のような作品よりは、1つ100点の場所があって残りの部分が40点のような作品の方が、全体を磨き上げられる可能性が高いんです。 「この作品の売りはココです」という部分さえちゃんとわかれば、じゃあ逆にココは補完しなくてはならないなという部分も見えますよね。ですから、そのような点はよく見ています。 |
―― 九辺くんは作品執筆中、特に意識したことはありますか?
九辺: | 自分が好きになれるキャラクターを書くようにしました。 そうすると自ずと書いていて楽しい!と思えるようになるんですよね。 |
野島: | 書いていて楽しい、ということはやはり大切なことだと思います。ただ、プロとしてデビューした後は「楽しい」だけではやっていけません。そこで、編集さんの力を借りることになります。編集さんに支えてもらいながら作家としての自分を確立していく作業ですね。デビューした人がしっかり守ってもらえるかという視点で言えば、GA文庫さんは1冊で結果を見てすぐに「サヨナラ!」ということにはならないようなので、安心して作品が書けるのではないかと思います。デビューしてから、その後もしっかりと支えてもらえる環境というのはとても魅力的ですよね。 |
―― 編集部そのものに「新人を育てていこう」という空気があるのですか?
川本: | そうですね。極端な話ですが、レーベルの盛衰は新人に懸かっていると言っても過言ではないと思います。新人には頑張ってレーベルの柱になっていただきたいんですよ。 他社さんから人を借りてきてばかりではレーベルは成り立ちませんし、何よりレーベルと一緒に成長してきた人に今後のGA文庫を支えてもらいたいという思いがあります。そういう意味では、絶対2冊目が出ると保証をするわけではありませんが、せっかく縁あって一緒に仕事をすることになるわけですから、1冊の結果だけを見てサヨナラ!というのは避けたいですね。 |
―― GA文庫大賞では、すべての応募作品を編集さんが読んでいるそうですが。
川本: | はい。すべての作品を編集が読んでいます。1人当たり75作品くらいをちゃんと読むことになるのですが、普段の業務をしながらですので、正直けっこう大変です(笑)。よく「冒頭しか読んでないんじゃないの?」なんて言われることもあるのですが、GA文庫は評価シートを全員の方にお戻ししているので、そもそも全部読まないとちゃんとした評価シートが書けないんですよ。それに、物語の冒頭部分は、書いている方ご自身もまだまだ探りを入れながら書いている段階で、ぎこちない内容の方もいらっしゃるんです。 後半に入るにつれてどんどん面白くなる作品もあるので、冒頭だけで判断はできません。いずれにしても、みなさんが真剣にぶつけてきてくださったものを、こちらがいい加減に扱うわけにはいきませんし、こちらも真剣に返していきたいと思っています。 |
―― だからこそ、1次選考から評価シートを返しているんですね。
川本: | これは編集部の考え方なのですが、1次を突破できない方が、実は一番伸びしろを持っていると思うんです。毎回2次通過や3次通過できる方は、すでに基礎ができていて、あとは何かが足りないだけなのですが、そもそも1次を通過できない方は、一歩目から踏み出す方向を間違えていることが多いんです。 でも、だいたいのレーベルでは1次通過以降しか評価シートはもらえない。評価シートがもらえないからどこが間違っているのか気付かずに書き続けて、ずっと1次で落ち続けてしまうんですね。それは時間のロスですし、お互いにとって不幸なことです。ですから、GA文庫では1次落ちの方に評価シートを送ることで、そもそも1次で落ちてしまう方に、どこが間違っているかに気付いてもらいたいと思っているんです。 よく1次で落ちてしまう方は、ぜひGA文庫大賞に応募して、評価シートをもらってみてほしいですね(笑)。 |
―― そうした選考を突破し、見事受賞を勝ち取った九辺くんですが、その時の気持ちはどうでしたか。
九辺: | 最初に電話を取った時は性質(たち)の悪いイタズラ電話かと思いましたよ(笑)。携帯のディスプレイに見慣れない番号が表示されていて、出てみると川本さんからの受賞を知らせる電話でした。受話器を持つ手が既に震えていましたね。電話を切った後にじわじわと嬉しさがこみ上げてきました。その日の夜はほとんど眠れませんでした。 |
―― 受賞後出版に向けての書き直しで特に意識したことはありますか?
