著者・いとう縁凛さんコメント
確かＡＭＧに入学してすぐの頃だったと思いますが、講師の先生に言われました。
「書店で自分の本が並ぶ姿を想像してみよう」と。
私はうまく想像できなかったので最初の本が出た時、毎日書店で偶然来た風を装いつつ横目で自分の本が並んでいることを確認していました。何度、写真を撮ろうと思ったことか。
それから時が経ち、二冊目を出せることになりました。前回とは違う書店で不審者をやりそうです（笑）。
こうしてまた本を出せるようになったのはＡＭＧの先生方、家族など大勢の方が助けてくれたからだと思います。次はオリジナル作品で本が出せるようがんばります。

イラスト・九条Ｍ＋さんコメント
学内でのコンペにて今回のお話しをいただき、小説の挿絵という一つの夢を叶えることができました。
スケジュールがとてもタイトだったことが印象に残っていますが、やりますと言った手前やらねばならぬという使命感がありましたね…。締め切りがと言いつつ一枚を描き込んでしまう性分でして、自分の首を絞めるのがよほど好きなんだろうと思います。
しかしそのおかげか、先生方にも嬉しいお言葉を多くいただけたりと、これからの励みになる制作期間でした。本当にありがとうございます。
児童書らしく、猫も子供もお侍さんまでとても可愛い一作です。
是非、お手に取ってご覧ください。