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「中国NO.1のイラストレーター」と呼び声高いウォン・ズーヤン氏が緊急来日!

2月24日(水)、中国にて多数の賞を受賞し、武漢大学国際軟件学院デジタル芸術学部副学部長を努める翁 子扬(ウォン・ズーヤン)氏がJIF(ジャパン・イラストレーターズ・フェステバル)に合わせて来日。キャラクターデザイン学科・CGデザイン学科・アニメーション学科・マンガ学科の“絵系学科”の1年生を対象に特別講義を開催いたしました。

 

 

骨格や関節といった「人間の構造」を意識すること

教壇に立つと早速、デジタルペイントツールのPainterを使って、デモンストレーション講義がスタート。
まず、即興で人体の絵を描き、骨格や筋肉の構造といった『複雑で間違いやすい部分』を指摘してくださいました。
最近では、コンピューターを使ってイラストを描くことが多くなりましたが、手描きでもコンピューターでも、細部まで“観察”して描くことは、すべての基礎となります。『観察する力』を付けること・・・。これが重要になります。

 

あっという間に戦国武将のイラストが完成しました

次に、ウォンさんが「絵を描くときに気をつけていること」を教えてくださいました。
まず、レイヤーを大きく3つに分類、最初のレイヤーに「形」、2つ目のレイヤーに「光と影」、3つ目のレイヤーに「質感」を描くようにしているそうです。この3つの要素は、中国の伝統的な美術教育から取り入れた手法とのことです。また、ウォンさんの作品は中国の水墨画をモチーフにしたものが多く、素朴な色使いを基調としながらも、絵全体のなかに1箇所、とても綺麗な色を使うよう、心がけているそうです。

 

Q.日常的に行っている、絵がうまくなるためのトレーニングはなんですか?

―素晴らしいと思った絵をたくさん見ることです。そして、その絵がなぜ素晴らしいと感じるのかをよく考えること。人の心を動かせる絵の描き方がわかってきますよ。

Q.デフォルメされたキャラクターを、もっと上手く描きたいのですが・・・。

―そのキャラクターの面白さ、特徴を前面に出すことで、インパクトのあるキャラクターに育っていきます。

Q.デジタルでは線が思ったように引けません。

―まず、どれくらいの力で、どれくらいの筆圧の線が描かれるのかを覚えていきましょう。良い方法としては力加減を変えながら、八の字を描くようにPainterを動かしてみてください。

多忙なスケジュールの合間の貴重な時間にも関わらず、ひとつひとつの質問に対し、丁寧に答えてくださったウォン氏。2年次への進級を控えた学生たちにとって、大変貴重な1日となりました。

 

ウォン・ズーヤン先生プロフィール ■翁 子揚(ウォン ズーヤン)氏 プロフィール
中国湖北省美術学院で中国画を専攻後、1997年に第一回東アジア漫画大会に出展した作品が入賞。中国ナンバーワンイラストレーターとして著名に。その後、「赤豹紅袖」と「敕勒謡」の両作品は中国原作漫画作品優秀賞を獲得。また、中国中央テレビ局で放映されている人気アニメ「哪吁」のキャラクターデザイナーとしても活躍。創作理論と技法に関する著書も出版。2004年8月には広州漫友文化と契約し「月色・魅影-翁子揚複製原画集」を出版する。
その後、韓国JCC社と契約し、大型ネットゲーム「サムオンライン」の中国国内展開プロジェクトに参加。
現在は、武漢大学 国際軟件学院 デジタル芸術学部 副学部長。

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