12月3日(水)。株式会社ティー・オーエンタテインメント(T.O Entertainment, Inc.)(※1)の常務取締役 企画統括プロデューサー柴田維氏をお招きして、ノベルス学科1・2年生特別授業として、編集部批評会(※2)が大阪校で開催されました。

今回のお題は「最近、見たり読んだりした「小説以外の作品(映画、ドラマ、漫画等)」の中から最も印象深かった場面を選び、その場面を小説化する」というものでした。

作家として自分以外の作品に興味を持つことが大切であり、今回の課題では、自分の心に残った場面を文章化できるのか、そしてその文章で心に残った理由が読み手に納得されるのかということがわかります。それぞれ他の学生の作品を読みながら、どれが一番心に残ったかをグループで話し合い、その理由を考察しました。

定期的にご来校頂き、指導して頂いている柴田氏からは、御自身が面白いと思うものは、「作家自身が面白いと思う部分を意識しながら書いている」もの、伝わるものは「作家自身が読み手に伝えることを大切にして、伝えたい思いの強さを文章に反映させている」ものなど、文章力も大切だけれども、何を伝えたいかをはっきりさせることの重要性について、丁寧にご説明くださいました。

年末の新人賞〆切に向けて執筆している学生も多い中、今回の講義内容は大きなレベルアップにつながったことだと思います。大変貴重な講義ありがとうございました！

※1　株式会社ティー・オーエンタテインメント(T.O Entertainment, Inc.)
作家、アーティスト、映像作家等、多数の人気クリエーターとエージェント契約を行い、各種コンテンツを創出し、これからのコンテンツ時代へ向けた新たなビジネスモデルを確立していく、時代の最先端を行くプロデューサー集団。
http://www.toenta.co.jp/

※2　編集部批評会とは……
大手出版社などの編集者が来校し、直接アドバイスがもらえるという学院独自のサポートシステムです。出版業界事情や編集部が求める作品の傾向、投稿に関する注意事項、創作に関するポイントについても学べるほか、一人一人の作品を見て、個別に指導してもらえます。また、編集の方との人脈づくりの機会にもなります。このチャンスをいかしてデビューへの足がかりをつかむ学生も少なくありません。