九辺: | 投稿時よりも読者サービスを意識しました。あとは感情の積み上げをより丁寧に手直ししました。川本さんがくださった編集の視点からアドバイスも意識し、商品として成立するように一緒になっての作品作りになりました。 |
川本: | 妹やヒロインなどのキャラクターは最初からとてもかわいく書けていましたので、あとは物語の展開に沿ってキャラクターの感情をどう積み上げていくかを追求しました。なぜ主人公は妹と同居しようと決めたのか、どうして主人公は妹を守ろうと思ったのか。感情を細かく自然に積み上げていかなくては、読者も主人公と同じ気持ちにはなれませんよね。その部分が欠落していると、読んでいてハシゴを外されたような気分になるんです。 作家ひとりひとりの頭の中には、スタートからゴールまできちんとストーリーがあります。 ただ、作家の頭の中にある物語を読者は覗けません。ですから、スタートからゴールまでより正確に読者に伝えるためには、丁寧にそれを伝える努力をしなければなりません。特に新人作家の方は、自分の頭の中には正確な物語があるために「これくらいわかるよね」と省略してしまいがちですが、その結果、読者にきちんと要素が伝わらず、共感できない物語ができたりしてしまうことがあります。そのあたりは特に注意してチェックしました。 また、物語に若干手を広げすぎているところがありましたので、ひとつひとつのシーンについて必要かそうでないか検討し、そもそも「この作品で書きたいことは何か」「伝えたいことは何か」の原点に立ち返って、かなりのシーンを削りました。 |
―― 手直し作業は大変でしたか?
九辺: | すごく楽しかったです(苦笑) |
(一同爆笑) | |
確かに決して楽な作業ではありませんでしたが、それも含めての作家ですからね。自分がやりたくてやっていることですし、自分としては「もっとうまくなりたい」「もっと作品を良くしたい」という気持ちの方が強かったです。 |
―― 作品を完成させるにあたり、印象的なエピソードはありますか?
九辺: | プロットの打ち合わせをしている時に、妹の設定学年の話になった時があるんです。その時、僕は理由も説明せずに「妹だから1年生ですよ」と言ってしまったんですけど、もっと理由を論理的にわかりやすく説明するようにアドバイスされたことですね。これからこういった打ち合わせも増えるわけですし、僕ももっと説明がうまくなりたいと思いました。 |
川本: | 確かにそんなこともありましたね。編集一人を納得させられないのに、読者を納得させられるなんてことはあり得ません。極端な話ですが、僕が倒れて別の担当になったとか、GA文庫が消滅したり(笑)した時にも、誰が担当になろうと、どこの会社であろうと、きちんと「僕はこんなものが書けます」「僕はこのような作品が書きたいです。テーマは○○で、対象読者は○○の作品と同じようなところにアピールできればと思います」ということが伝えられれば「なるほど。書かせてみるか」というお話になりやすいと思うんです。まだ新人さんですし、今後のことを考えると今のうちからプレゼン能力を上げておくことは絶対必要ですよね。 |
―― では、ここで少し話題を変えまして。
野島先生は学校という環境で作家を育てているわけですが、
1番力を入れている点はどんなところですか?
野島: | 生徒と自分との間にある知識の差を意識して話をしています。「これくらいわかるよね?」というスタンスでは話をしないように心がけていますね。例えば「あのテレビ番組のこんなキャラクターみたいに…」という話をしたら、その番組を見ていない人は置き去りにされてしまいます。 そういうことを防ぐためにも、講義の度にきちんとプリントを用意しています。教科書があるわけではないので、学生たちは何がわからないのかを探りながら授業をすることに一番気をつけていますね。 |
九辺: | 野島先生のプリント、作品を書く場所に今でも貼ってありますよ!とてもわかりやすく丁寧に書かれているので、今でも大切に取ってあります。同時に、学校で学んだことは学んだこととして一旦すべて受け入れるつもりではいますが、実際に自分の作品を作る時には取捨選択をしながらそのスキルを使っていっていますね。 |
川本: | 一旦すべて受け入れて、その後取捨選択するというステップはとても大事ですね。学んだことは必ずしもすべてが今必要というわけではなくて、逆に今必要かどうか分からなくても、10年後や20年後に自分が今と違うレベルに達した時「あ、あの時教わったことはこういうことだったんだ!」と気付くような場面もあると思います。 それと、野島先生のプロットを何度か拝見させていただいたことがありますが、とても簡潔かつ論理的で、読む人の立場に沿ったわかりやすいプロットなんですね。 先ほどお話しをしたとおり、いくら面白いアイディアを温めている作家さんでも、まず編集者を説得できないと本にすることは難しいですから「自分はこんなに面白いネタを持っていますよ!」とアピールできるプレゼンテーション能力は作家さんにはとても大切なスキルです。そんな野島先生の授業を受けられるのはとてもいいことだと思います。 |
九辺: | こんな風に言うのも少し恥ずかしいですが、僕は普段から「感謝」を心がけています。先生に教えていただけることや、編集さんから手直しの指摘をしてもらえることも、すべて自分のためにやってもらっていることですから、素直に受け入れようと思いますね。そういう「感謝」の気持ちを忘れてしまうと、伸びなくなってしまうのでは。と、個人的に考えています。 |
川本: | 確かに九辺さんは新人さんらしからぬ柔軟性を持っていますね。若い方ほど「自分の作品を守りたい」という気持ちが強くなりがちなんですが、九辺さんの場合、アドバイスを一旦すべて受け入れて、疑問に思えばその都度きちんと聞いてきてくれるので、編集としてはすごくやりやすいですね。 |
―― 野島先生も、学生には編集者さんの言うことを柔軟に受け入れるようアドバイスしていたようですね。
具体的に編集者さんの側はなぜそう考えているのですか?
