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ゲームプログラマーとして様々な作品を手掛けるまかべ ひろし先生(ゲームクリエイター学科講師)のパーソナルインタビュー

長年ご指導いただいている先生、学生たちから人気の先生など、AMG「名物講師」にインタビュー。エンタメ業界のプロとして、若い世代を育てる講師として活躍する先生方のパーソナルな一面をお届けします。

まかべ ひろし先生

プロフィール

プログラマーとしてさまざまな作品を手がけ、プログラミング・ゲーム制作に関する著作も行う。携帯電話版『聖剣伝説』ではメインプログラマーを務め、オリンパスと立体視プログラムの開発も担当する。

担当学科/科目

ゲームクリエイター学科/
[1年]プログラム基礎講義、ゲームプログラミング基礎、プログラム技術基礎、夏期共同制作、C++応用、個人ゲーム制作I、仕様設計I、冬期共同制作
[2年]仕様設計II、個人ゲーム制作II、プログラム技術応用

AMG講師歴

23年目

好きなもの

数挙げればキリが無く…強いて言えば小物のデジタルガジェット

デイリールーティーン

あまり決まったルーチンは無く、息子の登園とAMGの講義時間を軸に生活

休日の過ごし方

「休日って何ですか?」と、いうのは結婚前まで。今は未就学児の息子の相手

コレクション

ユニークな柄のネクタイ
(インタビューの撮影では視力検査のマークが付いたネクタイを着用)

一日のスケジュール

7:00

起床

8:00

出発
子どもと保育園へ

9:00

お昼頃まで喫茶店などで仕事

14:00

ゲームクリエイター学科の授業開始

17:00

授業終了
会社に行くか子どもを保育園に迎えに行くか、日によってパターンが異なる

20:00

帰宅

21:00

家で仕事をおこなう

0:00

ゲームをしたりマンガを読んだり

3:00

就寝

INTERVIEW学生時代から多くのゲームを制作し、気付けばそれが仕事に

中学生の頃から自分でゲームを制作。そのきっかけは“ゲームを買うお金がないから”だった。

まかべ先生「学生時代はアドベンチャーゲームやアクションゲームを作ったり、ディスクマガジンみたいに自分や友達が作ったプログラムを一つにまとめたソフトを販売したりしてました。
当時はゲームを買うお金がなかったんです。だから、ゲームで遊ぶためには自分で作らなきゃいけなくて。パソコンを買うと必ず付いてくるプログラムのマニュアルを読みながら独学でゲームを作っていました。

高校時代は、作った同人ソフトを、パソコンソフトのみを扱うイベント<パソケット>で売っていたので、毎月1~2万ぐらいのお小遣いになってました」

学生時代に作ったゲームは100本超え。高校生の頃に販売したアドベンチャーゲームは、周囲からの反響も。

まかべ先生「学生時代に作ったゲームは細かいものも含めると100ぐらいあるんじゃないかな。最初に作ったゲームは“戦う”と“防御”のアクションしかないような文字だけのゲームでした。
一番思い入れがある作品は、高校生の時『ファミコン探偵倶楽部』に影響を受けて作ったアドベンチャーゲームで、当時パソコンショップに設置されていたパソコンソフトの自販機『ソフトベンダー武尊(TAKERU)』で販売してました。そのソフトが2年前にテレビ番組でも紹介されたんですけど、たまたま一緒に紹介された別の作品で、私が作ったのではなく“出演”したゲームも映し出されて、大笑いしたことがあります。
デジカメで撮った写真を使用して作るゲームで、高校生の時に出演したんですけど、まさかそれがテレビで放送されるとは…(笑)」

高校卒業後もプログラムを学び、気付けばそれが仕事に。しかし、ゲーム系の専門学校へ入学した本当の理由は別にあった!?

まかべ先生「高校卒業後も専門学校に通ってプログラムを勉強するなど、ひたすらゲームを作って売っていたら、いつの間にかそれが仕事になっていました。
ただ、ちょっとだけ裏話をしますと、専門学校への入学のきっかけは実はゲーム制作を学ぶためじゃなかったんです。中学、高校が一緒で仲の良い女の子がいて、その子の家の近くだからというのが一番の理由でした。その後、仲違いしてしまい、会わない期間もありましたが、その子がなんと今の妻なんです」

