私たち日本のゲーム業界は、今から約32年前にタイトーさんから出たスペースインベーダーというゲームから始まりました。当時のゲームセンターというのは不良の溜まり場というイメージがあり、「ゲームはあまりいい遊びではない」「一過性のブームに過ぎない」そんな風に思われていた感がありました。
しかしその後、みなさんもご存知の通り、ゲームはそのフィールドをゲームセンターから家庭用ゲーム機に移し、スーパーマリオやドラゴンクエスト、ファイナルファンタジーなどのヒットを経て、今ではマンガや小説、アニメーションなどと並ぶ、日本を代表する文化産業のひとつとなりました。

ゲームを創るということは、ゼロからモノを創るということ。正直とても大変です。どうやったら面白くなるか、どうやったらカッコよくなるか、寝食を忘れて打ち込むこともしばしばあります。
しかし生みの苦しみが大変なものであればあるほど、お客様から「面白かった」と言ってもらえた時の喜びもひとしおです。ぜひこの楽しさをみなさんに少しでも早く実体験してもらいたいと考えております。
他の産業と同じく、ゲーム業界も今、厳しい状況です。
しかし任天堂さんやSONYさんの後継機の発表もあり、徐々に活気を取り戻す兆しが見えてきています。

ですから私どもも含めゲーム業界の会社はどこも即戦力となる人間や、優れた人間性を持っている方にはぜひ積極的に来て欲しいと思っています。 即戦力とは、ゲームを創るのに必要な業務的スキル。優れた人間性とは、高いコミュニケーション能力を持った人です。

即戦力となるために、2年間しっかりと学び、知識やスキルを増やしてください。
自分から積極的に学ぼうという意識を持って望んでください。
コミュニケーション能力を付けるためにも、ここにいる仲間と刺激しあい、協力しあいながら色々なことを経験してください。よく学んで、よく遊んでください。
1日も早くみなさんと同じ業界で、プロとして一緒に仕事ができるのを楽しみにしています。