「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」「NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム4」などを開発し、多くの卒業生が勤務する株式会社サイバーコネクトツー所属
アートディレクター 二塚万佳さん(写真 右)
ゲームデザイナー 加藤知之さん(写真 左)に
学院祭来校時にインタビューを行いました。
学院祭の感想をお願いします
二塚:1年生が入学間もない半年間で制作・発表した作品と考えればレベルが高いと思います。
ただ、ここからです。これから卒業までの1年半を“まだ、1年半ある”と考えるか“”あと、1年半しかない” と考え貪欲に知識を吸収していくかの差で、残りの期間の伸び方が全然変わってきます。
またそれがゲーム業界に就職するという結果にもつながってきます。 これからもしっかり学んで、どんどんステップアップしてほしいですね。
加藤:好きな事を形にしようという意識が見られ、非常に好感の持てるプレゼンを受けました。
ただ、初めてのゲーム制作だけに、まだ自分がやりたいことと、ゲームのコンセプトにズレがある作品が、いくつか有りました。
このミスを早い段階で行ったことで反省しているのが良いですね。
次回作は、きちんとしたゲームデザイン(ゲーム設計)を心がけると思います。その意識が即戦力に繋がっていくと思います。
学院祭で1年生の作品をプレイし、アドバイスを送る二塚さん
サイバーコネクトツーで働くOBたちに流れるAMGスピリット
二塚:学院で、大勢のクリエイターに出会う切っ掛けがあるからか、挨拶も含め、いわゆる社会人としての基礎力を備えて入社してくる卒業生が多いと思います。
みな、向上心にあふれていますね。また、ゲームを創るのに必要な“考える力”も共通して持っています。それを会社の中で、どんどん活かしてほしいですね。
加藤:“ゲームが好き”という気持ちを“仕事に活かす”事が出来る人たちだと思います。在学生を拝見して、これは“学院の校風”なのだなと感じました。
タイトな開発環境の中でも、言われたことでなく“自分の理想”をきちんと作品の中に発揮していると思います。
サイバーコネクトツーが求める人材とは?
二塚:当社ではPS4で遊べるハイエンドなゲームからスマホのゲームまで様々なプロジェクトが進行しています。その中には、学院が力を入れているアンリアルエンジンを使用したプロジェクトもあります。
また、モントリオールに支社もできました。当社に入社後に海外クリエイターと共に世界をうならせるゲームを創る環境もあります。
実力があればモントリオールへ勤務ということも可能です。世界で通用するおもしろいゲームを創り続けたい方に是非来ていただきたいと思います。
加藤:デベロッパー(開発会社)として20年培った部分を軸に、自社でのパブリッシャーとしての活動も力を入れていきますので、しっかりとした技術の上に“自分の夢”を明確に持っている方に来ていただきたいですね。
ゲーム業界を目指す若者にメッセージを下さい
二塚:“ゲームクリエイターになる”事を目標にするのではなく、その先のゲームプレイヤーを感動させたい!驚かせたい!楽しんでもらいたい!と言う大きな目標を持ってほしいと思います。
そのために、学校で学ぶたくさんの事だけでなく、プラスアルファで様々な知識をどんどん吸収してほしいと思います。それを自分の血肉に変えて、ゲーム業界に飛び込んでください!
加藤:“自分が、どうなりたいか?”と言う将来の目標・ヴィジョンは学校で教わることではないと思います。
きちんと目標・ヴィジョンを定め、それに対してアミューズメントメディア総合学院で、先生や発表会に来て下さるゲームクリエイターに相談・質問していく事が大事です。
将来をきちんと定めると“無駄な時間”を過ごさなくて済みます。一緒にゲームを創る日を心待ちにしています!
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二塚さん、加藤さん、ご多忙の中、ありがとうございました。
AMGでは、実践的なカリキュラムはもちろんのこと、著名クリエイターによる特別講義や模擬面接など、学生たちの就職活動の手厚いサポートにも力を入れています。
カリキュラムや就職実績について詳しく知りたい方には、無料でパンフレットを送付いたしております。
また、学校見学・体験説明会も随時開催しておりますので、お気軽にお越しください。