INTERVIEWゲーム業界、現場のリアルを学生たちへ

AMGの中で最も板書が多いことで有名なまかべ先生。たくさんの知識が詰まった板書で、講義への集中度もアップ。

まかべ先生「母校で2、3年講師をした後は、ゲーム関連の本も書いていました。その読者として会いに来てくださった方の中に、当時AMGでプログラミングを教えていた土本先生がおられ『AMGで一緒に講師をしていただけないですか?』と、声を掛けてもらいました。AMGでは、1年次はチーム制作を中心にゲーム作りに必要な技術を身に付け、2年次は専攻に分かれて、より専門的な学習を進めていきます。
プログラマーはOSSを主体に様々な技術に触れるきっかけをつくりながら、プランナーは“チーム運営”や“売上”など、ビジネスを視野に入れながら講義をおこなっています。

コロナの影響でオンライン授業に切り替わった際に授業の進め方も少し変わりましたが、スライド資料ではなく板書を復活させたいという気持ちもあります。講義への集中度や理解度を考えると、板書のほうが効果的だと思うので。ただ、自分の肩を長時間にわたり酷使するのはけっこう堪えますが(笑)。多い時は1回の授業でホワイトボードいっぱいに6枚分ほどの板書をおこなうので、今はスマホでの撮影もOKにしています」

常に最新の講義素材を使用。プログラマー、経営者としての経験、現場のリアルな話を学生たちへ。

まかべ先生「プログラマーとしての仕事では、会社の経営者として、現場で巻き取り切れなかった仕事や難易度が高くて出来ない箇所を拾っています。そこにやりがいを感じることが多いです。
講師としての仕事では、学生がやりたいことに近い事例を提示するなど、まずは興味を惹くような授業を心がけています。

そのためには『毎年つくってある講義素材を作り直すことを恐れない』、これが大切です。1年後のために色々とメモをしておいて、授業の精度を上げていくことが仕事のやりがいになります。変化の業界の中でも、長年ゲーム開発をおこない、経営者の立場から現場のリアルな話を常に学生たちにしてあげられることは自分の一番の売りだと思います」

INTERVIEWAMGゲームクリエイター学科の講師・まかべ先生の思い

チームの仲間を思いやる気持ち、学習方法を自分で調べる力を育んでほしい。

まかべ先生「昔は突拍子もないことを考える学生が多かったので、今はわりと発想がおとなしいかな。けれどその分、現実の仕事と地続きになっていると思います。チーム制作の経過をプレゼンしてもらったときに私が指摘した内容を次のプレゼンで『もっと良くして来てやったぞ』という顔で持ってくるチームは非常に印象に残っています。

最近は特に学生同士の仲が良いですし、チーム制作の雰囲気がとても良いです。困っている人がいたら助けてあげようという気持ちが大きくなっている気がします。ゲーム制作の出来が悪くて怒ることはそうそうないですけど、仲間のことを考えない、チームに迷惑をかける人がいたら私はきっと怒りますね。また、ゲーム開発は一生勉強なので、その勉強の仕方も身に付けて欲しいです。

授業ではプログラミングに必要な技術自体は教えていますが、新しい技術へのアンテナや学習の仕方などは、学生一人ひとりが自分で調べる力を育てたいです。プランナー専攻の学生がプログラマー専攻の授業を受けにくることや、その逆もあって、良い相互理解に繋がっているんじゃないかなと思います」

長年、まかべ先生が大切にしている言葉、“好きを仕事に、仕事を好きに”。

まかべ先生「20年ぐらい前から大切にしている言葉『好きを仕事に、仕事を好きに』。私自身はずっと好きで仕事をしていましたし、周りも同じような人ばかりだと思っていましたが、あるとき仕事が好きじゃない人に会ったんです。『なんで仕事しないの?』って聞いたら『好きじゃないから』っていう言葉が返ってきて、ショックを受けました。私たちはエンタテインメントをつくる人だから、まずは好きなことを仕事にする。その後、仕事をする中で色んな苦労があって嫌いになってしまうこともあるかもしれないけど、そこでもう一度、好きにならなきゃいけない。その瞬間が最も大切だと思っています」

夢に向かって頑張る学生たちへ

まかべ先生「ゲームを作りたいという夢は、すでに皆さんの手に届いています。一人ひとり違うだろうけど『ゲームを作った先』があるはず。授業以外でももっと積極的に話しかけに来てほしいです。質問をするとなると少しハードルが高いかもしれないので、色んな話題について常に喋っておこう」

AMGからエンタメ業界に羽ばたいていった卒業生へ

まかべ先生「自分が何気なく遊んでいるゲームのスタッフロールに卒業生の名前を見つけた時は、講師をしていて最も嬉しい瞬間です。最近のスタッフロールはすごく長いですが、プログラマー、プランナーの箇所は集中して見るようにしています。皆さんの作ったゲームでいつも楽しませていただいています。これからも世界をエンタメで溢れさせてください」

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