MENU

入学イベント
資料請求
WEBエントリー

ニュース

キャラクターデザイン学科 神田サオリさん特別講義

去る7月18日、「躯と紋様」をテーマに、絵画・衣装制作・ボディペイント・ライブペイントなどの制作を国内外で行い、林明日香、ウルフルズ、田野崎文等、アーティストのARTWORKを行うなど、幅広い分野で活躍されている神田サオリさんが、キャラクターデザイン学科の学生たちに、特別講師として講義を行いました。

■神田サオリさんPROFILE
1978年山口県生まれ。幼少期をイラク・バグダット、UAE・ドバイで過ごす。2001年武蔵野美術大学卒。ライブペインティング、ボディペインティングなどのほか、衣装製作、舞台美術なども手掛けるビジュアル・アーティスト。

■ボディペイントとライブペイント
授業の前半はまず、神田さんの活動を紹介する映像を上映しつつ、今まで描かれてきたボディペイントやライブペイントの話を中心にスタートしました。

「ボディペイントをする時は、その人のファッションやアクセサリー、肌の色やイメージに合わせて描く事が多いです。」
と語る神田さん。自然の花や植物などのモチーフ、曲線。そして神田さんの手から生み出される美しいペイントの映像に、学生たちは興味津津(きょうみしんしん)です。 また、「どんな画材や道具を使って描いているのですか?」

20070809_01_01.jpg

という質問に対し、「アクリルガッシュや、描画用の筆を使って描きます。でも、最近はじめて“ぞうきん”を使いました。(笑)ライブペイントをしている時に、思わずひらめいてしまって。そこにあった“ぞうきん”で描いてしまいました。何でも道具になるんですね。(笑)」
と、優しく答えていただきました。さらに、「ライブペイントで作品を描く時は、自分が作品の黒子となるのではなく、自分が作品から飛び出して来たような、作品の一部となるような…そんな感じで描いています。だから衣装も毎回、作品に合わせて作るようにしています。」
というこだわりよう。音楽に合わせて歌うように、踊るように絵を描いていく神田さんのライブペイントの様子はとても美しいものでした。

■描くのスキ

20070809_01_02.jpg

神田さんの肩書きは、イラストレーターでも絵描きでもなく、“描くのスキ”というものです。この自ら付けた肩書きは、描くことが好きだから「出来る事」や「やりたい事」はなんでもやっていこうという意味を込めたもの。その思いは、神田さんが描いている姿や日々の行動、お仕事などを拝見していると、とてもよく伝わってきます。

■行動力と出会い

神田さんの、活動の場は日本だけにとどまりません。
例えば、つい一週間前にはタイにあるパイという場所のお祭りでライブペイントをしたり、またある時は、ニューヨークのカフェで知り合った黒人の青年と美術館に行ったり…。神田さんの話の中には、本当に様々な人々との“出会い”があります。そんな出会いから生まれる繋がりや、現地の空の色や植物の色、土の匂いや通り過ぎる人の香り、音や言葉…そういった感覚的なことから「描くイメージが湧いてくる」こともあるそうです。そして、ここで授業の前半が終了します。

■ボディペイントを体験する

20070809_01_03.jpg
20070809_01_04.jpg

「今日は、皆さんが“お客様”ということでボディペイントをしていこうと思います!」 という神田さんの一声で、後半の授業が開始。次にボディペイントをしてほしいという学生の希望者をつのりました。そして、希望者一人一人の「名前」や「ファッション」、「アクセサリー」などをモチーフに、それぞれの特徴を生かして顔や肌、手、脚などに神田さんは美しい模様を描いていきます。筆の使い方、線の流れ、色の使い方など、神田さんの描き出す世界を学生は食い入るように見つめていました。また、とても楽しそうに描く神田さんの姿を見て、 「すごく綺麗!」 「私も描きたくなった!」 という声が自然に聞こえてきます。その声を聞いた神田さんは、 「すごく嬉しいです。私が描く事によって、何か少しでも学生さんたちに“描く”ことの「楽しさ」や「やりがい」を刺激できればいいと思います。」 と優しい笑顔で答えてくれました。

20070809_01_05.jpg 20070809_01_06.jpg

■特別講義を終えて
学生たちの進む道は、イラストレーターやキャラクターデザイナーとしてのデビュー。またはゲーム会社やグッズ会社、アニメーション会社への就職など、実に様々です。でも全員に共通することが一つあります。それは“絵を描く仕事”だということ。そして今回の特別講義で神田さんが、一番伝えたかったことは、ずばり「“描くのスキ”という気持ち」だと思いました。
学生たちも、最初は絵を“描く”ことが好き!という純粋な感情からキャラクターデザイン学科に入学したと思います。でも、日々、絵を描くという行為に慣れてくると、つい初心を忘れてしまいがちになります。そんな学生たちに、絵を描く楽しさを、再び思い出させてくれた神田サオリさんの特別授業。講義の後、学生たちは晴れやかな表情で、新たな作品制作に取り掛かっていきました。

20070809_01_07.jpg 20070809_01_08.jpg 20070809_01_09.jpg 20070809_01_10.jpg
20070809_01_11.jpg 20070809_01_12.jpg 20070809_01_13.jpg

AMGをもっと知ろう

2分でかんたん申し込み!

学院の資料を取り寄せる

声優エンタメチャンネル放送中
声優エンタメチャンネル放送中