2006年11月21日、特殊メイクアーチストとしてハリウッドで活躍中のAKIHITO氏による特別講義が行われました。才能を余す事なく本場ハリウッドで開花させた経緯や、プロの現場での制作秘話などを披露して頂きました。
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■学生時代
■渡米して
さて、TVに出てから爆発的に仕事が増えたかいうと、そうでもありませんでした。映画業界というのは、監督、プロデューサーとの人脈が無いと、仕事はまわってきません。それでも、「ウルトラマンコスモス」の怪獣デザインなど、SFXの現場で制作する環境には恵まれたのですが、あるジレンマがありました。
そして、「ナルニア国物語」(*2)の仕事に携わることになりました。撮影はニュージーランドで行われていましたが、WETA(*3)が「キングコング」の制作で忙しかったので、WETAがCGとコスチューム、KNBが登特殊メイク、特殊造形の全てを担当しました。私は主に、彫刻と色塗りを担当しました。アメリカではプロジェクト毎の分業制がはっきりしています。
1.デザインを考える。テストメイク。 以上、私の体験談をご紹介してきましたが、スタートは、「特殊メイクをしたい」という純粋な気持ちでした。
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