川本: | 野島先生も仰っていますが、最初のうちは特に編集の言うことを聞いておいた方がいいんですよ。それでもし売れなかった時は編集のせいにできちゃいますし、「言った通りにやったけど売れませんでした」となれば「じゃあ次回作はどうしようか」という方向に持って行けますし(笑)。逆に1作目から書きたいことだけ書いてなんとか刊行までたどりついたとします。でもまったく売れなかった。そうしたら完全に自己責任ですよね。もちろん編集の修正指示に納得のいかない点はあるでしょう。それでもその思いを1作目、2作目まではグッと我慢して書いて着実にステップを踏んでいき、3作目くらいで大いに我を通したものを書いてみたほうが、私としては良いと思います。 万が一それでコケてしまったとしても、1作目、2作目の読者がちゃんとついてさえいれば挽回もできますから。野島先生が学生さんに「編集者さんの言うことを柔軟に受け入れるように」とアドバイスをしてくださっていますが、それを守ることは結果的に作家生命を長くすることに繋がると思うんですよ。 |
―― 野島先生は学生にそういったメンタル面のお話もされるんですか?
野島: | はい、それは耳にタコができるくらい話します。編集さんも人間だし、作家さんも人間。例えば編集さんが作家さんを10人以上も抱えているとします。その中で、(学生のひとりひとりにむかって)あなたが何も言うことを聞かない最悪な作家だったとします。そうしたら編集さんはどう思いますか?他にも作家さんを抱えていながら、あなたのために一生懸命になってくれますか?という話をします。 まずは損得勘定抜きに、きちんと人間関係を円満なものに固めてくださいとアドバイスしています。 |
―― 学生にとっては受賞することはもちろんとても嬉しいことですが、
野島先生は講師をしていて一番嬉しい瞬間はどんな時ですか?
野島: | たくさんありますけど、生徒がデビューしてくれた時がやはり嬉しいですよ。 自分がスキルを伝授してきた生徒が認められるということは、間接的に自分のことも認めてもらえたような気持ちになりますし、夢を実現することができた生徒の喜ぶ姿を見ると自分のことのように嬉しい気持ちになりますね。 |
九辺: | 自分が受賞したことはもちろんすごく嬉しいですけど、それを見て喜んでくれている周囲の人の姿を見るのも嬉しいですよね。いろいろあったけど諦めずにやってきて良かったなって思います。 |
―― 九辺くんはAMGに通ってみてココが良かったなと感じる部分はどんな所ですか?
九辺: | 精神的に鍛えられたのは大きかったです。原稿を見てもらって、すごく酷評されて昼ごはんが食べられなかった日もありました。しかしそれも今思えばとてもありがたいことでした。あとは野島先生の授業ですね。先ほども言った通り、もらったプリントは今でもしっかり取ってあるくらいです。AMGでの生活を通して「取り組む姿勢」を学べたと思います。 |
野島: | 「取り組む姿勢」というのはとても大事ですね。基本的に「小説の書き方とはこういうものです!」と教えられるものではありませんから、学生さんには自分から歩いて欲しいです。講師はその横について歩き方を見てあげることしかできませんから。歩く・歩かないは本人次第ですよね。 |
―― 入学時のレベル等は一旦抜きにして、とにかく書いてみることが大事ということですね。
野島: | そうですね。あと、それをきちんと評価してもらうことも大事です。1年に10本以上も書いている人がいたとしても、1本も投稿したことがないと自己満足的な作品で終わっているかもしれない。 例えばマラソン選手になりたい人が一生懸命腕立て伏せばかりをしていても意味がないように、自分の作品を客観的な評価に照らし合わせ、どこがダメでどこが良いのかをしっかり把握しなければ、努力が水の泡になってしまいます。 |
川本: | とにかく書くということは大切ですね。市場的な話を言えば、ライトノベルは月に約75冊もの作品が刊行されています。これはどういうことかと言うと、3ヶ月から4ヶ月に1冊は作品を出さないと、シリーズごと忘れられてしまうくらいの状況なんです。 3ヶ月から4ヶ月で1冊出すとなると、実質書く時間は1ヶ月くらいということになります。こんなに短期間で作品を完成させるためには、やはり基礎がしっかりしていないとできません。修正が増えれば増えるほど刊行も遠くなります。そのような意味では、いかに早くおもしろい原稿が書けるか、ということがとても重要になります。その基礎を築く適正な方向に導いてくれる人の存在は大きいですね。それがこの学院で言えば講師の方ということになるんでしょう。 |
―― 九辺くんは入学まで長編を仕上げたことがなかったそうですが。
九辺: | そうですね、初めて長編を仕上げたのが1年生の10月でした。厳密に言えばこれは1冊目ではなくて、この前に1作品取り組んではいたんです。しかし頓挫してしまったので、その苦い思い出をバネに仕上げたのが10月の作品でした。 入学直後くらいには、長編を書いたことのないコンプレックスがありました。自分はみんな以上に頑張らなくてはならないと常に思っていました。実際に自分が書いてみると、1本の作品を仕上げるというのは本当に大変なことで、これをやってきている人というのは本当にスゴイ人たちなんだなと痛いほどに実感しましたね。 結果、1作品を仕上げたときは、まるで山を登りきったなという感じでしたね(笑)。そして2作品目を作る時に、最初よりも少し楽に感じたんですよ。先ほどのお話でもあったように、きっとこれが「体力」というものなんですね。 |
―― ではみなさんに、これから小説家を目指す人たちに何かひと言お願いします。
九辺: | とにかく1本、作品を仕上げてみてください。たとえそれが辛くても必ず自分の体力になります。 |
野島: | 自分の「これが好きだ」という気持ちを裏切らないで欲しいですね。書き続けることが大切ですから。 |
川本: | 新人さんへのメッセージとしては「言い訳しない」「自分で壁を作らない」「向上と内省」の3つを大切にしてほしいということです。 「言い訳しない」というのは読んで字のごとく。「自分で壁を作らない」というのは「○○は無理です」とやる前から否定することはやめてくださいということです。「僕テンプレは書かないんです」「○○というジャンルは書けません」などなど、自分で壁を作っていては、そこから成長することはできません。特に若いうちは柔軟にいろいろな作品に取り組んでほしいですね。 そして最後、「向上と内省」は、好きでこの業界に入ったからには常に向上心を持っていてほしいということと、人から指摘されたことに反発するのではなく、一旦全部受け入れたうえで、自己を振り返り冷静に考えてみるという作業をワンクッション挟んでみてほしいということですね。それを実践していくことで作品の幅も広がり、質も高くなっていくと思います。 |
―― 本日はお忙しい中、貴重な対談をお聞かせいただきありがとうございました。
新人作家として走り出した九辺くんと、これまで指導してきた野島先生、作品に仕上げるために尽力してくださっている編集者の川本さん。作品が1つ生まれるには、本当に多くの人のアイデアや努力が必要です。
今日はその舞台裏を少しだけ垣間見れたのではないでしょうか。
今後の九辺くんの活躍にも期待が高まります。
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「で・こ・つ・ん★6」
©野島けんじ/ソフトバンク クリエイティブ株式会社(GA文庫)
カバーイラスト/しゅがーピコラ
<野島けんじプロフィール>
第5回角川学園小説大賞で優秀賞受賞。「ネクストエイジ」(角川スニーカー文庫)でデビュー。
人気シリーズの「で・こ・つ・ん☆」(GA文庫)や「きゅーきゅーキュート!」(MF文庫J)など著書多数。
ノベルス学科卒業生であり、現在は講師として後進の指導にあたる。
「ふぁみまっ!」
©九辺ケンジ/ソフトバンク クリエイティブ株式会社(GA文庫)
カバーイラスト/鶴崎貴大
<九辺ケンジプロフィール>
09年マスターコース在籍中に第二回GA文庫大賞奨励賞受賞。
10年4月には「ふぁみまっ!」(GA文庫)でデビュー。
10年夏には「ふぁみまっ! 2巻」の発売も決定。